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夜明けのパトロール
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夜明けのパトロールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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さすがのウィンズロウ作品。 特に少女たちに関する箇所はとてもシビアで、このようなテーマを描ききるところは見事だ。 ブーンは賢くて武術に長けていてサーフィンが上手でモテモテで…、できないことはないような魅力的な主人公。めった打ちに遭っても回復がやたら早いところが現実離れしていて「いかにも」だが。 仲間たちとの関係も適度に距離感があっていい。 ……ただ、全体的にとても冗長だ。特に波乗りに関するところや各登場人物の背景などが。 まぁ自分にとってどうでもいいと思うところは流し読みにして―――次は続刊『紳士の黙約』へ。 | ||||
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ストーリー展開に粗さはあるものの歴史的背景等説明はクドいくらいで勉強になる。それでもハラハラドキドキ感は失われす、楽しめる。主人公達がサーファーなので★1個追加。シリーズ物が出たらまた読みたい。 | ||||
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ある医者からすすめられ、購入しましたが、これから読むのが楽しみです | ||||
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早い配送でした。 商品も綺麗で 且つ、丁寧な挨拶文を付けて下さり 大変満足です。 また何かあればよろしくお願いします ありがとうございました | ||||
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登場人物の内面が丁寧に描かれていた。 私はそういう探偵小説は好みでないので、あまり楽しめなかった。 内面描写が詳しい小説の好きな人は気に入るかもしれない。 ダシール・ハメットの「ガラスの鍵」のような小説が好きな人は、つまらなく感じる可能性が高いと思う。 | ||||
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サーファー、時々、探偵 ブーン・ダニエルズが主役のミステリ第一弾。サンディエゴのビーチを舞台にしたディテクティブ・ストーリーだ。 ウィンズロウはといえば、麻薬カルテルもの『犬の力』がヒットしたが、本作品は、魅力的な探偵が活躍するニール・ケアリー シリーズを彷彿させる。 人生=サーフィンな主人公、と5人の仲間たち、ドーン・パトロール。人種も職業も違う底抜けに明るい彼らの過去が、ひとつの事件をきっかけに詳らかにされていく。サーファー探偵というと軽薄な印象を受けますが、人が人らしく生きていく姿が提示されて哲学的ですらある。 ミステリとしても上々ではないだろうか。 | ||||
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Probably the best described big wave riding scene ever written. Definitely, the author knows about surfing. Probably he himself is a real surfer. He knows about surfing culture, surf society and the philosophy of surfing. He also knows about surf community of San Dog. Some characters in the story are based on real human beings existing in real surf communities of San Dog and Hawaii. Red Eddie could be based on Eddie Rothman(aka First Eddie) of Da Hui. If you wanna see real First Eddie, you can check YouTube. The author knows a lot of real surf lingo too. A bad ass surfing novel. | ||||
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非常に読みやすく、仲間意識が高い、本に出合えました。 ファンになりました。 | ||||
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まず、サンディエゴのサーフィン文化とについて、興味深く描かれており、 そこに、付録的に事件が発生するといった感じです。 主人公をはじめ登場人物のキャラクターが全員すばらしい。ちなみに日系人もいます。 | ||||
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著者の思い入れたたっぷりな文体(現在形、口語、俗語、略語)とサーファー方言で、テキスト原書は、小生には、判読不能な箇所がたくさんあります。日本語テキストとの突合せが楽しみでした。 | ||||
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軽快に進む物語に、ウィットに富んだ会話、 個性的な登場人物もたくさん出てきてお腹いっぱいです。 ところどころで出てくるサーフィンの歴史や蘊蓄も物語の重要な要素。 サーフィンがかなりやりたくなってしまった。 しかし本当に読むのが楽しい文章書きますね。 それでいてミステリーとしても一級品。 | ||||
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主人公やその周辺が心地よく、読んでいて楽しく感じられる作品です。 ただ、長過ぎませんか。 この3分の2くらいでおさめてもらえたら、もっと楽しめたのに。 とは言え、続編に期待します。 また彼らに会いたいから。 | ||||
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サーファーの話が中心で、そこに探偵の話が絡んできます。 おもしろいのは、話の中心とはほとんど関係ない、サイドストーリーが随所にちりばめられているところです。 登場人物が、主人公を含め、皆個性的なので、そこに絡んだサイドストーリーがとてもおもしろく、それらだけでも、一種のショートショートとして楽しめます。 真っ黒に日焼けしているサーファー達の中、透き通るような白人女性がその仲間達を混乱させます。 ハードボイルドでも無く、ミステリーでも無く、ユーモア小説でも無い、他にたとえようが無い、新しいタイプの小説です。 西海岸が舞台なので、随所に「日本」の話が出てくるところも、クスッと笑えます。 ショートショートが好きな人、ユーモア小説を読みたい人におすすめです。 | ||||
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全く新しいシリーズですが、あまり関心しませんでした。 これが「ハードボイルド」なのかと問われたら、?と答えます。 サーファーである主人公のこだわりはよく描いているのでしょうが… たの登場人物も同じようにサーフィンに興じるのがいま一つピンときません。 サーフィンが一つの文化と位置付けられているアメリカと、 マリンスポーツの一つに過ぎない日本との違いなのでしょう? 「ビッグ・ウェンズデイ」という映画を生み出した国。アメリカ。 面白くないというよりも、現実感が乏しく(当方の問題か?)、 全てがサーフィンに収斂していく物語は、どうもいただけません。 いままでのウィンズロウの作品に期待している人にはお勧めできません。 | ||||
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ウィンズロウは新刊が出ると何も考えず、まず買ってしまう私にとっては数少ない作家の一人です。書店で二冊並んでいたので、上下巻だと思い危うく二冊買いそうになってしまいました(汗) そのためタイトルの意味も考えずに読み始めました。本書の原題は“The Dawn Patrol ”サーファー用語で1日の始め、まだ誰もいない早朝に海へ出て曙に照らされたまっさらな波に乗る。平たくいえば“朝一サーフィン”ですが、主人公とその仲間は “ドーン・パトロール” に集い、その後それぞれの仕事に出かけて行きます。主人公は私立探偵ブーン・ダニエルズですが、タイトルが示すようにドーン・パトロールのメンバーがそれぞれ抱える心の闇が丁寧に描かれ、群像劇になっています。終盤の細かい章立てはスピード感を際立たせ、ドキドキさせられます。 本書の舞台はカリフォルニア州最南端、サンディエゴ。南カリフォルニアといえば 麗しい人々の集う「明るく健全な観光地」というのが一般的なイメージですが、ウィンズロウはそのような南カリフォルニアを描くつもりはさらさらなかったようです。人種のるつぼと化したその地域では、メキシコからの不法入国者、観光化に押し出されつつある日系移民、ハワイ系マフィアなど、他人とも自分とも葛藤せざるを得ない人々が生々しく描かれています。 その中でドーン・パトロールの複雑で苦しい葛藤が物語の奥行きをもたせ、立体的な作品に仕上がっています。太陽の降りそそぐ南カリフォルニアを故郷に持つ彼らが何を思い、日々暮らしているのかに思いをはせて頁をめくる至福のときをすごすことができると思います。 | ||||
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ウィンズロウは、大好きな作家ですが、このストーリー展開に関してはイマイチとしかいいようがないような。 もちろん人物の背景や舞台は、もうすみずみまで練り上げられ名人芸とでもいいたくなり、じめじめした日本にいてさえ、サンディエゴの海を感じることができます。 読者を引き込む技が冴え渡っています。軽い明るいノリやジョークも。 が、あまりに「いかにも」な展開で、テレビドラマっぽい感じがします。 主人公はぶっきらぼうながらクールで、やたら勘がよく行動力抜群で、無愛想なのになぜか男性としての魅力にもあふれ、完璧美人のいい女2人に惚れられるし、運が良過ぎてダイハード?だし。 事件の核になる子供の人身売買もとってつけたような印象が・・・(ある重要人物がひとりの子供に入れ込むのなんとも不自然) まあ、「サンディエゴ波乗り白書」的に楽しめればいいのでしょう。 大きな裏切りもなく、友情の美しさに感動するのもいいでしょう。 超売れっこ作家になるってこういうことなんですかね。 | ||||
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ニールから入りましたが、昨今の作品には、なじみ切れずにいたところ、サトリ辺りで、少し、戻って、今回、大当たり気分です。一気に読み切りました。この主人公、是非、たくさん読みたいです。短編なんかも、一盛作って欲しいです。この人は、最近長編になると、余計な知識を衒うので、できれば、短編か、中編で、早めに出会えるとうれしいですが・・・。怒られるかもしれませんが、昔のTVのマグナムをちょっと思い出したりもしました。次作は翻訳始まったとの事、ぜひぜひ、長く付き合いたいキャラクタです。 | ||||
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ドン・ウィンズローは面白い。「ストリートキッズ」、「犬の力」、「フランキー・マシンの冬」が個人的に今までの傑作ベスト3だが、今回の作品はそれに続くものだと思う。他のレビュアーの方がもっと作品について語ると思うので、読後感で申し訳ないのだが少し綴りたい。 この作品というより、ドン・ウィンズローの作品は人間の業というものが関係してくる。悪い事をするやつらも、善人も何かにこだわり、捨てられぬ何かを持っている。それは人間のみの宿命だ。この作品の中で出てきた一文だが、「すべてのこだわりを捨てれば悩みが無くなる」。家族、友人、お金、趣味などなどなど、捨てられないものばかり。悪人も善人も捨てられない何かを持つ。 でも、そこに焦点をあて、人間を描くのがドン・ウィンズローだ。そのこだわりを描くことで人間像を燻り出す。そこには共感があったり、反感があったり、理解不能であったりするのだが、理解した時に深い共感を生む。 私はドン・ウィンズローの作品を読むと、いつも自分の人生を考えてしまう。今回の作品を呼んで、熱中できることは何か? 人生で大事なものは何か? と考えてしまった。そんな問いかけをさせる力を持っている作品だ。 | ||||
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300ページ過ぎまでは、心地よいユーモア交じりの語り口でサンディエゴ近辺のサーフィン仲間の”友情と愛””過去と現在”が展開、 そこに軽く街の顔役絡みの殺人事件が起こる、みたいな展開。それもあくまでも、サーフィンの付け足しに、と言った感じ。 其処かしこに、サーフィンの歴史、サンディエゴの街の成り立ち、日系人の奮闘と、本筋とはチョッと離れた<うん蓄話>が織り込まれ、 かってカリフォルニアに在住した事のある私にとっても懐かしい地名が続々と登場し『犬の力』『フランキーマシーン』とは<ちょっと毛色が違う>、 <けど、それはそれですごく面白い>とページをめくらせられ続けたのだが.... 300ページを過ぎた辺りから、様相は一変、深く暗い竪穴にたたきつけられるが如く、”軽い”はずの本筋が、まさしく”ノアール" に向って加速してゆく。そのギアの切り替えが実に心地よく、こうなると、何処で読むのを小休止していいのか...最後はいつも通り <鮮やか>で締めくくられる。『犬の力』でメキシコ麻薬に怒った作者は、ここでもメキシコの貧しさに怒る。 この辺りの概要は、<訳者あとがき>が実に上手く、”後書いてある”ので繰り返す必要はないでしょう。 読後感は、いわずと知れた70年代の名作映画「ビッグ・ウエンズデイ」とレヘインが創作したボストンを愛した探偵パトリック&アンジーの『雨に祈りを』。 面白くないはずは無い。 好き嫌いは常に有るものでしょうが、『犬の力』のすさまじい殺戮譚に腰が引けた読者も、本作は結構受け入れやすいと期待。 普通なら上下巻にして出版されても文句のないヴォリュームだと思うが、単巻にて出版の角川にThank you! (コストパーフォーマンスというのは、消費者=読者、夫々に判断基準が違うので何とも言えないが、私に関しては、コスト・パーフォーマンス◎作品) 本作にて、ブーンと、その仲間の生立ち紹介も終わり、第二作『The Gentlmen's Hour』が本当に待ち遠しい。 レイン・スウイーニーの件はかたがつくのか.... | ||||
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