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眼鏡屋は消えた
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眼鏡屋は消えたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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2011年に出た単行本の文庫化。 第21回鮎川哲也賞の受賞作。 著者はもともとアニメなどのシナリオ・ライターで、論理的な謎解きが書きたくてミステリに挑戦したのだという。そのとおり、きわめてパズル的な作品に仕上がっている。事件の真相が終盤になってきちんとはまっていくようすは見事というほかない。 ただ、キャラクター造形はもう少しどうにかならなかったのか。なんだか一貫性がないし、薄っぺらい。とくにヒロインには非常にいらついた。もう少し考えてからしゃべれよ、と思ってしまう。 とはいえ、ミステリ的な意味では、次作以降にも手を伸ばしたいという気持ちになる良作であった。 | ||||
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鮎川哲也賞受賞作です。 主人公のキャラや地の文が小気味よく、厚い本ですがさらっと読めます。 北村薫さんに推論と言われている推理も納得のいくもので、大きな衝撃はないものの良作だと思います。 ただ、冒頭から引っ張ってきた謎のオチがあれなのは…。 | ||||
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鮎川哲也賞の受賞作品です。 文章のリズムがよく、ミステリ部分もきちんと丁寧に構成されていました。 ただ、近年の鮎川哲也賞受賞作は、比較的軽いテイストで、ライトノベルの気が増している気がします。 期待値の高い作家はとにかく早いうちから摘む、というのがこの賞の流儀なのでしょうが、数少ない本格ミステリの新人賞にまでライトノベルの風潮が流れ込んでくるのはどうなのでしょう。 もちろんこの作品も、悪くはありません。 ぽっかりと空いた空白の八年間に丁寧にピースが嵌められていく様を描く筆力は新人離れしていますし、破天荒なキャラもきちんと描写できています。 ただ、無難。人を選ばない作品です。 鮎川哲也賞はだいぶ前から目を付けている新人賞ですが、もう「この作者にしか書けない傑作!」みたいな作品は出ないのでしょうか。日常系ミステリが流行しているのは重々承知ですが、その波に逆らうような作家さんが出てきてもいい気がしますけど・・・。 | ||||
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