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(短編集)
玩具店の英雄 座間味くんの推理
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玩具店の英雄 座間味くんの推理の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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先に何気なく読んだ座間味くんの安楽探偵ぶりがとても気に入ったので新刊が出てすぐに買い求めて読みました。 シリーズ前作「心臓と左手」は取り上げられている事件そのものも興味深く座間味くんの導き出す答えもそうくるかというちょっとした驚きをもたらしてくれるものでした。またラストも「月の扉」の後日談を持ってくることで独特の余韻を齎してくれました。 しかし今回はあまり面白くなかった。好きな作家さんだし安楽椅子探偵ものは好きなのであくまで前作と比較して、ですが。 提示されるそれぞれの事件も今ひとつなものでそれに対する座間味くんの解決策にも首をひねることしきり。 あまりネタばれになることは書きたくないけど、道に放り出されても全く泣かない赤ちゃんと慌てて逃げ出す母親とか怪しすぎるでしょう。 表題作の”英雄”とされる人物にしてもそんなことするか、普通・・・ってなんだか納得できない結末ばかりで。 でもこの座間味くんは相変わらず正体不明なままで、もしもこの先なんか違う場所で違う正体を現したらちょっと面白いかも、とか考えてしまいました。 | ||||
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解決済みの事件を改めて考察,主人公が安楽椅子探偵よろしく意外な真相を導く七篇. どの篇もおおそよその流れは決まっており,倒叙形式のように冒頭で事件の概要を見せ, その後,語り部である女性を中心に何気ない会話からその事件の話へ…と進んでいきます. ただ,流れはともかく,内容までワンパターンなのには引っ掛かりを覚えるところで, 明かされる真相がどれも似ていては,残念ながら早いうちに飽きが来るのは否めません. また,いくつかの篇で見られる強引な解釈には,「さすがにそれは」と首を傾げるものも. このほか,語り部が何気なく漏らすエリート意識は,あまり気持ちがいいものではなく, 彼女が中心となる最後の篇での幕引きも,取って付けたようなものでスッキリとしません. とはいえ,読む側にも考える『間』のある話運びは,彼らのやり取りに『混じる』感覚で, 加えてどの謎も平易,さらには短篇ということもあって,気軽に読める一冊となっています. なお,シリーズ作のようですがそのあたりは気にならず,ここからでも問題ありませんでした. | ||||
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一話目は意外な事実に驚きました。それ以後はこちらが予想しているせいか、あまり驚きはありませんでした。設定にもやや無理がある感じがします。 この著者の作品では、座間味くんが初めて登場する「月の扉」が最高ですね。 それにしても、著者は会社員をしながらよく書けるものです。感心します。 | ||||
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