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蒼空時雨
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蒼空時雨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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突然の別れと出会い。群像劇だがやがて他のシリーズにもつながっていくという。 | ||||
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非常にライトな作品で、あっという間に読める。 一応群像劇を気取ってはいるけれど、完全に独立させても良いのでは?と思うようなエピソードも交じっていた。 シンプルな恋愛もの。 登場人物の名前の付け方以外には強い癖がないあっさりした作品。 内容に入る。 ある雨の日、青年がアパートに戻ると女性が倒れていた。 彼女は青年の家に居候し始め、一月後その理由を青年に告げる。二人は子供の頃に面識があり、青年に会いに来たのだと。 だが青年も一つの真実を告白する。自分は、彼女が会いに来た相手ではないと。 ――それと同時、彼女が本当に会いに来た青年が帰ってくる。 そうして彼ら三人の三角関係と、その周囲を彩る人々の物語が幕を開けた。 語り手が変わっていくので合わない人は合わないかもしれないけど、自分は全部すんなり受け入れられた。 文章は柔らかいというか薄いというか、かなりあっさりしてて読み易い。 インパクトは無いけど淡くて綺麗な物語、ってのが感想。 最初に秘密が明らかになってしまい、そこからは色々と肉付けというか補強していくような感じだった。あと外伝とか。 ラストはまぁここだろうなぁってところに落ちるし、満足できる物語だった。 人によっては妊娠に関する設定が安易だとか言う人もいるかもしれないけれど気にならない範囲。 今後の作品の登場人物たちが名前だけ登場してたりするから、最初に読んでおくべきである。 | ||||
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文章が非常に読みやすいです。 不必要な描写や比喩がないせいですかね。 そこら辺の取捨選択が非常にうまいです。 話しの引っ張り方も上手なので、ページを繰る手が止まりません。 他の方のレビューを読んでると意見が分かれる第四話ですが、 個人的にはうるっと来た話でした。 一話の落ちは伊坂幸太郎の有名作品のものを使っていて、 しかもその作品を読んで次に手にした本がこれだったので、 さすがに半笑いになりましたが、それ以外がしっかりしていたので嫌な気はしませんでした。 ただ、そのあとの五話が「ど、どうしたの!?」ってくらいにダサい描写が多くなるのがちょっと…。 それ以外ではそうは思わなかったのですが、第五話はまさに携帯小説を思わせる幼さでした。 冷静になると、そんな突飛なストーリーでもなく、突っ込みどころはあるでしょうけど、 それに気づかせない、気にさせないうまさがあると思います。 電撃大賞の批評にもありましたが、新海誠監督のアニメが好きなら楽しめるかと。 私は監督の「秒速三センチメートル」は苦手でしたが、「言の葉の庭」ド直球で大好きです。 しかし「きじかくしの庭」が満場一致で異例の大賞を取って、この作品が奨励賞とは…電撃のここらへんの基準がわからない。 | ||||
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シンプルに感想だけを。 こういった物語に何を期待しているのかわかりませんが、 こういうフィクションにヘンなリアリティを求めない、 日常からしばし頭を離し空想の世界を旅するような方が読めばそれなりの秀作かと思います。 完璧なものを欲する批評家さん気質の方には、 物足りなく感じて愚痴しか出ないのでやめた方がよいでしょう。 「人にはそれぞれ取るに足らないがそれなりのストーリーがあって、 自分勝手なのだけど、なぜか人を欲し頼ってしまう弱い者。」 それが私が受けたこの本の印象です。 この作者はシリーズとして物語を作り上げていますから、 他の作品も合わせてこれから読んでからまた本作品を読み返してみたいと思います。 | ||||
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読んだ感想はやはりライトノベルだなぁといった感じです。 普通の小説ならば恋愛の部分で葛藤があって争ったりするような場面がいくつもとありますが、登場人物がいい人ばっかりなのでそんな事はなく淡々と終わります。ですので、若干薄いのと登場人物が台本の中で動いているような気がしました。 設定に関してもちょっと無理やり感が否めない部分がいくつかあると感じます。 、どこか携帯小説やありがちな少女マンガのような陳腐さを感じる小説ですが、文章は読みやすかったです。 | ||||
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一言でまとめると、とても綺麗な作品だったと思います。 全6話、4人の視点から語られます。 恋愛、家族愛、友情、いろんな形の愛が表現されていて、すごく優しい感じになれる作品です。 ただ、結末が個人的には残念でした。 ネタバレになるので書きませんが、物語の流れとしてはあっちではなかったのでしょうか。 | ||||
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僕が本を読むときに決めていることは、最後まで読む。ということだ。当たり前かもしれないけど… この本、最後まで読みました。2010年度まで遡りワーストです。読むのが辛い、この前に古川日出男のサマーバケーションEPを読んだんですが、それとは違った意味で辛かった。話としてあり得ないです。フィクションだからいい! そうです。でもこの作品は幼いんです。新人だからしょうがないーそういわれたら言い返せません。ただ蒼空時雨は作者がストーリーを考え、作る。それだけで。しかも読んでて雨に濡れたわけでもないのに、寒気がする。実際寒いセリフ、思い連発。僕はメディアワークス文庫に疎いのですがレベルに驚きました。 でも他のレビューの方をみると、そんな悪い本ではないようです。批判する訳ではないのですが、本を読み慣れている人はOUTな作品だと思います。 新人賞レベルとしても駄目ですが、シリーズ化されているようですので、それだけ支持があるのでしょう。期待して、機会があれば読みたいと思います。 | ||||
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如何せん設定がダサすぎる なんかすごい権力を持ったグループが出てきたり、あまりにもへんてこなキャラ設定等 最初はいいなと思って読んでいたのに3章から一気に読む気が削げてしまった 下手に捻らずそのままで書いて欲しかったかなぁ | ||||
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本作は綾崎隼氏による「第16回 電撃小説大賞・選考委員奨励賞」受賞作。 男女5人による、ミステリ要素を含んだ群像劇。 短編集ではあるが、作品を通じて主軸となる背景とストーリーがあり、それを5人それぞれのエピソードとして描かれている。 それぞれ一人称という視点であるため、同じシーンでも異なった角度で語られるという点が面白いと思った。 若干のミステリ要素を含んでいるものの、どちらかと言えば現代の若者の恋愛物語が中心と言ってよい。 小説ならではの偶然は出来過ぎな気もしたが、それはそれで悪くない。 また、ライトノベルならではだろうか、登場人物それぞれが奇抜な名前で、一昔前の少女漫画を思い出した。 全体的にさらりと読めて楽しめる作品。 悪くない、といったところか。 | ||||
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『ダ・ヴィンチ』で取り上げられていて、知りました。 「普段、ライトノベルを読まないオトナお勧め」という主旨の紹介文と、 表紙イラストに惹きつけられて読みました。 気持ちよく読者の意表をつきながら話が進むので、読み応えがあります。 結末まで、意表をつかれました。(ネタバレにならないよう、詳しくは書けませんが) 中でも夏音の物語が、際立っているように感じます。 彼女は、他の人物の視点では、何を考えているのかわからない緊張感を与えるキャラです。 夏音の一人称によって、周りの人たちに知られずに秘めている事柄が明らかにされていくます。 衝撃が走りました。他の物語とは独立した短編として佳品にみえますが、 他の人物たちの物語とのつながりがあるからこそ光っているのでしょう。 | ||||
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主軸となる紗矢たちのお話よりも、夏音のお話が好きでした。 稜君からの手紙が届くシーンで、涙がぽろぽろと…。 この辺りは『吐息雪色』のほうにも受け継がれていますね。 零央と紗矢については、それほど意外性もなく、纏まるところに纏まりました、という感じです。 零央に関しては、また同じ世界の違う物語に登場してきそうですね。 今度こそ彼が幸せになれることを祈っています。 | ||||
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第16回電撃小説対象「選考委員奨励賞」を受賞した作品です。 ストーリーについてはあまり話すとネタバレになってしまいそうなので私が印象的だったところだけ。 まずびっくりしたのは登場人物の名前が変わっていることです。 零央、夏音などなんと読むかわからない名前があったりします。平凡な名前がついているよりも覚えやすくて個人的には良かったんですが奇抜すぎてどうかなあ、と思う人もいるかもしれないです。 それから登場人物の一人として朽月 夏音という女性がいるのですが彼女に関する話はこの作品の中で一番好きです。 本筋とはあまり関係がないのですがその話に入る前に夏音は飄々としていて何を考えているかわからないようなキャラできていたので人間らしい部分に触れて一気に親しみが沸きました。 | ||||
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ある日、舞原零央はアパートの前に倒れていた譲原紗矢を助けます。 二人は段々とお互いの事を好きになり、恋に落ちます。 しかし、お互いがお互いに隠している大きな秘密があった・・・。 ジャケ買いしました。 ワカマツカオリさんは知らなかったんですが、絵が好みで、正直中なんて見てなかった。 結果は、買って正解です。 紗矢がなぜ零央の所に来たのか、過去から遡って書いてあります。 その描写が丁寧で好きでした。紗矢と零央が喜怒哀楽するのと一緒に、私も悲しくなったり、嬉しくなったり。 彼女が彼を好きになるのも、彼が彼女も好きになるのも分かる。 私が気になったのは、零央と紗矢以外のキャラクターの皆さん。 主人公の零央と紗矢の他にキャラクターが出てきます。 そのキャラクター達のエピソードの挟み方が結構大きく取り上げてあって、あれ?って感じでした。 はっきり言っていなくてもこの話は十分楽しめます。 でも、そのキャラクターの話は話でいい感じに収まっていて、安心しました。 しかし、ちょっと蛇足かなぁ・・・とか考えます。 最終的に零央と紗矢の恋は、結ばれるのか。誰かが喜べば誰かが悲しむ。 是非一度手にとって下さい。 | ||||
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構成がとても変わってます。 あまりないような構成だったので最初とまどいました。 でも、その構成が作者が無理に読者を惹き付けようとしている感じがしてあまり好きになれません。 秘密を後にもってくるという構成で最後まで読ませようとしている感じです。 登場人物も性格、背景などが変わってる人が多く、ドラマ化されたりすれば面白いのかもしれなと思いました。 | ||||
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とっても面白かったです! 大勢の人に読んでもらいたい素敵な物語です。 雨宿りから始まる恋物語に一気に引き込まれて、思わず涙ぐむような展開の後で待っていた秘密に驚かされました。 その後で視点が変わってしまい、最初は戸惑いましたが、そういう何もかもがラストシーンへと繋がる伏線でした。 本当に練りこまれているお話で、新人さんが書いた話だというのが信じられません。 雨上がりのように爽やかな読後感にやられてしまったので、さっそく綾崎さんの二作目も読んでみたいと思います。 | ||||
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あらすじを読んで面白そうだなと思ったんですが、すごく退屈でした。話が読めてしまって「そうだったのか!」っていうのがありませんでした。 他の方も書いてらっしゃるように携帯小説のような感じなので、ちょっとした軽い読み物としては良いかも知れません。 | ||||
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不思議な小説です。 痛みがあって、悲しみもあって、でもすごくあったかいんです。 切なくて切なくて涙が止まりませんでした。 まさかという秘密が待っているので、序盤で一気に引き込まれてしまいます。 最後の最後までどうなるかわからなくてハラハラします。 この結末を認められる人も、認めたくない人もいるようですけど、あたしはこの結末じゃなきゃイヤでした。 もっともっと彼らの物語を読みたい。 この小説はパーフェクトな結末をむかえたと思うけど続編を期待します。 どうか彼らの物語をもっと読ませてください。 | ||||
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所々で疑問を感じてしまいました。矛盾、とまでは言わないまでも物凄い違和感。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、じっくり読まずにさらっと流し読みしたほうがいいかも。 第四話なんかは個人的に文が好みでなく、とても読みにくかったです。何と言うか、携帯小説みたいな印象を受けました。疲れます。面白くもないし。たしかに夏音っぽさはよくでてるのかもしれませんが…… うーん、やっぱり個人的にこの作品は好きになれませんね。作者はこの本でデビューしたみたいですし、購入を考えてる方は次回作に期待するほうがいいかと思います。私も次回作でたらチェックはすると思います。購入するかどうかは別ですが。 | ||||
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もしあなたが今、平凡な毎日に疑問を感じているのならば、是非手にとって貰いたい一冊です。 幸せってなんなんだろう。 運命だとか絆だとか、必然だとか。 そういったものを信じる信じないは人それぞれですが、身近に起こる出来事に対しては、案外自分が一番無頓着だったりするものです。 他人から見れば運命の出会いなのかも知れないし、必然なのかもしれないし。 それを再認識させてくれるかのような、すばらしい内容でした。 ストーリーは一つの出会いから始まっています。突然の出会いと愛情。 しかし読み進むにつれ様々な事実が明らかになり、人間模様も変化していきます。 各章がそれぞれの登場人物による一人称で描かれており、同じ出来事でもそのキャラクターによって受け止め方が全然違ったり、 知りえなかった真相が徐々に明らかになっていき、物語に深みを与えています。 そして一見ばらばらにも見えるストーリーが、絡み合ってゆく。 ミステリーの要素もあり、恋愛物の要素もあり、またヒューマンドラマでもある。 それを丁寧な無駄の少ない文体で描いているので、読みやすく、後味も良いです。 読み終わった後、自分の人生について少し考えさせられる事がありました。 物事の捉え方や気持ちの持ち方など、はっとさせられる事もありました。 登場人物の世代は25前後。 同世代に強く勧めたい小説です。 | ||||
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過去のトラウマ、生きていくうちに変わっていく自分、出会った人との交流で、今の自分は成り立っていて、出来上がっていて、それでも、「孤独」も「トラウマ」も、拭えず、不安感だって押し寄せてくる。 幸せはきっと、人それぞれ違うけど、極有り触れた毎日に愛しい人を感じながら、ゆっくり生きていける幸せって、意外にかなり難しい。そもそも、「出会い」の時点で苦節中の私です。 始まりは紗矢が零央のアパートの前で雨の中、倒れていて、「零央」が救う場面。 そして、「零央」の部屋で居候生活を始め、そこから順に物語が紐解かれていきます。 零央から紗矢、風夏、夏音、そして、零央(後篇)紗矢(後篇)の順でしたが、前篇の零央に「秘密」が・・・。 ちょっと、変わったラブ・ストーリーで、私は初めのころ、「え、こんなことって、ありえないよ!?」などと、思ったりした。 だって、アパートの前で女性が倒れていたら、女性にどんなに救急車を拒まれても、救急車を呼んで終わり。 だけど、零央は紗矢の頼みをすんなり受け入れる。 けど、読んでいくうちに・・・・! それぞれの「心」。それぞれの「人生」を感じながら、登場人物それぞれの個性や心情が心に沁みました。 「悲しい過去」と「嘘」、夫婦のすれ違い、ひたすらな永遠とも思える愛、報われない想い、それぞれなのに、絡み合っていた。過去から今も、何もかもが絡み合って、パズルをはめていくような、感覚。 巧みな伏線や紐解かれていく流れ。一文一文に、人物たちの想いをひしひしと感じ、共感する言葉に涙が流れることも…。 そして、「●●で。」という、〜で、のカタチの文節もあり、初めてで、新鮮でもあって、それもまた、「想い」を強く感じさせ、人物が生きているような感覚にさせました。 これが、著者の初めての作品であるとは、驚きです。面白くて、時間を忘れ、読み耽ってしまいました。 どんなに悲しい過去があっても、今が幸せでなくても、これからどうなるのか本当に分からない。どこで、どうなっていくか、本当に・・・。 次回作、いつ出るか楽しみに待ちたいです。 | ||||
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