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パプリカ
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パプリカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全51件 21~40 2/3ページ
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おそらく原作よりアニメの方が有名になってしまった作品。 古さはまったく感じられず、原作を読んでいるとなぜか手塚治虫のアニメを思い起こさせる。 パプリカの魅力もさることながら紳士的な振る舞いの殿方たちにも拍手。 小説の中では焦りや緊張が時間とともに逼迫する様が描かれているが 読んでるこちらはその状態をさらにもっと大きくとらえる場所から見据えているようで SF感ハンパない。 スピーディーな展開に引き込まれる。 | ||||
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アニメから入った新参者ですが、毎日楽しく読ませてもらってます。 無知な私には多少難しい言葉がありますが、それも良い勉強になりますね。 | ||||
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最後まで一気に読んでしまいました。映画も見たけど、原作もいいですね。 | ||||
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夢探偵パプリカの魅力、ストーリーの面白さは抜群だった。 そして、私が一番びっくりしたのが、この小説の構造だ。 クライマックスにかけたすごい展開を楽しんだ後、解説を読んで驚いた。 この作品は、こういう構造になっていたのか!と。 小説というものは、ストーリーで面白さが決まると思っていたが、 こういう仕組みによって、この作品をよりを楽しめるという構造は、見たことがなく衝撃だった。 私は、アニメよりも小説の方がこの「パプリカ」という物語を楽しめるのではないかと思う。 | ||||
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20年前に読んだが、2012年になってアニメ映画になっているのものを見てみて再び読んでみたいと思った。夢野久作のドグラマグラ(読んでいると気がおかしくなる)ではないが精神病に関する記述が多い。過去に読んだ記憶ではどんどんと話が常軌を外れていってどうやって話を収束させるのか心配になって読んだように思う。夢と現実が区別できないようになり、非現実的だが現実世界に夢の事物が現れるようになり、最後はバーテンダーまでが仁王になって登場するという記憶だった。 ビデオでは登場人物を絞っており、混乱させないような配慮が働いているものと思われる。すでに過去に読んだ際の記憶はほとんどなく、時田という重要人物、DCミニも覚えていなかった。治療中の要人は粉川警視監だけになっている。 | ||||
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very interesting book, worth reading. | ||||
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テンポの良さと独特の世界観でぐいぐい読ませてしまう小説でした。SF要素はあまりないですね。先にアニメ映画版を見ていましたが、この小説を読んで、映画版の出来の良さに改めて驚きました。 | ||||
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他人と同じ夢を見ることができるDCミニという装置。 それは寝ている人の夢を外からモニターしたり録画再生することができる。 夢の中に入ってコントロールすることもでき、精神科の治療にも使われ患者は救われる。 確かにこんなのが発明されたらノーベル賞ものでしょう。 ところが、装置を使って人を廃人にすることもできるし、使い過ぎで覚醒できなくなることもあるので、取り扱い要注意だ。 研究所内の権力闘争に巻き込まれたことで、悪用され、しっちゃかめっちゃかに混乱していく。 主人公は精神科医。 混乱と恋人を救うために、夢と現実を行き来する中で、思わぬ副産物を生んでいることを発見する。 夢を媒体にして現実の物体を動かす事ができ、夢の中の物体を現実に取り出すことができることを。 精神破壊した人の荒廃した風景とか、読者ですらこの場面が夢なのか現実なのか混乱する場面があり、読み応えがあった。 主人公は確かにここで夢から覚めたはずなのに、それは「夢から醒めた夢」だったり。 もう一回読まないと、夢と現実の境がわからない。 登場人物の心理描写や人間関係や恋愛模様も面白いのだが、男が考える女の心情なので、少々違和感があった。 | ||||
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友人に見せられたアニメを見て、この本を購入。 緻密で良くできた映像の原作はどんなものかと読み始めたが、さすが筒井氏の作品だけ遭ってぐいぐいと引き込まれた。 スローペースで、あったることだけで書き始めた文章は、次第に熱を帯びながらラストへと向かっていくその流れは、まさに職人芸といえる。権力闘争があったりと、設定も微妙に違うためアニメを見た人も新鮮な気分で、今監督像とはまた違ったイメージのパプリカが楽しめると思う。Windowすら一般的でなかった20年前にこんな作品を書く筒井氏はさすがに凄い。 | ||||
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アニメが面白くて、原作にも手を出しました。のでアニメと比較しつつ楽しみました。 まず、テンポがいい。どんどんページをめくってけます。 登場人物がアニメより多く、コミカルでとても良かった。特に、 アニメではあまりスポットライトが当たらなかった小山内が 意外にもかなりヘタレナルシストなおぼっちゃんで笑いました、どーしようもない面白いキャラだった。 (ある意味時田より子供・・) アナフィラキシー被害が出てくるあたりから混乱してきます。 院内での派閥争いや、乾に関しては宗教的思想があったり、 パプリカが結構男好きだったり(性に関して超オープン)、実は影の主役は玖珂?(アニメだと筒井さんが声やったキャラ) とか思ったり、後半はまるで悪魔大戦争だったりと かなりのてんこ盛りでした。 登場する悪魔は一度名前で検索してみるといいかも、怖さ倍増。 全体的にはかなり面白かったです。読みやすかったし。 えっちいシーンも軽くすっとばす程度に書いてあるので、そういうの苦手でも平気かと。 ぜひ、アニメ見た方は一度は読んでみるといいかも。 | ||||
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美少女ちゃんが夢の中に入ってきて治療してくれちゃいます。 甘美なお話も束の間、物語はどんどんごっちゃになって・・・ 天井から覗く漆黒の瞳・・・(怖) | ||||
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夢の世界と現実の世界が交錯していく姿は圧巻です。いろいろな人たちと夢を共有するというユートピア論的な理想とグロテスクな現実のギャップの間を飛び回るティンカーベルのようなパプリカと敦子。未来の姿をはっきりと描いているのは旅のラゴスとはまた違った表現となっている。 | ||||
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個人的にアニメから入った作品だが、17年の時を経た今読んでも新鮮なおもしろさを感じさせる。またSFミステリー的な作品ながら、作品を読む自分自身も夢に対していろんなことを想像させられた。改めて完成度の高さを感じた。 | ||||
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筒井作品を読むたびに、この人は天才なんだな、と痛感する。テンポの良い文章、大衆受けする話しの練り方・・・。 今回の作品も、本当にそんな世界が繰るような錯覚に陥ってしまう。最後の終わり方が勧善懲悪気味だったのが多少気になったが、やはり私はこの人の文章のとりこだと思った。 | ||||
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筒井氏にしては珍しい(?)娯楽色全開の傑作《夢SF》。でも、正直言って、怖すぎた。特に、筒井氏の圧倒的な筆力で描かれる、現実崩壊シーンの《リアリティ》は、半端ではない。面白くて思わず一気読みしたけど、読み終わった後は、冷や汗でグッショリ。そんな《悪夢》のような傑作です。悪夢系が好きな人には、オススメです。 | ||||
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斉藤美奈子は、夢と現実、善と悪といった作品の「二重性」を強調するが、その夢と現実が交じり合いながら、現実感覚が失われていくというような怪しい魅力といったものはこの作品にはほとんどない。 さまざまな人の夢が混交しながらも、人格が混濁するといったことも起こらず、リアリティに紛れ込む夢の部分も、「怪物」というようなかたちではっきり異物として捉えられ、どこまでが現実でどこからが夢かわからないといった、リアリティの足場を叩き壊すような現象は起こらない。登場人物もはっきり善と悪に分けられ、双方を行き来する人物さえあらわれない。そういう意味で、しっかり現実の側に足をおいて、夢をちょっとのぞき見るという、安心して楽しめるエンターテイメントという以上の作品ではない。とはいえ、文章の表現力やリズム、整然とした一部からだんだんと混沌とした状況へ進む展開など、作者の実力はしっかり感じられる。 | ||||
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他人が見ている夢の中に自由に入り込む事の出来る器械、【DCミニ】の能力で さまざまな夢の中に颯爽と登場し、次々と問題を解決して行く夢探偵パプリカ。 明晰な頭脳に加え美貌にも恵まれた彼女の正体は、ノーベル賞も間違いないと言われている 世界的な精神医療の研究者・千葉敦子。 こう書くと、まるで近未来を舞台にヒロインが活躍するベタなSFアクション物のようだが…。 心配無用。筒井康隆の筆が抜群に冴え渡っている。 下手すれば荒唐無稽なだけの話になってしまいそうな所から一気にグイッと、 現実の世界で実際に行われている研究や治療方法が描かれてるんだなと錯覚し、 盲信状態に陥る寸前まで連れて行かれるのだ!。 それほど迄に小説の中での現実世界で交わされる、千葉と同僚の時田との会話や研究、 治療の進め方にリアリティーがある。なので、後半のDCミニ争奪戦が始まり、 夢と現実の境界線から人間の持つありとあらゆるイマジネーションや欲望が漏れ出して来る 怒涛の展開には心底痺れまくりだった!。 ページを捲る手が止まらない最高のエンターテイメント小説。 | ||||
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筒井康隆の作品には、エスパーをテーマにしたものがいくつかありますが、その系列に連なる作品だと言えます。主人公は精神医学研究所に勤める超一流の研究者千葉敦子。でもその正体は他人の夢とシンクロして無意識界に侵入する夢探偵パプリカ。 他人の意識に入り込みたいというのは多くの人がもつ願望だと思います。それをかなえてくれる不思議な設定。しかも人の意識に入り込むのは超一流の美女。サイコとエロティック、そして狂気がたくみに配置された筒井康隆お得意の物語です。 | ||||
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スティーブン・キングばりに、作品が映像化されたら出たがることで有名な(?)作家、 筒井康隆の『(3年3ヶ月の)断筆宣言』前の最後の作品です。 SF作家としても高名な作者の、勢い溢れるSF冒険活劇といった感じでしょうか。 主人公のパプリカは、精神的に病んでいる人の夢の中に入って、病みの根源を探り、 治療していく『夢探偵』。 人の外面である現実の世界からだけでは、どうしても治せない部分を、内面に潜り込んで 治そうというワケです。 ただでさえ不安定な人の、不安定極まりない『夢』の中へ行くワケですから、 飲み込まれてしまう可能性もあり、非常に危険な仕事でもあります。 で、この夢の世界へ行くには、特別な機械が必要なんですが、この機械を巡り、 とある組織内で内紛が起きてしまいます。 その内紛が、『夢の世界』と『現実の世界』を混乱させ、未曾有の危機に陥れるのです。 蠱惑的で天真爛漫で、時に母性的なパプリカの文字通り『万人に愛される』キャラクターと、 幻想的で悪魔的、耽美的な『夢の世界』の支配者との対決は、ページをめくる速度を落とさせません。 結局『夢』とは、自分が一番見せたくない部分や、自分の弱い部分、自分の根源的な部分だというのが、 この作品で再発見でき、自分の『トロゥマ(トラウマ)』や『アニマ』とは、どんなものなのか内面を 覗いてみたくなります。(その時は是非、パプリカと一緒に) SFが苦手な人でも娯楽作として楽しめる1冊です。 | ||||
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圧倒的なインパクトのあったアニメ版映画「パプリカ」を見た後に購入。 映画と比べると、エロティックな味付けや、 「オヤジの願望」みたいなエッセンスが全編に盛り込まれていたが、 奇想天外なストーリー展開は絶品。 読んでいくうちに、現実と夢の境目が分らなくなってしまう。 映画と併せて楽しまれるといいでしょう。 | ||||
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