■スポンサードリンク


紙の月



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
紙の月
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)

紙の月の評価: 3.78/5点 レビュー 158件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全102件 101~102 6/6ページ
No.2:
(4pt)

日常と大罪は意外に近くにある…かも。

角田光代さんは好きな作家の1人です。 歯車がほんの少しずれてしまったことで、大きく踏み外してしまう、そんな人間誰にでも起こりうる事を書いてくれる、貴重な作家さんだと思います。 億単位の金額を横領してしまった女性の話ですが、少しずつタガがはずれてしまう心理がとても共感できて、怖いくらいでした。 ストーリーは梨花目線の他に、他者目線で描かれている章があるのですが、欲を言えば貢がれている男性目線の章も欲しかったかも。 あとはラストがちょっとスッキリできないのでマイナス星ひとつ。 でもヒリヒリする感じ、切なくて痛くて空々しくないリアリティ抜群の心理描写、さすがだと思います。
紙の月Amazon書評・レビュー:紙の月より
4758411905
No.1:
(4pt)

ヒリヒリする感触がよい

桐野夏生?と思わせる展開。しかしそれはそれで良い。
この人は「蝉」以降信頼出来る作家になったと思う。
荒涼とした心理描写やヒリヒリするような緊張感が心地いい。
ふとしたキッカケで壊れてゆく女性の危うさを描かせると今ピカイチなんではないか。男性作家で同じ話だと性描写が露骨過ぎて長く,女性が性奴隷になったりするんだろうが,その辺の表現に抑制がきいてて逆にリアル。

決して楽しくなく読んでて気持ちが沈むけどクセになる毒。
紙の月Amazon書評・レビュー:紙の月より
4758411905

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!