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テロルのすべて
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テロルのすべての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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「かつて核を落とされた国、日本で生まれた若者が、戦後50年以上の時を経て、驕慢な大国アメリカに対し核テロで復讐を実行する・・・」 もし作者に筆力があれば、衝撃の問題作として語り継がれた題材かもしれない。もしかしたら、中東辺りでも翻訳され大ベストセラーになったかもしれない。私自身も期待して本書を手にとったが・・・全く残念な内容。 9.11テロの映像をライブで見ていた主人公は、なぜか自分が狂喜していることに気付く。アメリカを心底憎悪していたことを自覚する・・・小説の冒頭は何かの狂気を期待させるものがあって非常に良いのだが、その後は最後まで何だかダラダラ。テロを起こすまでの過程に深堀りがなく薄っぺら。リアリティを全く感じることができず、最後まで感情移入できなかった。 | ||||
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「あの人、頭良すぎて、ちょっと何考えてるかわかんない。 」っていう類いの人。 そんな人の真相心理を垣間見る。 府に落ちたり、ツッコミたくなったり。 外国の出来事だと思っていたテロについて、いろいろ考えたくなる良作。 | ||||
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前述の評価やレビューに賛同するところもあるが、単純化してわかりやすくし、伝える。という意味では楽しめた。マニアックにされるより入りやすいし。F.UC.× USAも良いと思う。シンプルでいい。韓国の事実をシンプルに表現した作品なんかを創って欲しい。 | ||||
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雑司ヶ谷シリーズが非常に面白かったので購入。 ややパワーダウン。 お話は白人社会を憎む超優秀な日本人青年がテロを起こすまでのお話。 要するに、「太陽を盗んだ男」へのオマージュです。 構造的にはオマージュにオマージュを織り込んだ入れ子構造小説で なかなか小説界では珍しいタイプの小説。 (ラノベとかマンガでは一般的手法) 長谷川監督が指摘しているとおり、対立軸の無さが物語の緊張感をやや弱める。 (敵が国家なんだから仕方ないが) 基本テンポよく読めます。 | ||||
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ま~この人は軽々と色んな小説を書く。今回は演劇的と言うか劇画的というか、ストーリーとしてのリアリティよりは強烈な想念が渦巻くような、彼にしか書けない、彼しか書かないような小説。長谷川和彦監督に捧げた小説らしいが、どちらかというと、つかこうへい的。 | ||||
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自分達の正義を世界に押し付け、従わない国は武力で制裁するジャイアン的国会アメリカを嫌いで嫌いでしょうがない主人公が、"アメリカ人の60%が原爆投下は正しかったと考えている"という調査結果に憤慨して(その他諸々の理由があって)、復讐の為にアメリカ本土に原爆投下しようとする物語。 衝撃作とか問題作とか言われているけど、自分的には、グローバリゼーションに流されている世の中で、侵略や戦争の歴史を背負って生きなくてはいけない現代人の葛藤や難しさを、分かりやすく描いた良くできた青春小説だと思う。 本筋とは全く関係ないけど、主人公が大学の同僚兼恋人の中国人娘と喧嘩して、「お前の国はぱくりばっかりだな!」って罵ったたら「あなた達だって、漢字と餃子とラーメンをパクったじゃない!」って言い返されるシーンが個人的にはツボ。 | ||||
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テロリストへの道のりに全くリアリティがなく、ストーリーテリングも雑で、読んでいて白けるだけだった。 タモリ論に失望したので、著者の小説に期待したが、これにはタモリ論程ではないにせよ失望させられた。 | ||||
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三十年前のイカシタ高校生か大学生のアタマの中を覗いたようなぶっ飛んだ怪作。 主人公の宇津木は、アメリカという大国が過去に日本に対して行って来た行為への報復を決意し、実行へ… アメリカに対する憎悪の理由がストレートに描かれており、共感する部分もあるのだが、宇津木の起こした行動には拒否反応が出た。小説というよりも、青臭い思想書という感じ。 蛇足だが、この作品のタイトルを見て、沢木耕太郎の初期の傑作ノンフィクション『テロルの決算』を連想した。 | ||||
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「密室雪国」は傑作でしたがこれは駄作。 タモリ論よりひどい(笑) 中身の何も無い本です。 何が言いたいのかさっぱり分かりません。 | ||||
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ぱねえ☆☆☆☆☆すげえ☆☆☆☆☆やべえ☆☆☆☆☆ページ少ないしおもろいからすぐ読めた。 | ||||
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『テロルのすべて』というタイトルの割には、テロリズムのことを勉強した跡が 感じられなかった。アメリカを憎んでいるからといって即テロリストになるほど、 人間は単純ではありません。 また、アメリカのエリートのステレオタイプ的な描き方もいただけない。セリフ を読んでいて、失笑を禁じえなかった。 そして最も残念に思ったのは、映画「太陽を盗んだ男」の原爆製造場面をそのまま パクっただけの記述があったこと。せっかくリアルな問題を扱っているのだから、 もう少し自分で勉強してから書くべき。 | ||||
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“僕は読者を無傷で帰さない” ただ感動した。良かった。 そんなありふれた小説には飽きてしまった。いや、小説だけでなく映画にもそう思う。 内容はアメリカに原爆を落とすわけだから、確かに過激かもしれないけど、これほどまでにアメリカに支配され、原爆による人体実験を2回も経験したのに今でもアメリカに頼っている日本ってなんなんだろう?当たり前のようにアメリカの支配を受けている日本でいいのか? 樋口毅宏は日本人を代表して、その悔しい思いを本にした。それが『テロルのすべて』だ。 彼は富士山にペンキで落書きしてるようなもの。とインタビューに答えていたが、日本を愛し、富士山を知り尽くした者だからこそ、落書できるのではないか? 日本文学を読みあさり、数々の作家への敬意。読者への愛。 だからこそできる強い表現。 ぜひ、読んでみてください。 必ず傷跡を残されます。 できたらサイン本がオススメです。 サインだけでなく、1冊ずつ違うメッセージ入りですから。 | ||||
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さすがにちょっと原子力なめすぎといった感はあるが、花沢さん論にはマジウケしたので星3つってことで。 | ||||
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一人のエリート青年がアメリカに原爆を落とすまでを描いた作品。 だが、アメリカへの中傷だけが書かれているわけではない。 本書を読めばわかるのだが、すべての国、民族、人種の良い面、悪い面がバランス良く描かれている。 日本人は侵略もしたし、侵略もされた。 テキサス人はブッシュを当選させたけど、家族や犬を愛する飾らない人たちでもある・・ 「人間には悪い面と良い面がある、よくわからない面白い存在である」 というありきたりでなんて事ないテーマだが、それに改めて気づかせてくれるという意味で、とても価値ある作品だと思う。 また、結果として原爆を落とす最後からは、「人は立場が違う人とは決してわかりあうことができない」というこれまたありきたりなテーマにも読み取れる。 皮肉ではなく、ありきたりなテーマに改めてさらっと気づかせてくれた良作。 つまらないイデオロギー小説では決して無い。 | ||||
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アクチュアルなテーマを扱った割には、現実感がなかった。 問題は主人公の描き方にあるように思う。主人公はエリートだが、 現実の世界でエリートがテロリストになろうとするとき、彼は何 らかの挫折を味わっているものだ。ところがこの小説の主人公は、 アメリカへの憎悪だけでエリートの地位をかなぐり捨てて、テロ リストを目指す。その非現実感が気になって、共感も感情移入も できなかった。 | ||||
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主人公はだいたい私と同年代なのですが、正直、樋口さんの世代の代弁者にされているようで、気分がよくありませんでした。 この話しなら、主人公は脱サラした40男で良かったでしょう。 バブルを経験していないとか意味を持たせたかったのかもしれませんが、主人公が20代であることに話し上はなんの効果もありません。そもそも、中国娘との討論とかブッシュ小泉の政治論とか、宇多田ヒカルの声がエロティックだとかいう表現がもうおっさんくさいです。 民宿雪国で著者を知り、その後全著作を読みましたが、もう著者の思想やサブカルにはお腹いっぱいになりました。民宿雪国のストーリーテリングやミスディレクションの巧みさが好きだった物としては、次作がこの傾向(水道橋博士大絶賛みたいな)だったらもう追いかけないでもいいかなという感じです。著者は編集者だったということで、自分が偏愛するものを前面に押し出すのは、読者のためになるのかどうかはよく考えていると思うのですが… とにもかくにも、世界平和を言ってるだけじゃ…とか、アメリカに日本人は片思いしているとか言うのを私たちの世代に勝手に言わせるのは勘弁してもらいたいな、と。 本書の中で某国民的マンガのキャラクターが、野球をする毎日を繰り返すという場面がありました。 最近は彼もサッカーをやる方が多いらしいですよ。時代は変わっているでしょう。 | ||||
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楽しみにしてただけに、手にとって薄さにガッカリ。 でも、内容はと読みはじめたけど。。。 急いで書いたんでしょうか? 伝えたいことがあってすぐ書いたんですかね。 読者の為に書いた本とは思えませんでした。 | ||||
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