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駅に佇つ人



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【この小説が収録されている参考書籍】
駅に佇つ人 (講談社文庫)

駅に佇つ人の評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

夏樹静子の三十一冊目の短編集。

夏樹静子の三十一冊目の短編集。単行本初刊は1987年。本作品集刊行の前には短編集『懇切な遺書』が、後には長編『死の谷から来た女』が刊行されている。

【収録作品】
「雨に佇つ人」
青子が巻き込まれた釣り船の転覆事故。非常時の成り行きで、青子は画廊のオーナー・原沢の口頭での遺言の立会証人になることになった。遺言の内容は、周防ユリ子という人物の子供としての認知。青子はユリ子の母親・秀子に遺言の内容を伝えに行くが、そこで彼女には夫がいることを知る……。後日、青子は改めて秀子に自宅へ呼び出されるが、そこには秀子の夫の死体が。

「湖に佇つ人」
旅行雑誌の記者・ユキ子が松江のある温泉旅館に取材に訪れた。その夜、館内の温泉へ入りに来たユキ子は、そこで女将の操と主人のある会話を隠れて聞いてしまう。取材を終えて帰路につこうとしたとき、主人が人を殺したとの警察からの連絡が……。しかもその被害者には、ユキ子は見覚えがあった。

「駅に佇つ人」
宮城県選出の代議士の妻・圭子は、逢瀬を重ねる青年・市原との密会写真を送りつけられ、ある男から金をゆすられる。金を払った後、再び密会写真を送られて、圭子はついに市原に相談した。ほどなくして、市原は、この脅迫者殺しの容疑者として緊急逮捕されるのだが……。実は、圭子が殺害したと誤解した市原は、嘘の自白をしたのだった。しかし警察は決定的な物証をつかんでおり……。

「闇に佇つ人」
推理作家志望の李江子は、伊勢志摩の沿岸を走る国道で、白いBMWが崖に追突した現場に遭遇。運転席の女・ユリカは一命を取り留めたが、助手席の男・医師の賀久は死亡。後で警察から、事故の状況についての不審点を質された。……時が経ち、ユリカがある男と会っているのを偶然見かけた李江子は、あの事故の背景を探り始める。
駅に佇つ人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:駅に佇つ人 (講談社文庫)より
4061847171
No.1:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

よく練られたストーリーです

TVドラマで見ましたが
県連会長佐貞悟代議士にE型肝炎を感染された妻、圭子が週1回病院通いをする。そのとき途中の駅から乗って来たガラス工芸職人市原と何度も電車内で会っているうちに、亡き母に似ているとのことから深い男女の関係になっていく。
石で殴られたヤクザ風の男が発見された。警察は目撃者のアベックの証言と血の着いた上着と本人の自供
で市原を逮捕拘留する。
市原と圭子の逢引の写真で圭子をゆすっていたのが殺された男だった。
圭子が拘留中の市原に面会し、圭子は犯人でないと分かる、実は圭子が殺したと市原は思い身代わりに自供したと告白する。そこから真犯人探しを圭子と弁護士が始める、真犯人は意外なことから圭子が目撃していた。
不十分な捜査をした刑事を屈服させるために圭子がとった名策とは・・・・
市原の上着はいったいなぜ血がついた証拠品となったのか・・・・
駅に佇つ人 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:駅に佇つ人 (講談社文庫)より
4061847171

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