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西巷説百物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
西巷説百物語 (怪BOOKS)

西巷説百物語の評価: 4.18/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 21~23 2/2ページ
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No.3:
(5pt)

林蔵の仕掛け

元々巷説シリーズは愛読しておりましたので、今回も期待して購入致しました。

読了して感じたのは、又市と林蔵の仕掛けは似ているようで違うものなんだなあということです。
又市は、なんとか人死にが出ないように気を配り、そういう図面を引いていたような記憶がありますが、林蔵はあまり人死ににはこだわってはいないように感じました。仕掛けにも性格が出るのだなぁと。

上手く言葉にできないのが恐縮ですが、今作の林蔵に対しては「無常感」とでもいいましょうか、そんなものを感じました。

前巷説の時の彼より、かなり深み(暗さ)があるキャラクターに成長しています。
本当に巷説は魅力的なキャラクターばかりで、京極先生のお力には脱帽ですよ。

まだまだ続きがありそうな巷説ですが、これからも追っ掛けていきたいと思っています。
取りあえず、「千代田の大鼠」に関わる仕掛けのお話が早く読みたいです←これが出たら完結してしまいそうですが(笑)
西巷説百物語 (怪BOOKS)Amazon書評・レビュー:西巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048740547
No.2:
(5pt)

瑕と狂気を孕んだ幸福

巷説シリーズの関西版。名を成した分限者、職のプロフェッショナルとして成功した者、不遇な境遇から幸せを得た者等がその過程で残し秘めてきた「瑕」や「狂気」がテーマ。各編の主役は冒頭から「幸せをつかんだ好ましい登場人物」として現れ、一旦は読者の「肩入れ」を呼び込みつつも、靄船の林蔵たちの仕掛けで、徐々に瑕や狂気があらわになってくる。その過程がこの作品の味わいどころ。

 「西の物語」ということで当然関西弁の台詞が殆どですが、大阪人の自分にも違和感なく読めました。むしろ関西語圏以外の人に会話のやり取りのニュアンスが伝わるのか心配になるぐらい。以前の巷説シリーズでも玉泉坊など「西の」登場人物の台詞で作者の関西弁の正確さは感じていましたが、全編に渡って関西の空気感が破綻なく表現されています。

 相変わらず表紙カバーの裏にまで凝る装丁にも力が入っておりファンならハードカバーで手元に置いておきたい書籍です。
 「巷説百物語シリーズ 徹底解説書」という折込チラシ?が付いていて、「人物相関図」や各編の物語を時系列順に並べなおした「巷説年表」など見ることが出来ます。初版以降も付くのかどうか判りませんが、欲しい方はお早めに手に入れるほうがいいかもしれません。
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No.1:
(4pt)

もう一つのサイドストーリー

又市の相棒である靄船の林蔵を中心とした話が、京極さん独特のタッチで淡々と語られています。

前作とは少し雰囲気が違い、アグレッシブな感じではなく、あくまで林蔵の物静かな空気が作品全体に通じていて、読後感としてはしっとりとした感じでした。

内容は林蔵が大坂で何をしていたか、最後の書き下ろしのストーリーで巷説シリーズの全体像がなんとなく見えてきました。

(出るとすれば・・・)次回作はどんなストーリーが出てくるんでしょうか。京極節が楽しみです。
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