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英雄の書
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英雄の書の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 61~80 4/6ページ
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架空の世界を描く時は、そうでない時よりもリアルな設定が必要だと思うのですが、この作品にはそれが感じられません。夕べ見た夢の話を聞かされているようで、ただ非現実的で、荒唐無稽。この世界の用語にもセンスを感じないし、作者はつくづくファンタジーに向いていないなぁと思いました。ゲームが大好き、ということなので、それっぽいものが書きたいのでしょうか。あるいは自分の小説観を発表したかった? | ||||
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英雄の書。結構な時間をかけて読み切りました。 感想としては、嫌いではないし、むしろ好き? ん〜なんて言えばいいのか・・・ 宮部さんのファンタジーは、決してハッピーエンドばかりではなくて、私はそこが結構好きで、 人間って泥臭くて、汚くて、綺麗ごとじゃなく生々しい。(←ちょっと違う?) すっきり解決ではなく、どこか闇が残る感じ。 説明が長いという方もありますが、そこも私は好きです。 主人公が幼く、幼稚というのも、とくに気にならず。(私がバカだからでしょうか?苦笑) 賛否両論あって良し。 好きも嫌いもその人次第。 結果的に、難しいけど読んで後悔はなかった!! 宮部作品やっぱり好きです。 | ||||
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登場人物や設定は違いますが、ストーリーの進み方はそのままブレイブストーリー。読んでて恥ずかしくなるような安っぽい魔法や戦闘シーンはそのままに、主人公の必死さと話の重さや広がりをブレイブストーリーから取り除いたような話でした。もうこの人のファンタジーは買いません。 | ||||
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本書を読んで、主人公のガキっぽい言動が気になる、という意見のあることが、不思議だ。 仮に、主人公が「自分も魔法が使える」「魔法で何でも出来る」ことを簡単に納得し、自ら積極的に戦うような性格であれば、主人公もまた“英雄”に魅入られてしまう事になる。 本書は、主人公じたいが「ある種の物語の主人公であることを拒むような性格の持ち主」でなければ、「物語」が成り立たないという、極めて独特な構造の上に成り立っている。 登場人物が自在に動いて「物語」を引っ張っていくのではない。それでは単純な「“英雄”の物語」になってしまう。 主人公でありながら“英雄”ではなく、“英雄”である事、「物語の主役」である事を、拒まねばならないのだ。 それゆえに本書は、単純なカタルシスをもたらす小説ではなく、安易な結末も存在しない。 本書の「エピローグ」は、続編への橋渡しではなく、我々が住む世界への橋渡しとして機能している。 我々の住む世界と近しい世界として設定された「主人公の住む世界」における「物語」が、完結しておらず、何ら解決していないように見えるのも、作者の意図なのだろう。 ある種の解決、結末が付けられることで、「輪」が閉じたと読者に感じさせては、「物語」は単なる他人事で終わってしまう。 「あー面白かった」と本を閉じて終わり、ではないのだ。 我々の住む世界にも「“物語”の“咎”」は存在し、「“英雄”に魅入られた者」が破壊や殺戮をもたらしてきたし、今もなお、もたらそうとしているではないか。 抽象的な書き方で申し訳ないが、わかる方には、お分かりいただけるのではないかと思う。 | ||||
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このレビューを書いてる時点では、 まだ本書を最後まで読んでません。 残り70ページぐらいのトコロです。 けど、もうそろそろ限界です。 ストーリーに大した起伏がなく、 説明だけは長ったらしく、 主人公の幼稚さに苛つかされ。 もう主人公が兄貴と会えようが会えまいがどっちでも良いから、 さっさとエンディングを迎えて欲しい気持ちでいっぱいです。 宮部さんは元来、 風景や建物等の描写には結構な文字数を割くお方ですが、 昔はそれを冗長と感じさせないだけの言葉のリズム感みたいなのを持ってました。 模倣犯のあたりからかな? それがなくなって、 妙に説明臭く冗長な文章が目に付くようになってきました。 特に今作においては建物はもとより、 英雄だの輪だの領域だのの説明がただ長いだけで、 全く要領を得ない。 物語の核となる概念をイマイチ理解できないまま、 ストーリーに引きずられてダラダラ読むしかないとゆー、 ホントただしんどいだけです。 そして物語の進行を著しく妨げる主人公の分からず屋ぶり。 何かある度にヒステリーに喚き散らし、 その度に回りの従者がくどくど説得するパターンの繰り返し。 宮部さんの他の作品の幼年の登場人物達は、 やり過ぎってくらい聡明で物分かりが良いのに、 なぜコイツに限ってはこんな等身大の馬鹿ガキなのでしょうか。 小説を読んでて、 はっきりと『コイツ嫌い』と思わされた主人公は初めてです。 ってゆーか早く『ドリームバスター』の続きを書いて下さい、宮部さん。 | ||||
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おそらく著者の長年の心の中にあった小さな火がストーリーになったように感じた。 人が話し、書く、ものは物事の一面だけを拾い集めていって「物語」とする。 あまりにもその方式が定着しているがために違和感すら持たない。 しかし、現実はいろんな出来事の集合に過ぎない。出来事の集め方で物語はどうとでも変わる。 その「物語」や記録されたものが意思をもつとどうなるか、というところからストーリーが展開する。 とくに英雄は必ずマイナスの側面をもつのは歴史(あ、これも物語ですけど)が証明している。 物語の紡ぎ手が、物語を題材に物語を紡ぐ、というとってもメタな小説。 著者のファンにも楽しめるだろうし、認識の仕方を小説の題材としているという面でも楽しめると思う。 | ||||
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私は宮部みゆき先生のファンで、これまでもミステリー、ファンタジー共に何作か読ませていただきました。 先生の作品の魅力は卓越したストーリーティング、文章力、人物描写など…素人の一読者である私には上げきれない魅力があると感じていますが、 私が一番に魅力に感じる点は読後感にあふれる不思議な切なさです。 単行本の方のレビューでも、主人公の年齢不相応の語彙力や判断力に違和感があるとの声が上がっていました。 確かにそういった面に多少の違和感が感じられない訳ではありません。 すべてが作中での主人公が与えられた立場ゆえ、と説明されてしまえばそれまでなのですが、 そのわりには不相応な年相応の幼さが垣間見える場面もあり、確かに多少の違和感は否めないと思います。 ですがそういった面が些末なことと思えるほど、世界観や作者が訴えたかったこと、世界にあふれる善と悪、主人公の肉親への思いなど、 読者への訴えかける部分が強くあふれる作品だと思います。 特に読後に残る切なさはまさに著者の真骨頂と言った感じで、読んだ人すべてに心に残る温かい何かを与えてくれる作品だと思います。 悲しい事、辛い事にくじけている人にそれらを乗り越える勇気をくれる作品だと思います。 | ||||
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上下巻通して三ヵ所の世界を描いて おり、それぞれの世界の設定や登場人物が丁寧に描かれるのですが、その設定が盛り込まれ過ぎている為肝心のストーリーが急ぎ過ぎな印象がありました。 特に終盤に描かれる旅の全貌を語る場面は余りに唐突で、一瞬作品から引き離されます。 途中までの展開や世界観やメッセージ性は非常に好きな内容だったので、とてもおしい作品だと思います。 | ||||
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物語の起因は、現代ならどこにでもある生徒同士のいじめ、いじめられた子を庇ったがために教師から目の敵にされ、あげく殺人を犯してしまう主人公の兄その兄を救いたいため心悩ます主人公。 そこに語りかけるものが・・ 宮部みゆきさんの簡潔な文章でありありと描かれる異世界の景色。ICOと似たような状況設定でいながら、まるでお坊さんの説話をきいているような訴えかける物語。 これは、今学校でいじめに会っている、職場でうまく行っていない、そういうひとに特に読んでほしいとおもいます。 いじめが解決できるとかではなく、いじめにあっているココロが慰められます。 某テレビ番組で島田伸介さんが言っていましたが いじめは学校や教師が何かできるものではない親がすべてをすてても子供をまもるという気概が必要だ・・・・と。 しかし、そんなオヤがどれだけいるでしょう? あなたは独りなんだよ、でも、みかただっているんだよ そういっているように感じました。 | ||||
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宮部さんの本も、ファンタジーも好きですが、この本にはまったく魅力を感じませんでした。なんとか最後まで読んだけど、正直つらかった。読みなおすことも、思い出すこともないでしょう・・・。 難解で重厚な世界観と子供っぽすぎる主人公のキャラクターのアンバランスさ、「英雄」「黄衣の王」という魅力的な設定を潰してしまってる戦闘シーンの描写力不足、安っぽい魔法、呪文、道具だて。 どこもかしこもチグハグな感じで、本の世界に入り込めません。ファンタジーは(ファンタジーだけじゃないけど)、「異世界」に連れってくれてナンボでしょう! 「物語」「輪」「領域」といった世界観は面白いので、これを使ってどなたか別の方に違う物語を書いてほしいと思ったくらいです。 宮部さん、この設定、まだ自分の中で消化しきれてなかったんでしょうね・・・。 | ||||
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宮部みゆきのファンダジー作品はわりと好きなので全て読んでますが、英雄の書は期待のしてたわりにイマイチだと感じました。上巻全てが序章という感じでスピード感があまりなく、下巻も盛り上がるようで盛り上がり切れていない。結末もあっさりというか結局何も解決してないような…個人的にハッピーエンドではなくてももっと後味のいい物語が良かったなと思います。ブレイブストーリーが泣きながら読んだのに比べこちらは完全に傍観者な気分で感慨もないまま読み終えました。 | ||||
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ほとんどの宮部みゆきさんの本を読んでいますが、これほどがっかりした本はありません。ファンタジーかと思って読みましたが、ファンタジーにしては話が重たく、非常にわかりづらい。そのうち面白くなるはず!と信じ最後まで読みましたが、残念でした。今までの作品がすばらしかっただけに残念。 | ||||
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少女が魔法の力を手にいれ、 事件を起こし失踪した兄を探す また、その事が世界を救うことにも繋がる といった感じのストーリーだが、 まだ、上巻しか読んでいないので・・・ 下巻を読んでみないことには、 現段階ではなんとも言いがたい ただ、物語自体はおもしろいのですが、 ファンタジーとしての魅力は乏しい 主人公が魔法の力で、 あまりにも色々できるようになりすぎる ドラクエのようなRPG的で、 ほんの少しがっかりだった しかし、「輪」という概念は、 「人間原理」的な考えで面白かった | ||||
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世界観が難解で世界に入り込めなかった。 主人公の女の子が小学生なのも無理があるし、 兄が殺人を犯したのに、 親がちっとも悪びれていない(行方不明になった息子を案じるのみの描写)で尺然としない。 上巻のみでギブアップ。 もう宮部みゆきのファンタジーは手を出さないことにしよう… | ||||
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冒頭のページのフォントがすごく読みづらく、嫌な予感がしたのですが。 本文は普通の文字だったので、ほっとしました。 が、いきなりの少年犯罪と、加害者家族に対する周りの冷たさに 本の世界に入り込めないまま。 主人公が小学5年生と言うこともあり、周りの大人が彼女に事実を告げない、 イコール読者もなにかもやもやしたものをかかえたまま、読みすすめることになります。 現実の世界でも、わからないことがいっぱいなのに 本の世界(無名の地)にはいるとますます理解できなくなります。 概念がまず、難しい。 そして、主人公は「幼い」、そしてかなりのタブーに近づいているからこそ 周りが沈黙してるゆえに、????マークが飛び交います。 上巻は何とか読み終えました。続きがどうなるか気になるところではありますが 下巻もこんな調子なら、投げ出してしまうかもしれません。 | ||||
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ずいぶん前に読んだ『レベル7』がわりとおもしろくて、ちょっと期待して読んでみました。 映画になった『ブレイブストーリー』はまだ読んでませんが、たぶんそれと似た感じかもしれません。アニメ化されたので気になってましたが、あまりのボリュームに読むのを躊躇してましたが、この本が面白かったので今後読みたいと思いました。 本作は子供が主人公のアドベンチャー物ですが、結構本の世界にはまり込みました。ボリュームありますが、あっという間に読み終わりました。 ハリポタとかロードオブザリングとか好きな人はこういうストーリー好きだと思います。 こちらも映画化したらおもしろいかもしれませんね。 | ||||
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大人のためのファンタジーではないでしょうか。私は独自の世界観や概念が大人になったからこそ理解できるものだったと思いました。多分子供だったら、エンディングに納得いかなかったかと。物語だからといって思い通りにならなかったのも、妥当なエンディングだと感じましたし、その後のエピローグで気分が明るくなりました。 確かにどこかで見たことあるようなアニメ的シーンは少し残念でしたが、中身は読みごたえもありますし、これからの生き方に影響を与えられそうな名作だと思います。 | ||||
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主人公が小学校5年生の少女という設定に無理があった気がします。 ファンタジーと現実が上手く融合できてない感が最後までありました。 結局「兄を取り戻す旅」ではなく、「兄が帰らない事を納得させる旅」にすり替わっていて、 え〜そんな〜!!って気分ですよ。 ファンタジーって、もっと楽しい幸せな気分になるものなのに 読んだ後に暗〜い気分になってしまいました。 宮部作品ならでは、なのでしょうかね? | ||||
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主人公の年齢に無理があると感じた。 子どもでなくてはならないオルキャストは小学校5年生の主人公。 でも、読むうちに、5年生はこんなに難しい言葉は知らないのではないか、 こうたやすく理解できないのではないか、と大人びた面のある主人公に 違和感を感じてしまい、深く入り込むことができなかった。 大人びた割に、すぐ泣いたり、感情をあらわにしたり、偉ぶったり。 主人公に魅力を感じることができず、残念だった。 物語の内容としては面白かったのだが、たとえばハリーポッターのような 深い順序だったものではなく、いっきに読み進めることはできたが読み終えた後の 満足さや、読み終えてしまった虚無感(すぐに現実世界に戻るのが残念な感情と言えばよいのでしょうか)が あまりなかった。 宮部みゆきさんは主人公が子どものファンタジーは書かないほうがよいのではないか。 | ||||
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作者の苦悩と混乱が伝わってくる下巻でした。 上巻と合わせて半分以上が世界観の説明に費やされ、肝心の物語が薄っぺらい。 ラストでユーリが狼になったというくだりを読んで、この本はいわばプロローグ、 作者が本当に書きたい物語はここからなのではないかと感じました。 だとすれば発刊の順が違えば・・・狼となったユーリの冒険からはじまり、 過去の物語やスピンオフとして読めたなら、もっと面白かったのではないかと思います。 途中で何度も投げ出しながら読み終えました。 兄の物語の内容としては「いじめはやる方より、やられてやり返す方が悪質」という結果しか読み取れません。 それはそのまま今の世の中を反映してると思いますが、苦い気持ちしか沸きませんでした。 | ||||
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