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黒猫の接吻あるいは最終講義



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【この小説が収録されている参考書籍】
黒猫の接吻あるいは最終講義
黒猫の接吻あるいは最終講義

黒猫の接吻あるいは最終講義の評価: 3.75/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

もう少しわかりやすく書いてほしい

ずっと作者の妄想に付き合わされている感じのわかりにくい小説だった。 一般読者は置いてけ堀をくうと思う。 黒猫が天才ならばもっとマラルメについてなど読者が腹の底から感心するようにわかりやすく説明できるんじゃないのかなあと思った。 (ということは天才ではない) ストーリー的には、途中にある「接吻」が作品を汚れた不潔なものに変質させてしまってとても残念である。 ああ、もう読みたくないなという気分にさせたよ。 キスとは別の出来事で代替できなかったのかなあと、作者の工夫の無さを恨みます。
黒猫の接吻あるいは最終講義Amazon書評・レビュー:黒猫の接吻あるいは最終講義より
4150311609
No.2:
(1pt)

ひどいですね

とにかくつまらないです。
何度読むのをやめようと思ったことか。
特に黒猫の冗談がひどい。
ユーモアのセンスを全く感じません。
何もかもがしらけてしまうと言うか…。
この作家さん、全然才能ないですね。
素人レベルです。
そのうえ内容が少女趣味で、読んでいて気分が悪くなった。
女性の作家さんが書いているのならまだしもこれを男性の作家さんが…。
正直言って、この人の本を読みたいとはもう思いません。
真相を明らかにしていくところも理論的ではなく、
都合が良すぎるといった感じです。
とにかく買って損をした気分になりました。
黒猫の接吻あるいは最終講義Amazon書評・レビュー:黒猫の接吻あるいは最終講義より
4150311609
No.1:
(2pt)

シリーズものなのに、後つけ感が半端ない

前作を読んでからかなり間が空いていたせいもあるので、もしかしたら、単に忘れているだけかも知れませんが。

第一印象として、何これ、と言う感じ。

冒頭から、主人公の背景にあるとってつけたような設定の説明に違和感しかなく、それが憎からず思いを寄せている相手に好印象を与えていることをほのめかす描写も、無理矢理すぎてあざといとしか……。

間違ってハーレクイーンロマンスの一行を読んでしまったかのような不自然さと言うか、遠まわしな好意をほのめかすような会話は、前作でもちょいちょいありましたけど。

何だろうなぁ……、わざわざ誤解とか語弊を招く発言を端的にしかしない黒猫と、その黒猫が関わるように仕組まれた事件に似合うだけの設定を見繕ってきたようにしか見えない主人公の語りが不愉快で、事件そのものとか、お得意の美学講義の解釈など、随所にある評価されるべき部分が霞んで評価が低くなる一方なんですが。

シリーズものなのに、前作の設定が引き継がれているのは、ほぼ黒猫にまつわる部分だけ。
それで良いのか、というか。それでまかり通るなら、べつに主人公は前作の彼女でなくても良かったのでは?? 

前作でも抱いた疑問ですが、なぜ主人公が「黒猫」でなく彼女なのか。
恋愛要素を絡めつつ、起こりうる事件を主観で見落としやすいから、と言う理由かな、と思いつつ、いまひとつ納得がいかない気分。

書きたい話にあわせて設定を追加できるように、自己評価の低い一人称で、あえてぼんやりとした女性像を主人公に置いているようにしか見えないし……。

先が見えてるわりに、薄らぼんやりとはぐらかしっぱなしの関係性なのも、なんだかなぁ……。
バレエにもガラスにもポオにも詳しくないので、知識を織り交ぜて解説してくれる事件の描写等は素直に面白いなぁと思えるんですが……。

シリーズとしての醍醐味と言うか……、”黒猫の美学講義”以外で、このシリーズが同一主人公における連作でなければならない理由が、一作目に続いて、二作目にしてよく分からないって言うのはどうなんだろう……。

黒猫を想う女性の心理はまあ、小難しさもないだけに、分からなくもないけど。
にしても第二章の末尾で、あの一文はないって心底思います。

この一文で、この主人公への不信感が嫌悪に変わりました。
後半でその一文に対する描写もあって、多少印象は軟化しましたが。それでも酷い。そんなこと悠長に考えてる場合では決してない、というか、普通できないですよ。何この人。

美学って、アレですか。
ご都合主義ってことですか。

思わず勘繰りたくなるあの考え方は、本当にどうにも受け付けない。
結局あなたどうしたいの。思わず主人公に問いかけたい衝動に駆られました。

最後の、主人公による美学解釈は恋愛要素の消化としては良いのですが。
タイトルに絡めたやりとりは正直蛇足にしか見えない。

というより、最初にタイトルを目にした時からの疑問なんですが。
読む前は、そんな堂々と掲げて良いのか、と言う疑問でしたが、読み終えた後は、やっぱり後つけ感しか残らない……。

どっちに転んでもすっきりしないんで、全体の評価は低めです。
前作で”どこか腑に落ちない”と思った人には、あまりお勧めしません。

一応、続きがあるみたいですが、このシリーズはこういうものだ、と割り切れる人じゃないと、食指が向かない気がします。

高いお金出して読む本じゃないのは確かです。
黒猫の接吻あるいは最終講義Amazon書評・レビュー:黒猫の接吻あるいは最終講義より
4150311609

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