生存者、一名



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初公開日(参考)2000年10月
分類

長編小説

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生存者、一名 (祥伝社文庫)

2000年10月01日 生存者、一名 (祥伝社文庫)

鹿児島の遙か沖の孤島、屍島に六人の男女が降り立った。彼らは都内で爆弾テロを行なった四人の実行犯と二人の幹部だった。翌日、幹部の一人が船とともに姿を消し、残りの五人は文字通り絶海の孤島に閉じ込められた!組織に対する疑心と、食料をめぐる仲間同士の暗鬼。やがて、一人また一人と殺されていく…。犯人は誰か?そして、最後に生き残る者は。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.25pt

生存者、一名の総合評価:6.53/10点レビュー 17件。Bランク


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全4件 1~4 1/1ページ
No.4:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

無理に長編にせず、短くまとめているのが好感を持てる作品

新興宗教の信者である五人の男女が、教団の指示で大規模爆破テロを起こし、同じく教団の指示で無人島に逃亡・潜伏したものの、そのまま教団にスケープゴートとしてトカゲの尻尾切りにされ、無人島に置き去り状態に。
このままでは島で餓死を待つばかり、しかし島から脱出した所でテロで大勢の命を奪った凶悪犯として極刑は免れないという絶望的状況で、さらに連続殺人事件まで発生する……
孤島の連続殺人事件という定番のシチュエーションを扱ったミステリですが、登場人物たちが何重にも「詰んだ」ような状況が面白いミステリです。

上記の通り、登場人物が語り手の主人公含め、無差別テロで大勢の命を奪ったような連中のため、正直誰にも感情移入できず、助かってほしいとも思えないのですが、かといってあまり共感・同情できる境遇だと可哀想すぎて読んでて辛くなりそうなので、個人的にはこれでよかったかと。

終始緊迫感のある展開でテンポよく読め、結末はそこまでの驚きや意外性はありませんが、まぁ無難にまとまっているかと思いました。
これが300ページくらいの長編作品でしたら、可もなく不可もなくといったところで6点ぐらいかな、というところですが、150ページ未満の中編の範囲でまとめた所を評価し、一点オマケして7点で。

▼以下、ネタバレ感想

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マリオネットK
UIU36MHZ
No.3:
(5pt)

生存者、一名の感想

たまたま古本屋で見つけたので購入。
短いので簡単に読破。
そこそこ面白い。

▼以下、ネタバレ感想

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レッダーン
JX3FQ5JY
No.2:
(5pt)

生存者、一名の感想

生存者、一名になるほど。
楽しめてはないのですがこのボリュームなら満足できる内容です。

jom
GUZPXBJJ
No.1:
(8pt)

仕掛けが、ぎゅっと詰まってました。


▼以下、ネタバレ感想

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なっつ
9KCW4J9X
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No.13:
(4pt)

生存者一名の正体は全く予想外のサプライズで著者の企みに唸らされましたね。

歌野晶午さんがクリスティー女史の名作「そして誰もいなくなった」に挑戦したトリッキーな孤島ミステリの秀作中編小説。2000年に書かれた本書は、真の道福音教会の信徒による爆弾テロ事件という設定で、明らかに5年前の1995年に起きたオウム真理教による地下鉄サリン事件をモデルにしていますね。鹿児島県の遥か沖の無人島・屍島に逃れた実行犯の男女6人が次々に姿を消し殺されて行くストーリーは十分魅力的です。殺人事件の真相は割と現実的で地味目でしたが、生存者一名の正体は全く予想外のサプライズで著者の企みに唸らされましたね。
生存者、一名 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:生存者、一名 (祥伝社文庫)より
4396328125
No.12:
(3pt)

ごくごく普通の絶海の孤島ミステリだが、淡々として面白みに欠ける

この手のミステリを読み慣れていれば、犯人も生存者も動機も途中で見当がつく。
(他のレビューでも書かれていたが、途中のミスリードのための叙述トリックは卑怯の一言。あれで自分が間違っていたのかと思ったわ。)

中編なので仕方ないのかもしれないが、あまりにもベタすぎる展開の上に殺害方法もあっさりしているため、ドキドキ感やゾクゾク感がまったくなかったのが残念。
「次は誰が、どうやって殺されるんだろう?」という追い詰められていく恐怖や、「まさか、あの人が!?」という意外性がこういう話では欠かせないものだが、皆テロリストなので可哀想にも思えず、キャラも立っていないため、誰がどう殺されようが気にならない。
この手の作品では、被害者を大勢用意して、殺害方法も手を変え品を変えてやるのが読者の興奮を煽るのに必要なのだと改めて感じた次第(笑)。

最後、わざと曖昧な描写にしたのも、敢えてモヤモヤを残そうとしたのだろうが、正直どっちでもいいわって感じだし。
濃い作品が好きな私には、トリックもお話も薄味で物足りなかった。
生存者、一名 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:生存者、一名 (祥伝社文庫)より
4396328125
No.11:
(3pt)

サラッと読めて面白いが、最後の説明描写が苦しい

読者を驚かせたいのはわかるけど、それはちょっとプロのやることじゃないでしょうという叙述テクニックがあったので☆マイナス1で。
生存者、一名 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:生存者、一名 (祥伝社文庫)より
4396328125
No.10:
(2pt)

バレバレ

設定は悪くないものの動機はバレバレ
こったトリックがある作品ではないので、作者の本をコンプしたい人以外には
あまり価値のある本ではないだろう
中古で五十円ぐらいなら買いか
生存者、一名 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:生存者、一名 (祥伝社文庫)より
4396328125
No.9:
(4pt)

『そして名探偵は生まれた』に収録された中編

爆破テロを実行した新興宗教の信者四名は、
教会幹部二名と、孤島に身を隠すことになる。 
しかし、しばらくして幹部の一人がクルーザーとともに孤島から姿を消したことをうけ、
取り残されたもう一人の幹部は、教会が自分たちを切捨て、スケープゴートにしよう
としていることを告白する。
島を脱出する交通手段はなく、万が一、救助されたとしても、逮捕
は免れないという絶望的なジレンマに陥らされた五人の信者たち。
そんな彼らが、何者かによって、一人ずつ殺されていき……。
冒頭に掲げられた報道の記事で「生存者一名、
死者五名」という、結末が提示されている本作。
島でサバイバル生活を送る羽目になったのは合計五人ですから、この
人数の齟齬が、どのように解消されるのかが、読みどころとなります。
(逃げた幹部が数に含まれるのか、それとも……というわけですね)
何より、未来に何の希望もないはずの彼らのなかに、わざわざ
殺人を犯すにたる動機を持つ人物を紛れ込ませる手際が秀逸。
ただ、この動機設定を不快に感じる向きもあるとは思います。
リドルストーリー的幕切れも、結末を読者に委ねるというより、むしろ、
ある人の悪意が顕現した皮肉なものに感じられ、賛否両論でしょうね。
★『そして名探偵は生まれた』
生存者、一名 (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:生存者、一名 (祥伝社文庫)より
4396328125



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