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新月譚
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新月譚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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暗い女のだらだら話と思って、忍耐力を持って最後まで読んだが、ラスト数ページの終わり方が最高。何とも言えない後引きする読後感に浸っている。 | ||||
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文学賞を総なめにした若き女流作家、咲良怜花(本名:後藤和子)はとんでもない美人ですが、それは骨を削るまでした整形の成果であり、その整形も、作家を志したのも、恋人の木之内に認められるためでした。和子が木之内に出会うところから、咲良怜花になって活躍し、絶筆し、亡くなるまでの物語です。 物語は、玲花と木之内の二人のキャラクターが柱になって構成されています。 玲花は、木之内は女については嘘つきだけれども、彼だけが自分を認め、真面目に励ましてくれると恋い焦がれます。彼が別の女性と結婚したために苦しみつつも別れる気がありません。 木之内は、和子=玲花が大好きで、喜びや悔しさを分かち合うけれども、彼女を強く苦しめることを百も承知で、2度も別の女性と結婚します。自分は不誠実だねと言いながら。 この木之内の性格、矛盾してないでしょうか? 大好きな女性が苦しむ不誠実なことを、大したことでもないように実行する真面目な男というのはおかしいと思います。それとも、真面目というのは玲花の錯覚で、つまりは、自分に都合よく生きているだけの男ということでしょうか??・・・後者のようには読めないので、無理矢理な感じが残ります。 対して、玲花の方は、解説にもありますが、不誠実な男にとって誠に都合の良い女性で、実際にたくさんいるように思います。木之内に会えなくて淋しい時に、自分に好意を寄せる若い編集者を誘ってベッドに入りながら、余人は木之内の代わりにならないことに気がつくや、以降その編集者を邪険に突き放す怜花のエピソードは、いかにもありそうな女性の恐ろしさでリアルです。 | ||||
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貫井さんの作品は読後感がどっしり、重く嫌な気持ちになるものが多いですが いつも何故か最後まで読まされてしまいます。 これも休日に一気読みしました。 読みだしは結構期待したけど、すぐに作家の話に移ってしまってちょっと残念。 ミステリでもないし、でも恋愛小説って言ってもよいのかどうか。 そして、その作家の話は平凡でありがちなストーリーだけど、でもなんか気になる。 一番好きなところは編集者の横山とのとこ。 どうせなら、木ノ内を切り捨てて横山と新しい道を進んで欲しかったなと。 私が女だからかもしれないけど、感情移入してしまいました。 落ちもなく、筆を折った理由も大したものじゃなかった。 けど、すごくよく書けているなと思いました。 すぐにじゃないけど、またしばらくしたら読みたくなるような気がします。 ☆3.8です。 | ||||
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