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ラブレス
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ラブレスの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全97件 21~40 2/5ページ
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| 読み終えたとき、一本の感動的な映画を見たという感覚になりました。 まさに、女の一生という感じです。 「ラブレス」ではなく、愛は、溢れている小説です。文章表現も上手です。 この小説の手法は、現在(平成)の主人公百合江の命が消えようとするところから始まり 戦前の時代に遡ります。しかも主人公のその手に位牌を持っているというミステリー 的なところが最後にわかるのです。 戦前の過去(開拓農民のこれ以上ないくらいの貧困と、酒乱の父の暴力など最低の 生活)から現在へと進んでいきます。主人公は、高校進学を断念、薬局の定員を経て 旅芸人一座に、その後弟子屈町で嫁ぎ老舗旅館の中居になり、自慢の歌で「歌う 中居」として活躍し、次は釧路へと流転します。 いつも不幸な方、不幸な方へと人生が進みますがめげないのです。 力強く生きていきます。 最後の章では、涙なくしては読めないです。疑問点の解明を最後に持っていきます。 実に感動的でありました。 | ||||
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| 桜木紫乃さんの本は殆ど読破しましたが、一番良かったと思います。 最後はなみだがとまりませんでした。 昭和を生き抜いた1人の女性の生き様。 悲しみ、哀愁、強さ、どの行間からも伝わってきました。主人公は昭和を強く生き抜いた女性ですが、よくある昭和女性の明るさと言ったものは感じません。 そのせいもあって、ラストをあのように(ネタバレになるのでいいませんが)してくれた作家に感謝の念がわいてきます。報われた想いになります。それだけ感情移入する事ができる作品です。今だ、感動の余韻がのこっています。 | ||||
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| 素晴らしい作品。 この作品は映画化して欲しい。そして主人公のゆりえの晩年は舞台となった標茶町出身の高橋恵子さんに演じて欲しいと思った。 | ||||
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| アイヌの人々や自然にあこがれての最近の移住を除き,北海道に住み続けている者たち(家族)は一定以上の覚悟をもってその地に赴いた開拓民の血を受け継いでいる.その血がいかに人生に影響を与えるのか,これは文学が向き合うべきテーマで,そして,これまで「北海道文学」にこの観点にあまり留意されてこなかったのではあるまいか.「内地」のものさしで北海道の文学を見過ぎていたのではあるまいか.反対に「北海道文学」は「内地」寄りの作品を志向していたのではあるまいか.本作には,そんな思いを抱かせる新鮮な気づきがあった.そして,本作はこのテーマに向き合っているように読める.ただ,単行本1冊に収めるには無理があり,せめて3巻くらいで読みたかった.最近の出版事情もあるのだろうが,気安く消費されてしまった感が残念.作品への愛をこめて,消化不良の秀作と感じた. | ||||
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| 一番好きな映画はワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカです。 そしてラブレスの構成が驚くほどこの映画に似ていました。 それゆえ桜木さん作品の中でも心に印象深く刻まれるのでした。 百合江がヌードルス、里実がマックス的な存在でしょうか。 時系列が不規則な進行 必然性のある性や暴力描写 ほんの少しのミステリー要素 二つの作品、ストーリーは全く違うものの共通項が多く、思わずレビュータイトルを付けてしまいました。 ラブレスのネタバレになるので詳しくは書きませんが、映画のラストシーンでのヌードルスの満面の笑顔を思いだしました。 映画をご覧になっていない方には全く無意味なレビューで申し訳ございません。 | ||||
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| この作家は、短編小説に力を発揮すると思っていましたが、他の長編に比べて秀逸でした。女の一生、何が幸せなのか?妹を横軸に対比で描かれています。林芙美子の(放浪記)を思い浮かべました。ラストは人生楽しんで良かったなと心が揺さぶられました。 | ||||
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| 一昨日、谷村志穂『尋ね人』のいまわの境地に打ち震え『テネシーワルツ』の旋律が消え去らぬうちに本作を読み始めた。女性作家とは思えぬ隙の無い文体は、読み手の心に弛緩する暇を与えず頁を繰る手が止まらない。強引な比較だが、最近読了した船戸与一の大作『満州国演義』にも引けを取らないハードボイルドの極北に位置する物語りの名手と思えた。それに加えて一体どうしたことだ…?『尋ね人』に流れていた『テネシーワルツ』が本作にも登場するではないか?恰もドッペルゲンガーの恐怖。肝臓癌の再発を告げられた直後でもあり、己の死期が近付いた戦慄に覆われてしまった。先の退院後、生き急ぐように読書に耽溺している。おまけに今年に限って、桜を昼と夜の二度も観てしまった、愈々死期が迫ったか…。実は今、怒涛の終盤40頁を保留している、一気呵成が惜しいのだ。徐ろに頁を繰るが、恐らく日付を超えての読了になるだろう。空恐ろしい作品に出合ってしまった。 | ||||
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| 一人の女性が、大切なものの為に、自分の力で、必死に生きていく姿が描かれています。大切なものは、その時々に、妹、歌、愛する男、子供…。どれ程、悲惨な目に遭っても、何度も立ち上がるのは、守りたいものがあったからだと思います。その姿に、ただただ、胸を打たれます。解説も読み終わるまで、何度か涙しました。肉親の血の濃さが伝わる強い力を持った作品です。何度でも読みたい。 | ||||
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| 開拓村の貧しさ、旅一座、子どもとの生き別れ、様々な困難に遭いながら、歌うことを糧に、たくましくも儚く生きた女の一生が胸に迫った。 大きな意味での家族の物語でもあるし、叶わなかったからこそ美しい愛の物語もある。 北海道を舞台にした、戦後の昭和の時代の悲惨な情景も垣間見える。 しかし、主人公である百合江が最期を迎えるときに寄り添っていた老紳士の存在が、この小説の読後感をとても良いものにした。 自分の今は亡き祖父母にも、自分が知らないドラマティックな生があったのかもなぁと考えるとロマンがある。 また、ザ・ピーナッツの名曲情熱の花を見返すと歌詞の素晴らしさにおどろいた。 | ||||
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| 出会えてよかったと思える小説です。 大切な一冊になりました。 自分は道産子で小説の舞台を訪れたことも住んだこともこともありますが そこの気候や空気を肌で感じるくらい物語に引き込まれます。 | ||||
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| ラブレスどころか愛がいっぱいあるじゃないですか。人間は生きてさえいれば不幸なんてないんだって思わせる力強さと勢いがあります。素晴らしい。見事です。 | ||||
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| 桜木さんの作品に出てくる女性は逞しすぎてドライで見方によっては 男にとって都合の良い女じゃないか、ともとれる。 どんな結果であれ主人公は選んだ結果を受け止めている だからただ怒り、辛い悲しいだけで終わっていない この作品に出てくる女性が逞しすぎるのは 時代背景もあり、そうでないと生きていけなかったからだろうけども。 百合江は第一子の父親に逃げられ未婚の母となり、 はじめて結婚した夫は金に女にだらしないマザコン夫だった。 借金のカタに働らかせられ、愛娘を勝手に売られ、離婚。 怒り涙し愛になれなかったものを諦め、一縷の希望を胸の奥底に沈め生きていく 人間は何の言っても所詮手前勝手な「いきもの」なのだと悟り。 売られてしまった子供が幸せになっているのを知ると、もうそれでよいと 名乗りもあげぬまま旅立とうとする親としての無償の愛情、人としての自立心も覗かせる 老衰、一番愛した男に見送られる、この最期は生き抜いたことに対する作者のご褒美だろうか | ||||
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| 北海道東部に育った二人の姉妹とその子供たちを中心に描くヒューマン物語。 幸せを掴もうともがき、やはり、つかめずに流されてしまう人理不尽さを、幼少期から最期まで実にドラマチックに描いた力作。 誰しもがこの世に生を受け、選んでいるようで、ただ流されていくしかない人生を歩む。 そんなこの作家のモチーフが余すところなく詰め込まれている。 桜木柴乃さんの作品は、どの作品も好きなのだが、敢えて言えば、これが一番。 | ||||
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| 序章において百合江が危篤状態で手に握りしめている位牌という 伏線を置いた事でミステリーにもなっています。 この伏線によりラストの描写に涙が溢れ止まらなくなりました。 読み終わってから数日間、やや放心状態。 百合江は極貧も不幸も絶望もはねつけるというより、 今日、明日を生きるという事に必死で、おそらく幸せとか不幸とか そうした一般的な尺度を持っていません。 そしてそれは仏教哲学に似ており、私にとっても生きる上での 指標のように思いました。大切な人達に贈りたくなる作品です。 宗太郎に会えたことが自分のことのように嬉しくなりました。 一家の歴史も描きつつ、登場人物ひとりひとりも浮き彫りにしいます。 尚且つ、物語のあちこちに挿入される楽曲で昭和という時代にも ノスタルジーを深く感じさせられました。大人の純愛は言葉は悪いけど演歌 のようにも思いました(良い意味で)。 忘れられない作品になるでしょう。これから桜木紫乃さんの作品を もっと読みたいです。ホテルローヤルも、もう一度読み直して みようと思います。本当に迂闊でした。素晴らしい作家さんですね。 | ||||
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| テレビは見ないから家にない。 YouTubeで見つけたドラマのストーリーが凝っていて、 原作を探したら、この作家の「凍原」だった。 で、迷いつつ最初にこの作品を読むことにした。 正解。 世の中に翻弄されて生きていく百合江。 したたかでめげない、前向きなのがいい。 おもしろかった。 つぎに読むのは「氷平線」かなぁ。 | ||||
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| ・登場人物の関係が読んでいる途中でちと分からなくなることがある。あれ、これ誰の娘だっけ?従姉妹同士だっけ、それとも姉妹だっけ…みたいに。もうすこし登場人物を減らした方がよくはなかっただろうか? ・歯切れよく書いたつもりのト書きが、逆にキレの悪さに繋がっている。例えば小説書きの娘時代のエピソード、あるいはセリフから文学をなりわいにするような資質が見えてこない。 ・祖母のハギ、年を取ってから多少読み書きが出来る様になったらしいが、実際、年配者の学習能力には限界がある。読みは出来ても、書けないと思う。置き手紙は無理だろう。 あら探しは以上。 基本的に桜木は釧路舞台の小説を書くことが多いが、この小説が最も釧路らしさ道東らしさが出ていたと思う(私は行ったことないが)。他の作品だと、どうしても釧路で事件の起こる必然性とか、土地柄とか滲み出るものを感じない。 それから、ストーリーの中身から、かなり作者自身の人間としての奥の深さを感じさせる。実際は違うのかも知れないが、読者にそう思わせるだけでも成功だろう。 で、何よりも一気読み出来たことを評価したい。故に☆4。 | ||||
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| 女3世代にわたる凄絶な人生を描いた大河小説である。 昭和初期の北海道が舞台であり、杉山百合江を中心とした周囲の人物の孤独や貧困からくる人間の弱さを最後まで描ききっている。 あまりの悲惨さに読む手が止まることもあった。 自分とは相当にかけ離れた境遇に登場人物との目線が全く合わなかったがそれでも先が気になって仕方がなかった。 とても映像化は不可能だろう。本作品の持つ圧倒的な力は文章でなければ伝わらない。 2017.4.13 読了34冊目 | ||||
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| 桜木紫乃の小説は文庫が出るたびに読んでますが、期待通り面白かったです。 | ||||
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| ホテルローヤルを先に読んで、次にラブレスを読みました。 ホテルローヤルは直木賞とって、ラブレスは直木賞候補だった。 なんでこっちが賞とれなかったのかしら?両方読んだ人はだいたいこっちのほうがすばらしいって評価だと思うんですが。 他の候補作との相性なんでしょうか?ラブレスを後に発表してたら受賞したかもしれませんね。 とにかく素晴らしい作品で、読み終わったあと、現実に帰ってくるのに時間がかかった。 まだちょっと、自分が北海道の雪の中にいる感じがする。 タイトルがラブレスというのが損してると思います。 ちょっと軽くて、月9のドラマタイトルみたい。なんか今売り出し中の若手イケメン俳優が出てきそう・・・。 私の感想としては「レス」なのは母と娘の間の愛がないってことなんだと思いました。 それでも、女は子供を産んで、またその子も子供を産んで・・・ 女は子供に対して愛情がなくても妊娠してしまうし、産まなくてはならないし、育てなくてはならない。 死ぬまで、子に対する愛情が持てなくても子供を死なせないように、必死で育てて、生きて、愛について考える余裕なんかなくて、こんなもんなんだと思いながら死んでゆくってことなんじゃないかな。 | ||||
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| 桜木 紫乃の作品は「水平線」で惚れた。 この作品も面白かったけど、「水平線」に入っている凝縮された力のある作品群の鋭く強い輝きには及ばない。 ぜひ「水平線」を読んでほしい。 | ||||
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