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ラブレス
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ラブレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.49pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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一気に読ませるストーリー 生きていくには身体も心もしんどい世界 その日を賢明に生きる受容性の高い姉、他者を許さず道を開き強く生きる妹 そしてその娘たち 大切なおとことは離れ、子を奪われ。 切り裂かれるような痛みや叫び、狂乱のような表現はない。 それだからこそその深さに慄く。 わたしならどう過ごしていけるのか想像もつかない。 そして感じた多くの違和感に圧倒される なぜ父親も弟3人もろくでもなくそして無学無知な一方、その姉たちである2人の主人公は自立しようとし自負心がありそして正義なのか なぜ母は被害者にしかなりえなかったのか なぜ再婚者は義理の娘を売りとばせるのか、そのうえ80歳になってから改まって懺悔をするのか なぜ妹の夫は他の女に子供を産ませ、それでも一緒にいられるのか いろいろな想いが交錯し、圧倒されます | ||||
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読んでいくと次に進みたくなり、一気に読み切りました。読み終わったところで、やっと深く感じ入りました。 | ||||
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非日常なのに妙にリアルで面白かったですが、通して暗いので読んでてちょっと疲れました。 | ||||
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3世代に渡る女性達の来し方行く末。 死に逝く者と新しい生命の予感。 時代に、貧困に、生まれに、家族に、男性に、さまざまな状況に 翻弄されつつも、たくましく生き抜く姿を力強い文章が訴える。 著者は、生き様をとことん描くことにより、女性が持っている 危うくも、決して失うことの無い芯の強さを浮き彫りにしている。 それは、女性に対する愛おしさがあるのだと思う。 物語としては、結末がやや尻窄みとなっているところが残念。 | ||||
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某ラジオの読書特集でおすすめされていたので、読んでみました。 ストーリーはおもしろくグイグイ読ませる系で、一気に読みました。ただ、シンプルな文章でスピーディに進行するためか、言外の想像力を膨らませる余地があまりなく、ストーリー自体を読んでいる感じ。登場人物に寄り添って読むというよりは、傍観しているような読み方になってしまいました。グイグイ読んでいたのに、読後感は薄かったです。 各登場人物の名前が年代相応ではないと個人的に感じたこともあって、最後まで名前と関係性を確認する作業が続きました。自分で相関図を作ればもっと読みやすかったと思いますが、そこまでするのも・・。でもこれから読む人は、登場人物の名前にうーんと思ったら早い段階で相関図を作ってみてはどうでしょうか。 | ||||
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ホテルローヤルを読んだ後に読みました。桜木紫乃の世界に入りこめました。 | ||||
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物語の出発点は昭和25年。北海道の貧困家庭に育った百合江は奉公に出された先で囚人に手ごめにされる。やがて旅芝居の一座に飛び込んだ百合江は歌うことに喜びを見いだすが、そこでも男に翻弄され、子どもを産んで一人で育てることになる。後に妹の里実と再会する百合江だが、人生の道行は決して平坦なものとはならなかった…。 2012年に第146回直木賞候補となった小説で、そのことをきっかけに手にしてみました。 百合江と里見のおよそ60年に渡る苛酷な人生と、それぞれの娘である理恵と小夜子の物語が紡がれていきます。 作者の文章は大変巧みで、最近のベストセラー本で時折目にする幼い文章に辟易していた私には、まだまだこうした文章を書くことのできる小説家がいるんだとほっと安心させてくれるレベルのものです。 しかし物語そのものに、そして主要登場人物のいずれかに、強く感情移入をしながら読むことができたかと訊かれれば、肯定的な答を出すことができません。 貧しくも苛酷な人生の変転に、くじけることなく前へ前へと進む百合江の姿は確かに肯定的にとらえるべきものでしょうが、どうにも小説を読んでいるという思いが最後まで拭うことが出来ませんでした。つまりは、どこかでこの物語が、所詮は作りものっぽい印象を抱かざるをえないものとして、私の心に映ったのです。 行方知れずだった綾子が後段で都合よく姿を表す様や、老いた百合江をめぐる二人の老いた男性がやはり姿を表す様子は、どうもご都合主義的で浅薄な感じがして仕方がありませんでした。 | ||||
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