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屍の王
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屍の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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何の予備知識もなく、安かったのでDL。 期待していなかったせいもあるが、面白さに驚き。 いわゆる安っぽい怪奇ストーリーではなく、悪夢を見せられているような展開と描写に引きこまれた。 この作品はぜひ映画化して欲しい。デビッド・リンチのマルホランド・ドライブみたいな作品として。 | ||||
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序盤で中断してしまう私でもスラスラと読めました。伏線は所々にあるのですが、それでも結末の予想が付かず気付いたら最終章でした。ネタバレになるかも知れませんが救いようの無いラストなのでハッピーエンドや、トゥルーエンドを期待している人にはお勧め出来ません。てゆうか余り人にお勧め出来る小説では無いのですが…また機会があれば牧野先生の毒電波小説を買って読もうかと思っています。ありがとうございました。 | ||||
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面白くなかったです。 読んだ当初、私はホラー小説初心者でした。 読む前に予備知識が無かった為、終始理解に苦しむ羽目になりました。 登場人物は最初から最後まで正体不明の存在に苦しめられ恐怖します。 その描写が突拍子もなく、さらに抽象的であるため、「は?え?どういうことなの?」 といった具合に怖いという感覚を味わう前に頭にひたすら疑問符が浮かびます。 今振り返ってみて私は「登場人物が特に明確な理由もなく、大事にまきこまれ 原因も手段も筋道も曖昧なまま進行する物語」に慣れていなかった。 というよりそんなものは小説として存在するわけがないぐらいに考えていました。 きっと読み進めていけば登場人物が酷い目に会う理由がネタバラしされるのだろう。 「人を殺すほどの事を起こす存在ですからきっと何か理由があるのだろう」 そう思って読み進めましたが、読み終えれば最後まで投げっぱなし。 私のつまらない常識から出た「期待」がこの小説を楽しむ事を阻んだのです。 「ホラー」というジャンルにおいて当然成立するはずの「理不尽さ」に 初心であるが為に疑問符を浮かべ、納得できず、的外れな期待を持ちながら 小説を読み進めてしまった。それが敗因だと思います。 (独特の人物描写と恐怖描写、日本古来の伝承をベースにしているという 意味ありげな登場人物の「死」と「恐怖」の描写が何か膨大な設定と 背景すなわち「理由」があるのでは、と的外れな期待に拍車をかけた) あとホラー小説初心者の方にはオススメしません。 この小説はホラー小説を読もうとする人の大半が持っているであろう 「怖がらして欲しい」という欲望を即物的に叶えてはくれません。 ある程度ホラー小説を読み、ホラー小説についての哲学とでも言うべき 何かを身に着けてから読んでこそ楽しめる作品だと思います。 | ||||
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娘を惨殺された主人公 彼が書き始めた小説「屍の王」 しかし、もう既に同名の作品が存在したのだった・・・ 現実崩壊ネタと日本の神話ネタを上手に組み合わせた腐臭のかおる傑作ホラー! | ||||
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次々に起こる怪奇現象よりも、怪奇現象に見舞われて錯乱する犠牲者達の心理描写(思考回路の再現)が狂っていて怖いと思いました。この作者は追い詰められた人間の狂気を書かせたら天下一品です。 主人公が自分の過去を辿って行くうちに現実と虚構の区別がつかなくなっていく恐怖も見所です。自分の思い出が、本当にあったことなのか後から捏造された記憶なのかがわからなくなっていく不安。それを確かめようにも、証明してくれるはずの人達と何故か連絡が取れず、どんどん袋小路にはまっていく恐怖。記憶が間違っていたり、あったことを忘れていたりという記憶の不確かさは誰もが経験していると思うので、割と普遍的な恐怖ではないかと思います。 また、心理描写が大変に上手な人なので、ハマる人は本当にやみつきになります。狂気や悲しみ(特に、冒頭で娘を失った主人公の悲しみ)の描写が際立って上手いです。読みやすい文章なのでハマらなくても普通に読めますが、ツボに入ると残りのページを確かめながら「あとこれしかない!読み終わるのがもったいない!」とびくびくしながら読み進めることになります。少しでも興味が湧いたなら、購入してみては如何でしょうか。文庫ですし。 | ||||
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本書では、どこまでが現実で、どこまでが幻想かが曖昧だ。しかも、おどろおどろしい表現もあり、恐怖感がじわじわと迫ってくる。本書では小説の中に小説があるという構造なのかな?と、当初は思ってしまう。しかし、結末はそうでは無かった。結末に至る過程も面白いが、結末には強い恐怖感と戸惑いを感じる。小説の中の小説が、実は現実だというのだ。こうなると、どちらが現実で、どちらが幻想なのかが、よく分からなくなる。合わせ鑑を平行に立てた時の像を連想している様な感覚だ。 なお、著者自身の後書きによると、本作品はの着想には、フィクションではない部分もあるという。著者の作品は、慣れるまで少し時間がかかるが、慣れるとはまる。一度はまると、容易には抜け出せない。 | ||||
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主人公が書き進めていく小説、「屍の王」。書いているうちに体験する出来事が、 幻覚なのか現実なのか、そして自分が何者なのか、分からなくなっていく不安感。 読んでいるうちに、主人公の不安感と恐怖が読者に感染していくようです。 惨殺、腐臭漂う感じなど、結構生々しく、過激な描写でした。(成年向きの部分も…) 幻想的なホラーを求めている方には不向きかも? 日本古来の伝説的なものがベースになっているようです。 | ||||
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