■スポンサードリンク
緋色の十字章
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
緋色の十字章の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリというにはテンポはゆっくりです。割合悲惨な感じの事件 なのですが、始終のんびりとした雰囲気が漂っています。 この作品は、風光明媚なサンドニと所々入るグルメの数々、 主人公ブノワののんびりした田舎暮らしの描写を楽しむのが 一番の読み方かもしれません。フランスの歴史についても勉強になる作品でした。 ただ料理の描写ですが、言われているほど美味しそうかと言われると ちょっと・・という感じもしました。食べ物の描写は、食べ物自体か 味わい方により美味しさを感じるもので、細かな料理手順やうんちくは 却って味わいを損ないがちのように思えます。 また、重要かと思われる登場人物の描き方も中途半端です。主人公も 孤児という過去があってもなくてもどっちでも良い感じです。 過去の女性についても、「こんなもん?」という感じでした。 それなら普通に平和主義で有能な独身男性でも良かったのではと。 主人公はこの小さな村に満足し、皆で平和に暮らしていけることを一番に考えています。 小さな村にはわずらわしいだけのEUの法律は無視し、移民問題や人種差別など難しい問題も ありますが、皆でかばい合い助け合って暮らしていこうとしています。それはそれで 素晴らしいことなのですが、悪いことを悪いこととして扱わない姿勢にはいずれ何らかの 破綻が出るのではないでしょうか。悪い意味での田舎の田舎だけのための法律、のような 都合の良さを感じ、その意味で後味はあまりよくない作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ブルーノの私生活が描かれる部分はなかなか興味深く、また彼の料理にも大いに食欲をそそられますが、事件そのものの解決へのダラダラ感が退屈。 壁画で有名なフランスのサンドニ村が舞台になっているのはよんで始めて分かり、地理的にはとても興味深かった。 またフランスのアラブ人への人種差別などがテーマであることも重く、世界中の人種差別を改めて考えさせられた。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!