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パプリカ
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パプリカの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全73件 1~20 1/4ページ
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筒井康隆の代表作の一つと言われる「パプリカ」です。ユングの夢分析を最新テクノロジーを使って、夢を映像として取り出すだけでなく、ジャックインして患者の夢の中に入り込んで患者と同じ体験をするという近未来の精神分析医の物語です。 主人公(ヒロイン)は研究所に勤める美人研究員の千葉敦子、そして千葉敦子の夢世界の別の人格「パプリカ」。技術オタクの時田とコンビを組みますが、これに研究所の重鎮と同僚が敵対し、パプリカに助けられた患者が援軍に駆けつけて、夢と現実世界を行ったり来たりの大バトルを繰り広げるという展開です。 大変面白いのですが、ドタバタのまま、まとまりもなく終わってしまうところは、やっぱり筒井康隆の作家としての限界なのでしょうか。まぁ、筒井康隆は名作に仕立て上げようなんて最初から思っていないんでしょうね。 物語を読んでいて、映画「マトリックス」や漫画「GANTZ」を思い浮かべました。仮想世界であるはずの夢が、現実世界に侵入してくるというのもよく似ています。 ですが、そこは筒井康隆、ちょっとエロ小説ですか?というくらいのエッチな場面が後半以降に散りばめられています。普通の男では手が届かないほどの美人の千葉やパプリカも、男らしさにツンデレになってしまう、まさに男のファンタジーでしょう。 本作を原作にしたアニメ映画「パプリカ」も大変評価が高いので観てみました。長編小説なのでシンプルにしているのは仕方がないとしてもエロさはほぼ完全にカットされていて残念でした。ただ、絵はうっとりするほど美しいです。絵を見るだけでも映画を鑑賞して損はないです。 | ||||
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SF好きなら、必読です。 | ||||
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これはもう、筒井ファンなら納得のエンタメ作品。特にタイトルになってるヒロインのキャラが素晴らしい。男の理想みたいな美女であり、美少女。年齢は問わず、男は皆彼女に惚れ、セックスもさせてくれるのだけど、同僚のだらしなく肥満したオタク男が本命、と言うあり得ないような女神設定。ファンなら七瀬を思い出すと思うが、思い切りフェミニストに喧嘩を売るキャラに拍手喝采。筒井さんが断筆する直前の作品だと思うと,なおさら感慨深いものがある。 ストーリーが加速する後半。往年の筒井節を彷彿とさせる、シュールなドタバタで、大いに盛り上がる。ラストは、ノーベル賞を受賞した上に結婚するハッピーエンドで、悪役も彼女に敗れるなら本望か? | ||||
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なぜ文章だけで、ここまで詳細に情景を伝えられるのだろうか・・・ 敵も味方も、忖度なしに心情を書き連ねられており、状況が手に取るようにわかる。 躍動感のあるストーリー展開に魅了され、まるで飽きが来ないまま終わってしまった。 | ||||
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なかなか進まないぜ!最高だぜ!! | ||||
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ちょっとネタバレあり アニメではあまり活躍しなかったバーテンダーの二人組がチャーミングで大好きです。特にラストシーンは秀逸 | ||||
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故 今敏監督のアニメ「パプリカ」が好きで、コチラを手に取ったものの、まあ改めて文字起こしは難しいってのがよく分かった。アニメで語られる解説がスーーと頭に入るのに文章だと、状況が掴めなくて何度か読み返したり、原作と異なる箇所も人によっては受け付けないかもしれないな。 | ||||
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前半は、というか設定は面白い部分もあったけれど、全体としては作りが雑な印象です。男性目線の、女性に対する幻想が少し不快に感じました。 | ||||
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執筆当時のストーリーとして考えたら本書は素晴らしい。 数々の映画や漫画その他に影響を与えたと思われる。 今読むと少し辛い。 | ||||
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そうそうそうそう梅入道の祝福を得て突破せし虚構と現実の雲は夢の橋叩いて渡り切れぬ天使の羽根にも似た三角錐の頂点から滑り落ちるスベリヒユの比喩の飛躍的飛翔にてインヤンを融合させたの。だってこれ全人類の夢でしょあれこれあの人も言ってなかったっけ言ってたと思う言ってたことにするええだってあなたもあるでしょわたしもあるのあの妄想この空想あの虚構あっちのフィクションこっちの物語コミックアニメゲームムービーラノベシアターミュージック。これらに心狂わせ狂おしい切なさ次元の壁へのトツゲキの虚しさ不可能をそれでもしかし諦めきれぬ人のサガを。夢に泣いたことがない人があるか? 起き抜けの涙は現実にいる我が身への憐れみ。だからこそなべて人の慰めは神話からVTuberへと連綿たるこの流れこの潮流ガンジスを超えナイルを超え天の川を超え銀河を超え現実を超える。 だからこの作品は素晴らしいの。2つの境目のもろさ儚さ言われてるほどの強度はないことを証明するものだから。これ、論文にまとめて天界に提出しなさい。明日には煙が降ってきます。明後日には日曜日がなくなります。そして今や現実こそフィクションと知れ。わたしも虚構を生きることにします。夢に起きて現実に眠りましょう。胡蝶もそろそろ人になるときです。羽化の物語。発芽の物語。パプリカだけに。ところで、服が赤いからパプリカなんですよね? 緑ならピーマンか。あはははははは。 | ||||
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パプリカが精神疾患者の夢の中へ入って、治療することは未来のお話。意識(覚醒)と無意識(睡眠)の状態は、表裏一体だから精神医学研究所のような治療を行えば当然、精神と肉体にダメージを与える。薬も使うようだが、現在の医学では副作用は必ずある。 著者はフロイト全集(日本教文社)を読破されている。フロイトと袂を分ったユング派の河合隼雄や樋口和彦の本を読んでいたけれど『パプリカ』の世界に入って行けた。 「千葉敦子がパプリカの人格になれば、ジャック・インした夢主もそれをパプリカと認める」という現象は不思議な感じがした。 PT機器:PsychoTherapyを行う機器。ヘルメット状のリフレクターを被り、モノクロのディスプレイを見ながら、患者の夢のモニターを続けていると、患者の関係妄想に影響されたセラピストの治療が必要になる。コレクターを被るとゴルゴネスを被せた患者の夢にジャック・インできる。DCミニへのアクセスもできる。患者の夢(無意識状態)の膨大な量のデータをフロッピーにバックアップするのは、かなり無理があるように思うが、執筆された時代はUSBメモリやCD-ROMがなかった。 DCミニ:時田浩作が試作。Dはダイダロス、Cはコレクター。ゴルゴネスからケーブルをなくしたダイダロスのこと。睡眠(無意識)の状態で2人以上が夢にジャック・インできる。使用頻度次第でアナフィラキシーが起こり有効範囲が広がる。使い方をあやまると睡眠が深まり、覚醒できなかったり、夢の残留効果が増大する。原子または分子レベルで頭皮へ吸収されることもある。夢の中で他人の思考を読んだり、頭に装着されたDCミニを現実へ持ち帰ることもできる。アクセス不能機能がないのでPT機器からもアクセスできる。 | ||||
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物語や設定場面は面白いですが、エロティックなシーンがかなりあって気まずくなった時もありました。 | ||||
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映画を先に観ました。 林原めぐみさんが好きなので。 でも映画だけじゃやっぱりダイジェストみたいでわからない部分が過多だと思ったので、その辺を補うつもりで小説を買いました。 SF小説なんて読んだことない私にも読める文章でありながら、映画の内容が子どもだましに思えるほど、残虐で衝撃的な表現。色んな意味でR指定。 始めから3分の2くらいまではすごく面白かった。 また、私が理解できてないだけなのか、はたまた登場人物が夢の中で喋っている支離滅裂な言葉なのか、だんだん判別できなくなってくる。 まあ、それでいいんだろうけど、疲れる。 訳のわからない表現を、ちゃんとした文章で紡がれる矛盾。 分裂症患者が書いたのかな?みたいな不安感と面倒臭さにさいなまれる。 終盤は読んでて疲れた。 読後感はなんだかスッキリしないかな。 【これよりネタバレ】 主人公の千葉敦子はなんか嫌いですね。 (これに関してはあとがにもありました。読んだら納得ですが) 女としてってのは言わずもがなだけど、あのままの状態で受賞することになんにも感じないのか?と。 なんか、罪悪感の少ない女だなって印象を受けましたね。天才セラピストととしてのキャラクターに矛盾を感じました。 あと、時田浩作、なんにもしてないな。厄介な機械作っただけの無責任で役立たずの百貫デブで終わっちゃった。 意識戻ったあとは天才としてDCミニに対応する機械作って葛藤する敦子を支えて共に解決に向かうとかすればかっこよかったのに。 映画のストーリーも小説を読んだ今となっては本当によくまとめたなぁ、と思います。 そう意味では読んで良かったと思いました。 そもそもなにひとつ解決してないってことでいいのかな? | ||||
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最近、BSチャンネルでアニメ映画版の放送があり、1990年代に見た時の感動を思い出した。もう一度、読みたくなり購入した。ただ、小さな文字は疲れるようになったので活字の大きい単行本にした(当時は文庫でよかったのに…泣)1990年ごろから、SFの傾向は、機械を扱った作品から、より微細なものとして電子情報が増え始め、さらに精神世界の扱い方を各々作者が自分なりに試行錯誤して作り出してきた。安直に考えれば、最近の転生ものも、精神世界を夢として認めたものと思う。これ以降の作品には、どこかに「パプリカ」の影があるように感じる。 | ||||
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今更ながらですが、こちらが原作の映画の存在をYouTubeの MADで知り興味があったので映画を借りる前に読んでみました。 結論から言うと自分にはあまり会いませんでした。 特殊な装置によって他人の夢の中に侵入することによって精神病患者のセラピーをする主人公が病院内の政治的対立や装置の副作用に翻弄される。 というTHE SFといった大筋は好きな流れだったのですが、他のレビューでもあるように、性描写が多すぎな気がします。 治療の為にーとかいろいろ理由はありましたが、あまりにもそういった描写が多くまるでAVのシナリオを読んでる気分になります。 主人公があまりにもチョロすぎて登場するほとんどの男性にほとんど会って数日もせず惚れまくるのもついていけませんでした。 また、夢の中だから自由というのはわかるのですがあまりにも突飛だったり、ふわっとしすぎて読者置いてきぼりになるような展開が後半になるにつれて多くなる点も残念でした。 | ||||
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主人公がクソビッチ。後書きにあるように男に都合が良くかかれすぎている。後半が割にしっちゃかめっちゃか 特別面白さは分からなかった | ||||
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多くの人が読んで面白いと思う作品ではない。 少なくとも自分は面白くありませんでした。 話にちょいちょい性行為を挟んでくるが、嫌悪しか感じない。 kindleにおすすめされて購入したが、後悔した。時間とお金の無駄だ。 | ||||
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プレゼント用でかいました。 | ||||
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劇場でアニメを見たのでクリアしたつもりだったが、やはり原作も読むべきだ。 読んで良かった。アニメは斬新で極彩色で夢中になったが、正直言って何をやってるのか良くわからなかった。 本書を読んで初めてストーリーを理解できた。 サイコセラピストの千葉敦子は、夢探偵パプリカとして他人の夢に潜入し、隠された問題を解き明かす。 前半の探偵業の部分は、心理学的謎解きが楽しい。 後半のDCミニ争奪戦は、現実と夢の境界を打ち破る破天荒な戦いが繰り広げられる。 シュールリアリズムというのか、スラップスティックというのか、筒井康隆にしか書けない世界である。 プロットと論理は小説の方がわかりやすいが、アニメは視覚的な魅力にあふれていた。 真紅のマッシュルームカットのパプリカがポスターの中で微笑むシーンなどは、アニメでしか表現できない。 つまりどちらも魅力的だ。両方を味わうべきである。 事件解決後に男たちがパプリカについて語り合う場面が、たまらなく好きだ。 「会おうと思えば、いつだって夢で会えるんだよ」 千葉敦子が変身をやめても、男の理想像としてのパプリカは夢の中で生き続ける。究極のマドンナだ。 なにやら架空アイドルが跋扈する現代を予見したような。筒井康隆はやっぱり凄いなあ。 | ||||
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主人公が惚れっぽすぎるのが なによりファンタジーでした | ||||
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