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生存者、一名
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生存者、一名の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この手のミステリを読み慣れていれば、犯人も生存者も動機も途中で見当がつく。 (他のレビューでも書かれていたが、途中のミスリードのための叙述トリックは卑怯の一言。あれで自分が間違っていたのかと思ったわ。) 中編なので仕方ないのかもしれないが、あまりにもベタすぎる展開の上に殺害方法もあっさりしているため、ドキドキ感やゾクゾク感がまったくなかったのが残念。 「次は誰が、どうやって殺されるんだろう?」という追い詰められていく恐怖や、「まさか、あの人が!?」という意外性がこういう話では欠かせないものだが、皆テロリストなので可哀想にも思えず、キャラも立っていないため、誰がどう殺されようが気にならない。 この手の作品では、被害者を大勢用意して、殺害方法も手を変え品を変えてやるのが読者の興奮を煽るのに必要なのだと改めて感じた次第(笑)。 最後、わざと曖昧な描写にしたのも、敢えてモヤモヤを残そうとしたのだろうが、正直どっちでもいいわって感じだし。 濃い作品が好きな私には、トリックもお話も薄味で物足りなかった。 | ||||
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読者を驚かせたいのはわかるけど、それはちょっとプロのやることじゃないでしょうという叙述テクニックがあったので☆マイナス1で。 | ||||
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2000年に祥伝社から400円文庫の一冊として出たもの。中篇である。 恩田陸『puzzle』、近藤史恵『この島でいちばん高いところ』、西澤保彦『なつこ、孤島に囚われ。』とともに「無人島」テーマの競作で書かれたものとなる。 2002年には4本を合本にしたアンソロジー『絶海』に収められている。 また、2005年には単行本『そして名探偵は生まれた』(『そして名探偵は生まれた』、『館という名の楽園で』と合本)となり、さらに2009年には文庫本『そして名探偵は生まれた』(単行本に「夏の雪、冬のサンバ」を加えたもの)となっている。 どれを買うか、じっくり考えてから手を出すべき。 短い作品で30分もあれば読めてしまうが、中身はなかなか濃厚。殺人犯は誰かというののほかに、生き残ったのは誰かという謎まで詰め込まれ、あっと驚く結末が待っているのだ(いや、そんなに驚くほどじゃないかも)。 小品だが、良く出来た一冊と思う。 | ||||
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ミステリの感想を書く上でのマナーとしてネタは割らないが、あのラストは正直違和感が残った。最後の生き残りが誰であるか、また謎かけとして提示されている部分の回答ははっきりしている。あくまで心情的な部分での違和感ではあるが、本格ミステリの中にも情緒を大事にして書いている(と思われる)筆者らしからぬ読後感の悪さだった。 いつもあと書き・解説を添えないのは、言い訳をよしとしない歌野氏の潔さと見ているが、今回ばかりは一言欲しかった。 | ||||
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