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僕の心臓を盗まないで
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僕の心臓を盗まないでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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本書を読むと映像が浮かび、映画的だと思った。サスペンスのジャンルに入るのだろうが、生活や人間が描かれており、現実感もあった。翻訳もこなれていると思った。何年か前に本屋でたまたま買ったもので、あまり期待していなかったが、思いのほか良かった。 | ||||
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医学的な描写が読み手に無理なく書かれている。 非常に上質なサスペンス。 | ||||
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簡単なようで、ラストに意外性もある。翻訳が上手いからでしょうか。面白いです。(翻訳であるがゆえの、特有の文章の読みづらさはある程度しょうがない) 悲劇的と感じるかどうかは、読者の医学的知識の程度によるかなと感じます。私はある程度知識があるので 「とってもギリギリだったけど、なんとかセーフ!」という結末である、ととらえました。 そして、私自身は、少なくとも、アビーとあと二人に関しては、ハッピーエンドに近いかなととらえています。 「愛してた」の原文が気になるなぁ。「愛してる」ではない。ここが重要です。実はいくつも 伏線が張ってありました。あまりネタバレすると面白くないのでこれくらいにしておきます★ | ||||
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タイトルに興味をそそられて読んだのですが、想像以上に面白かったです。 過酷な医療現場で働く主人公・臓器売買の対象となってしまうロシア人の少年(しかも原発事故の影響を受けていたりします)その他の登場人物も内面・人物像がとても細やかに描写されていて、物語のシーンがまざまざと脳裏に浮かびます。 著者は内科医だったそうで、知識や経験があるせいか、とてもリアルに物語が描かれています(でも専門的で堅苦しく分かり難いという感じはありません)。 ある出来事を境に運命の歯車が狂い出してしまう主人公…少しづつ深みに嵌っていく様が、読んでいて本当にハラハラ・ドキドキさせられました。 次々にページをめくり、あっという間に読み終えてしまいました。 私は人気海外医療ドラマの【ER】が好きで、あれは人の生死や臓器移植について深く考えさせられる事が多いのですが、この本を読んでいて同じような思いをしました。 訳者あとがきに「愛の形を問うサスペンスでもある」と書いてあったのですが、本当にその通りだと思います。 興味を持っておられる方・迷ってらっしゃる方に是非お奨めしたいと思います。 | ||||
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臓器移植手術、心臓移植手術のマフィア絡みの不正にまきこまれた研修女医の悲劇の顛末。 最後の最後まではらはらどきどき。 翻訳の文章って良くも悪くも表面的ですよね。 読みやすいぶんだけ、読み応えは薄い、しかしその分読んでる最中にいろいろ深読みする余裕がある。けど最後の急展開には心臓バクバク。これが心臓移植という題材を脳内でより生生しく感じさせてくれちゃって全くスリリングな読書となりました。 翻訳小説もっと読み慣れたら、又再読してみようかなと思います。 主人公に同調して孤独の恐怖を疑似体験してしまった…。 | ||||
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はじめは好奇心から読んだこの本は「移植」について深く考えさせられました。移植は配管工事。心臓を管と管で繋ぐもの。医者がいちいち死にゆく患者に悲しみを持っていたら、仕事にならないのかもしれない。でも亡くなった患者さんの家族の気持ちは? 私は想像してみます。今わたしは健康で、若者で、ドナーカードを持つべきなのかもしれない。体の一部が悲鳴をあげて苦しんでいる人がいて、その人の家族も苦しんでいるのだから。でも、もしわたしが交通事故に会い、その時ドナーカードを持っていたら・・? 私は、親からもらった物をバラバラにはしたくない。それにもし自分の親がドナーになったら? 自分の子供がドナーになったら?? それはきっと自分がドナーになる以上に辛いのではないでしょうか? この本はロシア人孤児と言うことだけで「心臓」と言う商品にされる恐ろしさ、「心臓」つまり心までもがお金で買える恐ろしさが伝わってきます。そして何より恐ろしいのは自分に関わりのないことは どうでも良い。つまりドナーになるなんてこれっぽっちも考えないこと、苦しんでいる一の事なんて知らないこと、健康な「わたしたち」の考えなのだと感じました。 | ||||
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定番化してきている「他国から子供をかどわかして臓器売買」というテーマを下敷きにした話であるが、この物語が怖いのは売買を行っている「組織」の一員が何処の誰かという点にある。 以前、臓器狩りがビジネスとして成立しているというノンフクションを読んだことがあるだけに、妙に信憑性がある話しだ。リスクを犯してまで臓器を買う側の親族の心理描写が甘く単純に「愛」という「妄執」であることや、展開上意味のない殺人があったりとかなり粗さが目立つためか、重いテーマが山積しているにも関わらず、読後はパサパサした感じがある。 ストーリー展開自体のテンポはよいので、読みやすい。 | ||||
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この本を読んでからだいぶ経つのですが忘れられない1冊となっています。 終盤に少し違和感を感じましたが、ミステリーとしてよくできているし、女性が男性社会である医師の世界でがんばってゆく姿に、同じ働く女性として共感を憶えることができます。主人公も含めて決して裕福ではない家庭の人が、身近な人の死をきっかけに努力を重ねて医師となってゆく過程にも感動をおぼえます。臓器移植、臓器売買というのはこういう風に行われるんだ・・・と初めて知ったのもこの本でした。移植リストには病気の重い順にのるのですが、社会的に成功しお金のある人が自分より「価値が低い(社会的に成功していない)」と思える人よりリストのしたにきてしまうことが、売買の起こってしまう理由の大きなひとつです。ただ誰の目からみて、人が他の人より劣っていると決めることができるのでしょう。社会的に成功していなくても、りっぱな人、誰かにとってかけがいのない人はたくさんいます。「記憶する心臓」という本を読んだ時、KKKのメンバーだった白人男性が、心臓移植後、黒人女性に親しみを持ったり、やがては黒人擁護運動のメンバーになっていったそうです。本人はもちろん心臓の元の持ち主が黒人だとは知りもしませんでしたが、そういう自分の行動にとまどいを憶え、調べていくとドナーが黒人だとわかったそうです。この本は臓器をもらうと元の持ち主の嗜好や性格が影響するという不思議な本です。このように何か使命をおびて「生かされる」のですから、今は自分は何もなしとげていないと思っている人でも、何かのために臓器をもらって生き続けるのでは?と思えてなりませんでした。作者は元医師であるだけに臨場感のある物語で私たちに問題をなげかけてくれています。お勧めの1冊です。 | ||||
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ちょうど6割方超えたくらいかな。かなり読みごたえがありますし 何よりどんどん読み進めていってしまう。 医療関係の言葉が多くてもぜんぜん気にならない。 早く先が読みたい感じです。 | ||||
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金髪の美少年・ヤーコフと外科研修員・アビー。アビーがとっっってもかわいいんです。ひたむきに恋人を想って、患者の気持ちを必死に分かろうとして・・・。そして不可解な臓器移植手術の謎を解き明かそうと女医・ヴィヴィアンと立ち上がります。ロシア人孤児との関わりは?そして黒幕は・・・・?このラストはかなりのショックを受けました。あなたの期待を決して裏切らない内容になってます。最後は結構残酷なんですけど。読んでみる価値ありますよ!!! | ||||
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