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(短編集)
検事の本懐
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検事の本懐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 21~40 2/4ページ
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このシリーズはTVドラマでの上川氏の演技も素晴らしいですが、読む方がもっと楽しめます。柚月さんの作品は何十年かぶりにミステリーをと、H氏、K氏の流れで反社組織ものから入り、検事坂田シリーズものを何作品か読み終えたところで、並の教育では得られない、その素晴らしさはどこからくるのだろうかと考え始めました。 本作品では主人公のルーツも明かされます。 著者は事件の裏にあるもの特に動機を重要視していると別のところで述べており現行の法体系や体勢には触れずソフトランディングしていますが、少なくとも日本には西洋の正義とは異なる正義(人の道?)があることをこれまでの作品で気付かせていただきました。 もっと言えば、今話題の日本学術会議と同様に戦後GHQ統治下に設立された日弁連の問題(これをテーマに本も書かれているK弁護士によれば全員加入義務がありながら特定の政党に偏っている?非民主的活動?)が背景にはあると個人的には考えます。 何十年も前から各家庭で言われ続けてきた「他人に迷惑をかけるな。お天道様に恥じないように等々!」が現代でも息づいていることに安堵感を覚えます。 | ||||
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小さな疑問点から本質を見抜き、人間を見つめ、その本質をえぐる検事のすごさが胸を打つ。こんな検事ばかりがいればよいと思う。 | ||||
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ミステリー物が好きで、レビューをみて、面白そうだったので、読んでみたら、面白くて感動もできて、とてもよかったです。佐方さんの話がもっとよみたくて、「検事の死命」も買いました。「最後の証人」も読みます。 | ||||
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単行本は2011年発行。 佐方貞人が検事になって間もない頃という設定。 第四話「拳を握る」は、以下の文から1997年の時期設定とわかる。 「テレビをつけた。ニュース番組では経済学者が、消費税が三パーセントから五パーセントに上がったことで、社会経済がどのような影響を受けるかという話を延々と語っている」 第三話「恩を返す」では佐方の高校時代の元同級生の話が出てくる。 「明るめの店内では最近売り出し中の、SMAPの曲が流れていた。…中略…佐方には、いまだにメンバーの区別がつかない」 という背景描写で90年代前半であることをうまく表している。この作品の書かれた2011年頃といえば紅白でトリを務めるなどSMAPの全盛期だったろう。そのSMAPが解散してからも5年近くなる、時間のたつのは早いものだ。 第五話「本懐を知る」は、ちょっと出来過ぎというか、登場人物全員いい人過ぎて、ここまで全員が自分を犠牲にして恩に報いて生き通せるかしらと。あとメインキャラが順々に不治の病というご都合主義もちょっと。 全体としては、短編なので、ひねった2重のどんでん返しなどはないが、佐方がどこに目をつけるのかなど、伏線というかヒントは読者にわかりやすく配置されていて「フェア」なストーリーとなっている。 自分は第四話「拳を握る」が読み応えあった。法曹界ではないが、自分も監査業務をしていて、監査対象の恨みがましい嫌味とか記憶にあるし、逆に仕事である以上、相手に嫌われようが法令にのっとって、あるいは上位者の指示どおり業務を進めなくてはならないわけで、人情と実務との兼ね合いや、いかに監査に協力してもらうか苦労した覚えがあるからだ。 作者はドイル(ホームズ)好きであり、横山秀夫のファンだそうだが、なるほど作風に似たところがある。 全体として、人物描写が丁寧でストーリー設定も緻密だなと感じた。 | ||||
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面白いです。 | ||||
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素晴らしいでーす。柚木さん。心を立て直してくれそう。 | ||||
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ありがとうございました | ||||
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柚月裕子の作品は、検事の時も弁護士の時も、事件の背後にある因果関係を些細なことでも疎かにせず、弱者を救うところが一貫しているのが素晴らしいと思う。 | ||||
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期待を裏切らない作品ばかり。どんどん柚月裕子の作品にのめりこんでしまいます。全冊読破を目指しています! | ||||
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物語はありふれたもので、途中で結末が予想できるが、感動する。 | ||||
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面白かった、佐方シリーズいい! | ||||
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人間味溢れる主人公が、胸のすく様な裁きで解決するのに、嵌まりました。 地道な努力をおくびにも出さず、不幸な生い立ちを恨む事もなく、生きる様に、圧倒されました。 | ||||
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気になる点がいくつかあった。 他のレビューにあるように刑事が防犯カメラをみていないなど・・・。 多くの方は、最後の「本懐を知る」でスッキリしたと感じているようだが、週刊誌の連載を持つ専属ライターが掴んだものをお蔵入りさせるのは、リアリティに欠けるような気がする。 東京、広島、米崎(東北?)を飛び回り、ほぼ正鵠を射た推理と確信したのに・・・。 訴訟も恐れぬ記事が氾濫する時代にいると、経費その他の面からも記事にしないのは不自然だと思った。 | ||||
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期待通りの一冊。次が文庫になるのが待ち遠しいです。 | ||||
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流石です。最後の最後まで何が起きるのかわからないワクワク感と期待を決して裏切らない展開。 | ||||
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五編の短編集でどれも面白く読むことができました。佐方シリーズは私の好きな作品です。 | ||||
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短編集なので、面白いけどバラツキもあるね。 最初の2作は駄作だけど、3~5作はクソ面白かった。 樹を観る 有能な検事を描くために出て来るポンコツ刑事。 ネタバレは書かないけど、証拠から問題の13件目の放火の画像が出てこない点を、刑事がスルーする合理的な理由付けがない。見落としてしまうような「きっかけ」みたいなのがあれば、全然違った印象だけど、これだとヒーローで散々やられたパターンだよね。刑事が無能過ぎるし、検事が名探偵過ぎる。 罪を押す これも佐方検事というより、犯人にスポットが当たっている作品。このシリーズが初だったので、探偵が途中出現するタイプの小説かと思いました。 これも、オチに行くまでのプロセスが雑。防犯カメラをチェックしない・・って、有り得るのか。 刑事なんか基本、人を疑う仕事だから、犯人が何を言おうと防犯カメラの映像はチェックするよ。 僕は、こーいう古典的な無能な警官×ホームズ、みたいなパターン、恥ずかしくないの?と思っているタイプなので、ニ作連続の悪い意味での古典推理に癖壁した。 恩を返す 急に佐方の過去の話になり、驚く。内容は、ベタだけど面白かった。 全二作と違って無能な警官も出てこない(代わりに悪徳警官は出るが)。 レビューを書いていて気付いたが、これも10年以上も前の証拠ビデオを保管してるってのに、違和感はある。 というのは、この悪徳刑事、その手のビデオを手元に置いておく性癖でありながら、被害者に体の要求はしていない。 悪役のキャラとして整合性が取れてない。 ただ、読書中は、そこまで気にならなかったので、やはり佐方とヒロインの魂の熱の様なものに惚れさせられたという事だと思う。なんというか、有無を言わさない主人公の叫びの様なものに魅せられる感じ。力負け。 レビューだから粗も書いてるけど、粗が気にならなくなる筆力に参りました。 拳を握る これも面白かったけど、ヒーローにかなり似たエピソードがあった。どっちが先かは知らん。 検事主役の小説やドラマは少ないので、やはり被りは気にして欲しい。偶然でもパクリに見える。こっちが先ならスマンけれども。 本懐を知る これまでのエピソードにもあった伏線を回収する、短編としては理想的な最終話。 一番面白かったけど、やはり1~4話のフリがあっての今作。 ストーリーとしては出来過ぎ君だが、まぁ多少の粗は気にならないぐらい、小説に魅せられた後だったので、一気に読んでしまった。 推理小説だけど、やはり主人公の魅力ってクソ大事よね。それを痛感した。 思えば5作とも事件というよりは、登場人物の心の動きで読まされている。 星4つだけど辛口レビューになってしまった。「粗が気になる」と「作品の面白さ」は共存出来てしまうので、こんな感想。 総評「ストーリーの粗はあるけど、登場人物が魅力的な作品です」 | ||||
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上司の顔色を窺わず正義を貫く佐方の取り調べ方が、心を打ちます。自分のことだけを優先する政治家(政治屋)たちの失言ばかりが目立つ昨今、この小説は少しだけ私の心を浄化してくれました。 | ||||
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理不尽な事故で子供に先立たれた親の無念・怒りとやるせなさ、その憤りを果たすべく【同志】になった夫婦。 怒りも感じながら、ヒューマンドラマの深みにはまりました。 | ||||
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とても面白いと言うか、ドキドキしながら読んで居ます。 | ||||
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