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天地明察
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天地明察の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 1~20 1/3ページ
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時は江戸時代、それまで使っていた暦が自然現象の実態と合わなくなっていて、暦の改定が必要だという機運が芽生えてきていた。この改定作業に抜擢された主人公が苦労の末に新しい暦、貞享暦を作り上げるまでの物語である。暦を作るにあたっては天体観測、軌道計算、等の技術的な作業が基本となるらしいがそれだけでは済まない。新しい暦を如何に社会に定着させるか。片や京都の朝廷の権威を損なわない配慮が要るし、片や政治の実務を担っている幕府の力も必要だ。いかに上手くさばくか。言い換えるならば社会的、政治的作業も重要だ。 この小説ではこの新しい暦の作成にあたって同僚、上司、友人などとの人間関係の話が主体となっているが、暦についての基礎知識のない私にとっては暦そのものがどのような理論で作られているのか、その点についてもう少し具体的な説明が欲しかった。例えばなぜ日蝕、月蝕などを予測できるのか。学術論文ではない小説のなかに落とし込むには少し無理な注文かも知れないけれども | ||||
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レビューの評価が高いので読んでみました。言葉使いも難しくなく、ストーリーも追いやすいためサクサク読み進めました。 ただ、主人公の能力が秀でている理由がわからないのです。失敗も書かれていますが、なぜ失敗したのか、その説明らしきものはありません。この辺は、伏線を回収ということを期待して読むと肩透かしにあいます。また暦の精度をあげる理屈も説明らしきものがなく、主人公の方法が対抗する方法に勝った、という事実しか書かれていないためモヤモヤしたものが残ります。 「史実に基づいたフィクションです」という説明書きが最後にありますが、もう少し暦の技術についての説明が欲しかったところです。また、困惑するシーンはセリフが吃る、という手法が何度も使われていたり、涙する場面は少し大袈裟なドラマのようです。 この辺はドラマや映画を意識したものかもしれませんが、読んでいると冗長に感じました。 | ||||
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「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を強靭な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革を遂げる象徴でもあった。改暦の「総大将」に任じられた春海だが、ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる――。碁打ちにして暦法家・渋川春海の20年に亘る奮闘・挫折・喜び、そして恋!! | ||||
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冲方氏の小説は初めて読みましたが、こちらの作品は評価が高い割には残念ながら正直特に感じるものがなかったです。題材自体は面白く、実在の人物ということもあり登場人物についてもっと知りたい、という興味は惹かれましたが、文体が時代小説に合っていないのか、ぎこちなさを感じ、途中から斜め読みになりました。同じ題材を、例えば池波正太郎氏や藤沢周平氏が書いたならどうなったのかな、と思わず考えてしまいました。 | ||||
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ここで描かれている歴の歴史的な評価はどうなのでしょうか? 中国歴の焼き直しなのではないでしょうか。裏付けが知りたい。 | ||||
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上巻にくらべて少し退屈かなと思いました。 関孝和、光圀、保科、綱吉等々多数が登場しますが、 それほど楽しい感じがしない。囲碁、算学、天文学も 描かれていますが、ちょっと中途半端かなと思います。 そもそも暦の知識がないので、そんな重大なことかなと 思ってしまいました。暦が2日ズレたのなら、2日を調整 すれば良いだけではないかと・・・ もう一つか二つ、算学の問題を期待しましたが、残念。 | ||||
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安井算哲という人物が中心なので、もっと囲碁の戦いが内容に盛り込まれていると思って読み始めたが、暦の刷新という異なるテーマが展開された。話の運びは著者の力量のためか、面白かった。しかし星の観察がどのように暦の作成と結びつくのかが、具体的に理解できなかったのは,読み手の問題なのだろうか。 | ||||
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四代将軍家綱の治世、ある事業が立ちあがる。それは日本独自の暦を作ること。当時使われていた暦は正確さを失いずれが生じ始めていた--。日本文化を変えた大計画を個の成長物語として瑞々しく重厚に描く時代小説! | ||||
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上巻のほうが興味深かった。大和暦の採用に向けて、奮闘する姿は、囲碁を進めることと繋がっているのでしょう。算数や暦とかそれも江戸時代の話で、難解な題材でここまで面白い小説に仕上がったのは、読んでてためになりました。 | ||||
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マンガを先に見つけて、買おうかどうしようか迷っていたところ、 実は原作があることを知り、これは原作を買うべきだろうということで、読んで見ました。 正直マンガ買っといた方がよかったですね。 最後まで読むのがかなりしんどかったです。 心理・心情描写がいちいち大げさです。 時代物を意識したせいか、四字熟語がやたらと多いです。 (四字熟語による簡潔な情況・心理描写ではなく、 平易な言葉で丁寧に表現できなかったのでしょうか?) 主人公は本来侍ではないのに、腹を切ろうとする意味がわかりません。 腹を切ろうとする原因となった誤りをいろんな人に 「良い誤謬(ごびゅう)だ」と褒められるのですが、理由が不明です。 北極出地に行くことになった経緯が説明不足です。 そもそもこれ自体何が目的だったんでしょう? 妻となる女性が「幸せです。」と、何度も云うのですが、 その人物像も背景も詳しく描かれていません。 保科正之公の逸話というか、功績がやたらと解説されていますが、 退屈以外のなにものでもありません。 宗教(特に神道)を詳しく解説していますが、このストーリーに好影響を 与えているか疑問です。 中盤までの主人公は人は良いけれど、なんとも頼りない人物像で描かれているのに、 ラストではとんでもない策士となっています。 ラストはストーリーでかなり重要な部分だと思いますが、やっつけ仕事のように展開します。 繰り返しますが、心理・心情描写がいちいち大げさ過ぎです。 この点、マンガだと絵による心理描写で、くどい四字熟語も少なく自然です。 そんなわけで、歴史上このような事柄があったと云うような史実・雑学としては、 面白いのかも知れませんが、きちんとした読み物としてはダメだと思います。 正直、マンガのほうが面白し、興味がある方にはそちらをオススメします。 | ||||
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話の内容は面白い内容だったのですが、改暦を行う上で算術、授時暦、天文学などいろいろなものが出てきたり、歴史上の人物が出てきて無知な私には難しく感じ、理解できずなかなか進みませんでした。 しかし長い年月をかけて改暦の事業に全身全霊を尽くす渋川の姿はとても輝いてみえまして。 改暦の事業を成し遂げるまでの間に出会ったたくさんの人達の思いがとても感動しました。 決して1人で成し遂げたのではないと感じました。 最終的に読み終えたときはとても面白く読んでよかったなと思いました。 | ||||
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古本買って、何を書くの? 書く事がない。 後、11文字クリア。 。 | ||||
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中国の暦の改訂版とはいえ、朝廷正式採用としては初の日本製暦を作った、渋川春海の青春時代以降を描いた時代小説です。 春海は、若い時、チームの一員としてですが、北極星の高度観測(=緯度測定)をしながら、日本中を1年半も旅します。もちろん徒歩で。伊能忠敬の業績には尊敬を通り越してあきれますが、江戸時代には同じようなことをとんでもない持久力でやっていた人がまだいるということを知りました。この分では、他にもいたかもしれません。すごい情熱だと思います。 物語に出てくる関孝和の和算や、少しだけ出てくる美人画(浮世絵)や風景版画のレベルが、鎖国をしていたのに世界的にも高かったということを思い出しました。高い才能はもちろんですが、夢中になって取り組むエネルギーにはただ敬服するしかありません。 そのような再確認や感動はありましたが、小説自体の面白さは、宣伝されたほどではなかったかと思います。登場人物の仕草の描写等、若干大仰で気になりました。 | ||||
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光圀伝を読んで途中に出てきた改暦の話が気になったので、読んでみました。 光圀伝でも気になったのですが、今作も最後の方が尻すぼみしていて、あんまり頭に入ってきませんでした。 淡々と起こった事を書いていたので。 なので、春海の夢が叶った瞬間は個人的にあまり盛り上がらなかったです。 改暦メンバーとの、エピソードが薄くて改暦事業が淡々としていました。 個人的に山場だったのは、保科正之に改暦の任を任されるくだりでした。 保科正之の人物に惚れました。民のための政治を行い"会津に飢人なし"と称された偉人でした その心を見習いたいです | ||||
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読んでみました。 なんとなく読みづらくてまだ最後までいってません | ||||
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マンガを先に見つけて、買おうかどうしようか迷っていたところ、実は原作があることを知り、 これは原作を買うべきだろうということで、読んで見ました。 正直マンガ買っといた方がよかったですね。最後まで読むのがかなりしんどかったです。 心理・心情描写がいちいち大げさです。 四文字熟語がやたらと多いです。 (四文字熟語による簡潔な情況・心理描写ではなく、平易な言葉で丁寧に表現できなかったのでしょうか?) 主人公は本来侍ではないのに、腹を切ろうとする意味がわかりません。 腹を切ろうとする原因となった誤りをいろんな人に「良い誤謬(ごびゅう)だ」と 褒められるのですが、理由が不明です。 北極出地に行くことになった経緯が説明不足です。そもそもこれ自体何が目的だったんでしょう? 妻となる女性が「幸せです。」と、何度も云うのですが、その人物像も背景も詳しく描かれていません。 保科正之公の逸話というか、功績がやたらと解説されていますが、ストーリーに必要ですか? 宗教(特に神道)を詳しく解説していますが、このストーリーに好影響を 与えているとは思えません。 中盤までの主人公は人は良いけれど、なんとも頼りない人物像で描かれているのに、 ラストではとんでもない策士となっています。 ラストはストーリーでかなり重要な部分だと思いますが、やっつけ仕事のように展開します。 繰り返しますが、心理・心情描写がいちいち大げさ過ぎです。 この点、マンガだと絵による心理描写で、くどい四文字熟語も少なく自然です。 そんなわけで、歴史上このような事柄があったと云うような史実・雑学としては、面白いのかも知れませんが、 きちんとした読み物としてはダメだと思います。 正直、マンガのほうが面白し、興味がある方にはそちらをオススメします。 | ||||
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日本史が好きだったから、その名前と、ある程度の業績は知っていたけれど、まさか、渋沢春海が、もともと囲碁を生業とする人だったとは、知らなかった。 完全なる史実ではなく、フィクションをほどよく織り込んでいるようだが、その内容は、歴史好きの者にとって、非常に興味深い。 そして、若い人にもとても読みやすい。ところどころ気になるところもあったけれど、すいすい読める。とてもムズカシイ内容をも、現代人に分かり易く表現してくれているという印象。 また、主人公渋川春海が、さわやかで憎めない非常に好人物として描かれていて、この人の魅力に惹かれつつ、最後まで一気に読んでしまった。 ただ、個人的に、章や節の末尾で、次の章や節の結末を知らせるような一文が何度も出てくるのが気に入らなかった。 章(節)末で、「しかし、そうではなかった。」 などと述べて、次の章(節)に移る。もう結末がわかってしまっていながら読むのは、非常につまらない。 また、最近の若い作家さんの時代小説に共通して見られる傾向だが、江戸時代の人々の会話が現代語っぽいのが気になる。 これは小説の内容とは関係ないが、この作品、単行本では1冊だったのに、なぜ、文庫化した段階で上下巻に分かれたのだろうか。商業的な意図だろうか。文庫本でも1冊でよかったと思った。 | ||||
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時代小説はあまり読まないのですが、すらすらと読めました。 テンポも速いし非常に読みやすかったです。 | ||||
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さらさら読めて、読みやすいのですが、人物描写に物足りなさがありました。上下巻では春海の行動を追うだけで精一杯で、心情を書くページが足りない、ような印象。 ものすごいスピードですすんでいく物語で、読者はあくまでも傍観者でした。 | ||||
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暦を作るまでの過程がいろいろな人との出会いと交えて書かれていて楽しかった。 また、暦を変えるための朝廷工作を碁の手を踏まえて書かれている点が、前半の伏線となっていた。 楽しく今まで歴史で学ばなかった和算、暦についてわかりやすく読みやすく内容になっているので 文系の人でも読みやすい本だと思う。 | ||||
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