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再起
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再起の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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競馬シリーズの中でも人気シリーズともいえるシッド・ハレーもの。 インターネット・ギャンブル、八百長レース疑惑を調査するシッドに執拗な妨害圧力がかかり、 ついには新たな恋人マリーナもろとも危機に瀕する。 策を弄して敵を追い詰めていくシッド。 ラスト絶体絶命のピンチが… 相変わらずストーリーのうまさで読ませる。北野寿美枝の訳もまずまず及第。 | ||||
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競馬シリーズ待望の再開。現代化された競馬シリーズ(インターネットビジネス、DNA鑑定など)盛りだくさんの内容にて初め良し、中間良し、終い良しの作品に仕上がってる。従来このシリーズは初めからアクションを起こすことが少なく、鮮やかなラストとのコントラストが特徴の一つであったのだが、今回ははじめから好ラップを刻む先行馬のように初めから飛ばしていってラストで2の足を使い、5馬身ぶっちぎりの1着みたいな感じになっている。 競馬シリーズの中でも派手な作品の1つといっていいであろう。 これだけの作品であるから息子のフランシスの助力が大きかったに違いない。 残念ながらフランシス本人は亡くなってしまったが、息子のフランシスは、競馬シリーズでの執筆活動はしているようなので、ハヤカワ文庫さんには、息子さんの競馬シリーズの翻訳および日本での出版をしてもらいたいと切に願っています。 | ||||
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訳者が変わっていたことに気がつかないままに、冒頭の2ページほど読んでみての、どうしようもない違和感。カバーを見て訳者が変わっていたことに気がつきました。北野訳はぽきぽきと折るような硬すぎる訳で、ずっと菊池訳に慣れてしまっている人には正直なところ、辛いと思います。自分が感じていたフランシス作品の魅力は、実は菊池訳に負うところも多かったんだと今更ながらに思います。なお、肝心の作品の中身ですが、初めて読むはずなのに、なぜか読んだことがあるような気になることがしばしばで、旧作の新訳なのか、それとも?と、何度も奥付を確認してしまいました。他のフランシス作品はもうあらかた読んでしまったという人向き。まだの人は他の旧作から読んだほうがいいですよ。 | ||||
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久しぶりのディック・フランシスの新作。しかもシド・ハレーものときたら、買わざるを得ない。あっという間に読み終えた。 でも、こんなのはシド・ハレーじゃない、って思った。シドは、もっと孤高の人って感じだったんだけど。本作では恋人にメロメロって感じ。 ただ、このシリーズは、そんなことはどうでもいい。とにかく新作を読めれば、それだけで幸せ。 それよりも自分がシド・ハレーの年齢を追い起こしてしまったのには驚いた。それと菊地光が亡くなっていたとは.. | ||||
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ディック・フランシスの競馬シリーズ、その中の「シッド・ハレーもの」の第4弾です。 孤高の調査人シッド・ハレーはフランシスの生み出した多くの主人公の中でもとりわけそのユニークなキャラが読者の共感を生み出してきましたが、今度の事件では、離婚後にできた恋人マリーナも事件の渦中に巻き込まれてしまいました。 しかし、読者にとってより重要なことは、翻訳者の菊地光さんがお亡くなりになり、今回から北野女史の翻訳になったということです。果たして、ちゃんと翻訳してくれているのか少々心配でしたが、杞憂に終わりました。 北野女史は、「菊地調」を踏襲した雰囲気があり、きちんと翻訳してくれています。 | ||||
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6年ぶりのディックフランシス、そして再起にふさわしい Sid Halleyの登場。D.フランシスもよきアシスタントでもあった 愛妻Maryの死により筆を折ったかと思われたが、息子 Felixの助力を得て、復帰作となった。D.フランシスも往年の 鋭さは若干鈍ってきたところが感じられるが、味わい深い 作品となっている。犯人の意外性。そして恋人Marinaに迫る 危険、スリルに富んだ展開である。最後のアクションシーンは 作者ならではのものだ。次作Felixとの共著も楽しみだ。 | ||||
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レビューを読む限り期待しないで読んだがおもしろかった。自伝以外はフランシスの作品はハズレがない。フランシスの作品に登場する主人公はみんな中身がカッコイイんだけど、今回それがあまり感じられなかった。シッド・ハレーも守るべき女性が出来て、その分シャープさがなくなったのかなあ・・・それでもこの作品はやっぱりフランシスの作品だと思う。再起という題がまたいいではないか。もう読めないと諦めていたので嬉しい驚き!次回作については、もし今回の新作を読者が気に入ってくれないのなら取りやめるつもりだとインタビューに答えているらしいのでフランシスファンの私にとってはぜひ次回も!と願っている。 | ||||
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これが最後か?と覚悟したShattered 以来待ちかねた長編は、 シド・ハーレーとともに還ってきました。 数えてみるとOdds Against から40年も経過しているのですが、 ヒーローには時の流れは関係ないのです。 毎回勉強して仕入れてくれる新ジャンルの知識が、今更ネット・ギャンブル…と思うのですが、 それもサー・フランシスならではのご愛敬と思いましょう。 しかし、金髪のオランダ美人と手をつないではしゃぎ、事あるごとに義手の左手に言及し、 自意識に悶々とする姿を読み進んでいると、こんな人だったっけ?と感じてしまいます。 思わず旧作の訳本を読み返したところ、いまだ人々の記憶に新しい栄光と尊敬に囲まれ、 悪人に「お前をおそれさせるにはどうしたらいいんだ!!」と言わせるあたりも含めて、 ご丁寧なくらい忠実に再現されてました。 読み手の側が、勝手にイメチェンしていたんですね。 それにしても日本版の訳者は大先生ですが、あの大時代な言い回しはちょっと…。 | ||||
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久びさのディック・フランシス作品にびっくりしたのは、私だけではないだろう。 既に大変な高齢でありながら、往時の筆力に劣らない作品をものしたことに、敬意を表したい。 相変わらず読者をぐいぐいと引っ張ってゆく、力強いストーリー運びは健在で、後半は本を置くことなく 一気に読了してしまった。 あまり、細かいことを云々せず、エンターテインメントを存分に、かつ素直に享受したい一冊だ。 | ||||
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いかに妻を頼りに書いていたのかが、わかってしまいました。一人の力では、あんなにおもしろい作品はかけなかったのでしょうね。と、言うくらい近作と差があります。作者が年寄りだろうと、久々の作だろうと、もっとおもしろいもの書いてくれなくちゃ、がっかりです。まぁまぁ、なんてさみしい。でも次作に期待してます。必ず読んでしまうのだから、もっとがんばってディック・フランシス! | ||||
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フランシスの妻の死による断筆、名訳者菊池光の死、というような苦難を乗り越え、競馬シリーズが再開された。 今回の主役はシッド・ハレー。このシリーズをずっと読んでいる方には、読めるだけで幸せなんだろう。 競馬シリーズは好きだが競馬も他のギャンブルもやらない私に取っては、作中で触れられる”かけ”のシステムが理解できなかったが(積極的に理解しようともしなかったけど)、今回は主人公だけでなく、登場する女性達が光っていた。 前妻と現彼女との関係は、あまりに男の理想的過ぎる、という批判を女性陣から受けるかも知れない。 とにかく、騎士道精神を有する紳士が、苦難、苦境を乗り越え、事件を解決し、ハッピーエンドで終わる。こんなミステリは、最近、あまりなくなった。 訳者の交替は、さほど気にならなかった。4度も登場したハレーは別として、競馬シリーズの場合、主人公がその都度変わるので、文体不一致などの悪影響を回避できたのかも知れない。 | ||||
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久々のシッド・ハレーの姿、楽しく読みました。 が、しかし…、しかし…。 これを読む前にパーカーの「スクールデイズ」を読んだからかもしれませんが、 どうしても「スペンサーっぽい」感じが消しきれませんでした。 (もっとも、「スクールデイズ」自体は、スーザンもホークも出てこないですし、 本書と「スクールデイズ」が似ている、というわけではありません) シッド・ハレーシリーズの面白さは、私は苦しんで苦しんで、 それでもその苦しみを乗り越えていくところにあると思っています。 自分の弱さ、恐怖と向き合い、一度はそこから逃げようとしながらも、 それでも逃げずに立ち向かっていこうとする人間の強さのようなもの。 それを描いたものだと思っています。 確かに、ハレー自身がすでに探偵業である程度の名声を手に入れ、 (権力とか地位とか、そういう意味の名声でなく、『こういう人間だ』という意味で) 年齢的にも不惑を迎え(レビュアーの方の言葉にもあったように)、 『丸くなった』のかもしれませんし、自身に加えられた危害ではないという点も 影響しているのでしょうが…。 読んでいて、ちょっぴり寂しく、というか、 違うなあと思ってしまったのは、私だけでしょうか…。 「お帰りなさい」の思いを込めて、星は4つです…。 | ||||
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シリーズ四度目となる登場で、彼:シッド・ハレーもだいぶ丸くなったようだ。初登場で31歳だった彼も恐らくは、「不惑」を超えたハズだ。ここには、もう「自分自身を否定し、卑しんでいた」彼の姿はない。彼は、事故と事件(!)で「左腕」を失ったが、「誇り」は取り戻したのだ。今の彼に弱点はないハズであったが・・・。 今回の敵は卑劣にも、彼自身ではなく、彼の新しい恋人:マリーナを標的にする。彼と彼女がこの苦難をどう乗り越えるかが今回の山場だ。シッド・ハレーはもちろんだが、マリーナが良い。とても魅力的に、そして力強く描かれている。 *個人的には、別れた元妻:ジェニイとの関係も悪くはないようで、少しホッとした:笑。 最近流行りのダーティーヒーローと比較すると彼:シッド・ハレーは良い漢(おとこ)過ぎる(真面目、正直、礼儀正しいetc.)ので少々物足りない貴兄もいるかもしれないが、私は彼のことが好きだ。世間に悪ぶって生きる(チョイワル?)より、彼のように正々堂々として生きたいと思う。 PS もはや誰が「競馬」シリーズを書いたのかは、大した問題ではないと思う。なぜならこのシリーズにとって、「騎手:ディック・フランシス」の存在は不可欠なのだから・・・。 「再起」したシッド・ハレーとフランシス翁に乾杯を! | ||||
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Mr.Stoicことシッド・ハレーが帰ってきた!待ちに待った新作は銃撃、PC、インターネット・ギャンブルとかなり現代風。作者自身の高齢化、長年の間「ゴーストライター」説のあった夫人の死、さらに名訳者・菊池光さんも亡くなってもう2度と新作は読めないと思っていたのに再び新作登場!一気読みです。 ネタバレするので詳しくは書かないが、筋書きもしっかりしていて登場人物も魅力的。 では、誰が書いているのか?という疑問は、巻頭の謝辞がヒントかもしれない。おそらく作者は○○?でしょう。 | ||||
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