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蒼空時雨



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【この小説が収録されている参考書籍】
蒼空時雨 (メディアワークス文庫)

蒼空時雨の評価: 3.79/5点 レビュー 24件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全24件 21~24 2/2ページ
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No.4:
(5pt)

恋愛ミステリー

電撃小説大賞を受賞した新人のデビュー作だが、これは傑作。
普通の日常の物語なのに、飽きさせずにグイグイとひきこまれる。
あちこちに広がる伏線が収束する快感もあり、新人の構成とは思えないほど巧みな展開をみせる。
しかし本書の最大の魅力はそういう技巧的な話ではなく、群像劇の中で描かれる真っ直ぐな恋心なのだと思う。
何度もハッとさせられるシーンやセリフがあり、特に四話は圧巻で、これを読めただけで購入の価値があった。
痛々しいまでの切なさもあるが、雨上がりのように爽やかな読了感のある恋愛小説だった。
蒼空時雨 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:蒼空時雨 (メディアワークス文庫)より
4048682903
No.3:
(3pt)

悪くはないけれど

読みやすいです。
が、内容は「良い」というには物足りない感じ。
ワカマツカオリさんの表紙買いで、
そこそこ読めればいいや、程度の認識で読み終えました。

5人の男女(男2女3)の主観で物語が語られるのですが、
女性の描写が「なんかうそくさい」と感じてしまいました。
女性3人のうち2人が「子どもが産めない」体という設定も、
「男性が考える現実にありそうな女性の不幸」というレベルで
携帯小説のレイプや薬のような安易な使われ方をしているのもなんだかなぁ。

伏線をはって、後から少しずつ回収していくような書き方なので、
最初から全部人物構成を明らかにしてしまったら面白さ激減ではあるのですが、
物語に一切登場しない人物の話が登場人物同士で展開されて読者置き去り、とか
「良かった!」と云うにはもう一歩、という感じでした。
蒼空時雨 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:蒼空時雨 (メディアワークス文庫)より
4048682903
No.2:
(4pt)

次作に期待

話は好きな形であり、恋愛ものの群像劇である。
今までの電撃文庫とは違い、高校が舞台ではなく
社会人を登場人物に置き、ハーレムものでもなかった。

しかし一人称視点にしておきながら
登場人物の感情とそれに対するアクションを書ききれていないように感じた。
主人公達の思春期特有の人間不信を書きたいという気持ちはわかるのだが
作者が読者に対しても人間不信であり、心に訴えかけるものが弱い。
もっと丁寧に感情描写をしてほしかったところがいくつかあり
第四話は殊更良かったので残念である。

ここまで変な批評が続いてしまったけれど
デビュー作であるのでこれからも作者には邁進してもらいたい

蒼空時雨 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:蒼空時雨 (メディアワークス文庫)より
4048682903
No.1:
(4pt)

昔の面影、目の前のあなた

アパートの前でずぶ濡れになっていた所を助けた女性、譲原紗矢は何故か自分の部屋に居候することになってしまう。彼女がスーパーに職を見つけ、出会ってから1ヶ月後、ようやくアパートの前にいた理由が明かされるのだが…
 そして、同じ高校の演劇部だった女性、楠木風夏は無言電話と夫の行動から、浮気を疑ってしまう。その真相を突き止めるため、探偵事務所を開いている舞原零央に相談が来るのだが…

 登場人物たちの視点を順々に辿りながら、ひとつの大きな物語を紡いでいく作品。巧妙かどうかはよく分からないが、たくさんの伏線が張られる。メインの伏線については回収されるけれど、名前だけしか登場しない人物もたくさんいる。この辺は、今のままだと余分だと思うし、活かすならばもっとのめり込める様な設定を加えないといけない気がする。
 僕は友達が少ないからよく分からないけれど、社会人になってもこんなにきっちりしっかり学生時代の友人と絡めていけるのかなあ、と少し疑問にも思う。むしろ舞台が高校とか大学だったらしっくりと来るような緊密さがある。
 その頃があまりにきれいで純粋で、その呪縛から抜けられないだけ、では無かったことに未来への救いはあるかもしれない。
蒼空時雨 (メディアワークス文庫)Amazon書評・レビュー:蒼空時雨 (メディアワークス文庫)より
4048682903

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