春にして君を離れ

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春にして君を離れの評価:

4.48/5点 レビュー 244件。 B ランク

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平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全466件 201〜220 11/24ページ
No.266
(5pt)

エンディングがリアル

面白かった!!!
おばさんの回顧録かよ!と思ってたら、あれよあれよと引き込まれ一気読み。

ジョーンは自分の通俗的価値観に合わないものを全く受け入れられず家族や周りから疎まれている。
そしてそのことに一切気づいていない痛いキャラ。
そんなジョーンが、砂漠の太陽の元、1人で色々考えていくうちついに真実にたどり着くと言う話。

もしかして自分って嫌われている?皆の幸せを奪っている?ということに、初老のおばさんが気づくと何が起きるのか?
エンディングのジョーンがリアルでゾクッとした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.265
(5pt)

エンディングがリアル

面白かった!!!
おばさんの回顧録かよ!と思ってたら、あれよあれよと引き込まれ一気読み。

ジョーンは自分の通俗的価値観に合わないものを全く受け入れられず家族や周りから疎まれている。
そしてそのことに一切気づいていない痛いキャラ。
そんなジョーンが、砂漠の太陽の元、1人で色々考えていくうちついに真実にたどり着くと言う話。

もしかして自分って嫌われている?皆の幸せを奪っている?ということに、初老のおばさんが気づくと何が起きるのか?
エンディングのジョーンがリアルでゾクッとした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.264
(5pt)

さすがアガサクリスティ!

いろんな感情を呼び起こされる内容ですが、周りを気にしすぎてすぐ遠慮してしまう私はある意味自分の価値観に絶対的自信を持ち、自分の思い通りに、出来事を自分の都合よく解釈して生きてきた主人公が羨ましかったです。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.263
(5pt)

さすがアガサクリスティ!

いろんな感情を呼び起こされる内容ですが、周りを気にしすぎてすぐ遠慮してしまう私はある意味自分の価値観に絶対的自信を持ち、自分の思い通りに、出来事を自分の都合よく解釈して生きてきた主人公が羨ましかったです。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.262
(5pt)

リアルなホラー

事件が起きるわけではないのにとてもホラー。我が身を振り返らずにいられない。結末も秀逸。いつもと違う環境で、驚くほど心が浄化されたような気分になって変わろう、変われると固く決意するのに、日常に戻ると忘れてしまう。決意が薄れるとかじゃなく、本当に忘れてしまう。誰の日常にも潜むであろう気づかれないホラー。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.261
(5pt)

リアルなホラー

事件が起きるわけではないのにとてもホラー。我が身を振り返らずにいられない。結末も秀逸。いつもと違う環境で、驚くほど心が浄化されたような気分になって変わろう、変われると固く決意するのに、日常に戻ると忘れてしまう。決意が薄れるとかじゃなく、本当に忘れてしまう。誰の日常にも潜むであろう気づかれないホラー。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.260
(5pt)

読み進める手が止まらない

なんて滑稽な主人公、
物事の見方1つで、こんなにも現実が変わる。。。
殺人は起こらないけど、人の心を推理して読んでいくことに、感動を覚える作品でした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.259
(5pt)

読み進める手が止まらない

なんて滑稽な主人公、
物事の見方1つで、こんなにも現実が変わる。。。
殺人は起こらないけど、人の心を推理して読んでいくことに、感動を覚える作品でした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.258
(5pt)

「鏡に映った自我」を守る代償

鴻上尚史さんが、ウェブの悩み相談で「友人に絶好されました」という相談者におすすめしていた本です。1944年というからいまから75年前にミステリーの女王アガサ・クリスティがメアリ・ウエストマコットというペンネームで出版した小説ですが、彼女がすばらしいストーリーテラーであるのはもちろん、人間についての透徹した観察眼と、それを社会や時代という大きな文脈のなかで描く意図を有していたということを示している本だと思います。

怖い小説です。大した事件も起こらないのにとても怖い。その恐ろしさが終盤に向かって加速していくのです。主人公のジョアン・スカダモアは異国の次女を見舞った帰りに、乗り継ぐはずだった列車の遅延によって、砂漠の真ん中の簡易宿泊所で数日間足止めとなります。最初のうちこそ、自らの半生がいかに幸せなものだったかを反芻して気分よく過ごしていますが、だんだんやることがなくなってきて、有り余る時間をもてあますようになります。しかも話し相手といえばカタコトの英語を話す宿屋のインド人だけ。となると、あとは自分と向き合うしかなくなります。それこそが彼女がもっとも苦手とし、本能的に避けてきたことでした。日がな「見ず知らずの自分」と向き合うなかで、美しく満ち足りた記憶の上に黒い染みが広がっていきます。砂漠の穴からトカゲが顔を出すように、疑念がチラつきます。よき妻、よき母親、そして幸せな人生をおくってきた「わたし」という人物は、本当に夫のことを理解していたのだろうか、子どもたちに最善のことをしてきたのだろうか、彼らに愛されていたのだろうか……。

ジョアンは夫のふとした言葉、表情、仕草を思い出し、他の女性の影を見ます。折り合いの悪かった長女とのやりとりを思い出し、あれでよかったのだろうかと良き母としての自信が揺らぎます。彼女が同情を装いつつ見下していた同級生になぜか自分の悩みを打ち明けたくなります。

彼女はこれまで、社会学者のクーリーがいうところの「鏡に映った自我」と完全に同一化して生きてきました。それが、話す相手もいない見知らぬ地でいつくるともわからない列車を待つという無為の時間なかで、「鏡の前の自我(「鏡像」を見ている本体)」と対峙したのです。彼女は押し寄せてくる疑念のなかで苦しんだ末、天啓をうけたかのような衝撃的な体験をします。彼女の内側でなにかが変わったのです。

ついに列車も到着し、ジョアンは一路ロンドンへ。途中から同室となったロシアの高貴な女性に、自分の心の内を吐露したり(これまでジョアンは人に本音を話すことはありませんでした)、彼女に対して軽く劣等感を感じたり(それまでのジョアンは他人に対して優越感しか感じたことがありませんでした)と、まるで別人のように振る舞います。そしてロンドンの駅から愛する夫のいる自宅に戻った彼女を待ち受けていたものは……。

SNSの爆発的普及により、わたしたちはこの小説が書かれた当時よりもさらに「鏡に映った自我」に翻弄されるようになっています。自らの浅さ、愚かさ、弱さを遮るもののない砂漠の陽の光に晒されたジョアン。意図せぬかたちで「鏡に映った自我」を客観的に見つめる目を授かります。そのことによって芽生えた根源的な不安に襲われ、正気を失う直前で訪れた気づき、そして感謝と歓喜。しかしそれさえも、鏡の中の自我に結局は吸収されていくのです。

『オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』や吉田修一の『パレード』などにも通じる、「本当の自分」という底なし沼の中にずぶずぶ引き込まれ行くような、そんな怖さを感じます。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.257
(5pt)

「鏡に映った自我」を守る代償

鴻上尚史さんが、ウェブの悩み相談で「友人に絶好されました」という相談者におすすめしていた本です。1944年というからいまから75年前にミステリーの女王アガサ・クリスティがメアリ・ウエストマコットというペンネームで出版した小説ですが、彼女がすばらしいストーリーテラーであるのはもちろん、人間についての透徹した観察眼と、それを社会や時代という大きな文脈のなかで描く意図を有していたということを示している本だと思います。

怖い小説です。大した事件も起こらないのにとても怖い。その恐ろしさが終盤に向かって加速していくのです。主人公のジョアン・スカダモアは異国の次女を見舞った帰りに、乗り継ぐはずだった列車の遅延によって、砂漠の真ん中の簡易宿泊所で数日間足止めとなります。最初のうちこそ、自らの半生がいかに幸せなものだったかを反芻して気分よく過ごしていますが、だんだんやることがなくなってきて、有り余る時間をもてあますようになります。しかも話し相手といえばカタコトの英語を話す宿屋のインド人だけ。となると、あとは自分と向き合うしかなくなります。それこそが彼女がもっとも苦手とし、本能的に避けてきたことでした。日がな「見ず知らずの自分」と向き合うなかで、美しく満ち足りた記憶の上に黒い染みが広がっていきます。砂漠の穴からトカゲが顔を出すように、疑念がチラつきます。よき妻、よき母親、そして幸せな人生をおくってきた「わたし」という人物は、本当に夫のことを理解していたのだろうか、子どもたちに最善のことをしてきたのだろうか、彼らに愛されていたのだろうか……。

ジョアンは夫のふとした言葉、表情、仕草を思い出し、他の女性の影を見ます。折り合いの悪かった長女とのやりとりを思い出し、あれでよかったのだろうかと良き母としての自信が揺らぎます。彼女が同情を装いつつ見下していた同級生になぜか自分の悩みを打ち明けたくなります。

彼女はこれまで、社会学者のクーリーがいうところの「鏡に映った自我」と完全に同一化して生きてきました。それが、話す相手もいない見知らぬ地でいつくるともわからない列車を待つという無為の時間なかで、「鏡の前の自我(「鏡像」を見ている本体)」と対峙したのです。彼女は押し寄せてくる疑念のなかで苦しんだ末、天啓をうけたかのような衝撃的な体験をします。彼女の内側でなにかが変わったのです。

ついに列車も到着し、ジョアンは一路ロンドンへ。途中から同室となったロシアの高貴な女性に、自分の心の内を吐露したり(これまでジョアンは人に本音を話すことはありませんでした)、彼女に対して軽く劣等感を感じたり(それまでのジョアンは他人に対して優越感しか感じたことがありませんでした)と、まるで別人のように振る舞います。そしてロンドンの駅から愛する夫のいる自宅に戻った彼女を待ち受けていたものは……。

SNSの爆発的普及により、わたしたちはこの小説が書かれた当時よりもさらに「鏡に映った自我」に翻弄されるようになっています。自らの浅さ、愚かさ、弱さを遮るもののない砂漠の陽の光に晒されたジョアン。意図せぬかたちで「鏡に映った自我」を客観的に見つめる目を授かります。そのことによって芽生えた根源的な不安に襲われ、正気を失う直前で訪れた気づき、そして感謝と歓喜。しかしそれさえも、鏡の中の自我に結局は吸収されていくのです。

『オスカー・ワイルドの『ドリアン・グレイの肖像』や吉田修一の『パレード』などにも通じる、「本当の自分」という底なし沼の中にずぶずぶ引き込まれ行くような、そんな怖さを感じます。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.256
(5pt)

まるで私

ネットでたまたま、ある相談者の参考になれば…とこのタイトルがあり、内容がまるで私の事で読んでいて辛くなりました。
万華鏡の模様の真ん中を彼女は取る手段は選べなかったのかしら…と思いが巡ります。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.255
(5pt)

まるで私

ネットでたまたま、ある相談者の参考になれば…とこのタイトルがあり、内容がまるで私の事で読んでいて辛くなりました。
万華鏡の模様の真ん中を彼女は取る手段は選べなかったのかしら…と思いが巡ります。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.254
(5pt)

善意の中にある闇

アガサクリスティーの作品はどれも好きですが、この作品だけは殺人とかその推理を楽しむいつものストーリーではなく、誰もが少しは持っている闇、決して見たくないものに気付かされるところに引きずり込まれました。若い時は自分自身というよりか、母と重ね合わせ考えさせられましたが、自分がこの主人公と近い歳になってくると心を刺されたような痛みを感じます。
この本は、殺人だけがミステリーじゃないと初めて気付かせてくれました。不思議な面白い本です。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.253
(5pt)

善意の中にある闇

アガサクリスティーの作品はどれも好きですが、この作品だけは殺人とかその推理を楽しむいつものストーリーではなく、誰もが少しは持っている闇、決して見たくないものに気付かされるところに引きずり込まれました。若い時は自分自身というよりか、母と重ね合わせ考えさせられましたが、自分がこの主人公と近い歳になってくると心を刺されたような痛みを感じます。
この本は、殺人だけがミステリーじゃないと初めて気付かせてくれました。不思議な面白い本です。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.252
(5pt)

逃げ切れないもの

誰も決して自分から逃げ切れるものではないのだと
いつか必ず向き合わざるを得ないのだと
何度でも突きつけられていくのだと思うのでした。
例え、ロドニーの様な夫がいても
本当の自分自身と向き合わずには生きれないのだと
真の孤独と戦うか、自分をありのままに認めるか
面白い小説でした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.251
(5pt)

逃げ切れないもの

誰も決して自分から逃げ切れるものではないのだと
いつか必ず向き合わざるを得ないのだと
何度でも突きつけられていくのだと思うのでした。
例え、ロドニーの様な夫がいても
本当の自分自身と向き合わずには生きれないのだと
真の孤独と戦うか、自分をありのままに認めるか
面白い小説でした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.250
(4pt)

名作家の読みやすい作品

詰まりもなくスラスラと読むことができた。推理ものではなく、途中からあらすじがわかってしまったので、面白かったが評価は4に。人間ってそうは簡単に変わらないのだな、と改めて感じた。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.249
(4pt)

名作家の読みやすい作品

詰まりもなくスラスラと読むことができた。推理ものではなく、途中からあらすじがわかってしまったので、面白かったが評価は4に。人間ってそうは簡単に変わらないのだな、と改めて感じた。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.248
(5pt)

身震いするような

世話好きで気配りができて、良妻賢母の良き英国夫人がバグダッドの娘の様子を見に行って帰ってくる、ただそれだけの話と言えばそれだけ。
ただ、我が身を鑑みてぞっとする、というある意味ホラー。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.247
(5pt)

人の心

人の心の変遷が大変巧みに構成され、クリスティの推理物しか知らない者にとっては驚きです。彼女のまた別の才能を知りました。むしろ、この本の方が彼女の本領かもしれません。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813