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英雄の書
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英雄の書の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 1~20 1/2ページ
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物語を書くということの特権性、特殊性を着眼点とした物語になっている。そこが興味深かった。とはいえ、本書の筋書き自体は、成長物語を基調として、そこから離れているようにも思う(エンタメに徹している?) いったい物語とは何だろう 最近、私は物語りこそが人生の実体だと感じる | ||||
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特に悪くはない。悲嘆の門を読んだついでに読んでみた。ならばイスラム国の悪行は誰が裁いてくれるのか? | ||||
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「これ初読の筈なのに何で先知ってる感じがするのか?」と思いながら読み進み、途中で「ああ、ブレイブストーリーか」と気付きましたw ヒロインが「小学5年」って設定がちょっと読み難い。丁寧に接してくれてる相手に「丁寧語」も「敬語」も使えない子供は嫌いです。初め敬語でもあっというまに「タメ口」になる「のぼせ」症の子供も嫌いですw 手をつけちゃったんでとりあえず読みましたが、「下」読み通せるか…。 | ||||
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この世界観ならもっと子供が読んでワクワクするような内容が良かったな。 いきなり人殺しちゃうのはどうかなぁ・・。 子供が読むには救いがないし、 大人が楽しむダークファンタジーというには少々足りない感じがします。 これならブレイブストーリーのほうが好きです。 そうはいっても二日間で一気読みしました。 引き込まれるような文章力はさすがです。 もう一回読もうとは思わないけどね。 | ||||
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"ひとつ踏み誤れば、あなたも<英雄>に囚われ、呑み込まれてしまうことでしょう。 <英雄>は巨大です。比類なき力を擁する完全な物語でございます。" 「ブレイブ・ストーリー」「ドリームバスター」に続く宮部みゆきさんのファンタジー作品。 ある日、優しい中学生の兄が学校で起こした殺傷事件。 姿を隠した兄を探そうをする妹・友理子は兄の部屋で喋る辞書に出会い、そして兄が「英雄の書」に囚われてしまったことを知る。 うーん、やっぱり宮部みゆきさんはファンタジーより現代物が読みたいかなぁ……というのが正直な気持ち。 アニメ映画化されたブレイブ・ストーリー同様、小さな主人公が崩れてしまった世界・運命を取り戻すために旅立つのですが、読んでいると独自の世界観が上滑りしていきます。 読み口も悪くなく、ラストが巧くまとめすぎという感が強く、読み終えて不満が残るわけではないのですが、上下巻と長いストーリーの割には後に残らずちょっと残念な気がしました。 | ||||
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突き詰めて行けば哲学の深淵に手が引っかかるようなテーマです。 物語とは言葉であり、認識そのものであり、思考そのものです。 人間は、認識し、思考し、物語を紡ぐからこそ人間。 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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宮部みゆきの作品はほとんど読んでいるが、これは思ったより、子供向け。 | ||||
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上巻の設定説明があまりにも複雑で詳細で、 作者の意図するところを汲み取る作業に頭を悩ませ、 ふんふん多分こういう事なんだろうな、 よし準備OK!これで冒険の旅を始められるぞ! あーワクワクするー!何が出るかなー! と思ってドアを開けたら、 目の前の壁にここがゴールって張り紙があったみいな気分。 残っているページがだんだん少なくなるにつれ、 大丈夫かな、もう終わっちゃう!って心配していたとおり、 上巻で期待したことは起こらないまま、 物語の登場人物もパーツも、 ほんのちょっとも堪能しないままにストーリーが終わる。 面倒臭くなって止めちゃったのかな、とさえ。 ファンタジーの中で作者が伝えたいこと、 もっともっと楽しませて欲しかったです。 あまりにも呆気なく終わってしまったので余韻もなく残念。 | ||||
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読み終わった直後に口から出た言葉が 「もやもやする」 でした。 上巻を読み終えた時点で、これはあまり救いのなさそうなお話だな、と思っていましたが案の定。 小学生の女の子が体験するにはなかなかに重い、そしてつらい内容だとおもいます。 きれいな勧善懲悪というか、ハッピーエンドを望んだわけではありませんが、 話がすすむにつれて明らかになる真実に毎度毎度こころを打ち砕かれそうになりました。 そして読み終わった後の「すっきりしない感」はなんだろう。うまいこと言いくるめられてそのまま読み流してしまったというのが正直なところです。 時間をおいてもう一度読んでみると新たな発見があると思うので、それを楽しみにしておきます。 | ||||
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小学生の女の子が兄を助けるべく己の世界から別の世界(作中の言葉で正確に言うと「輪」)へ飛び出す。 どことなくブレイブストーリーに似ています。兄、母の違いはありますが。 小学生目線の文体なのか、簡単な文体で書かれている気がします。その点は読みやすいです。 しかし英雄、輪(サークル)、無名の地、物語等の概念を理解するのに骨を折りました。というか正直理解できず、なんとなくこんな感じだろうで済ましてしまいました。 主人公の子供っぽさは年相応なのでかわいらしく思えますし、なにより相方アジュがとてもかわいいです。ソラはこれから成長を見せるのでしょうか。 下巻では設定や概念の後付けが多くならない、むしろできればそうならないよう願っています。 | ||||
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09年12月の単行本,11年05月のノベルスを経ての文庫化.上下分冊の上巻にあたります. 上巻,物語の前半ということもあり,その大半がきっかけや準備,世界の説明になっています. ただ,それらを現す言葉や,世界観そのものは,どれもシンプルで聞き慣れたものばかりながら, それぞれの持つ意味や役割は,言葉の響き以上に難しく,すぐには理解できないこともたびたび…. そのため,退屈とまではいかないものの,ボリュームもあり,ややモタついてしまう感は否めません. しかし,背景が見え出した終盤からは加速,勇気あふれる少女のただの冒険譚なのかと思いきや, それだけではない,我々の近くにも潜むまさかの真実に,驚きとともに言いがたい思いが沸き立ち, 異世界と日常世界の狭間,いくつものアンバランスな光景が,不思議な魅力となり惹かれていきます. 登場する魔法やアイテム,他にもいささか都合のよすぎる話運びに引っ掛かる部分はありますが, 幼い少女が『決意』し,そんな己のわずかな変化に気づく姿は,些細な描写ながら強く印象に残り, 困難へと立ち向かう彼女が,どのような『物語』を見せてくれるのか,下巻への楽しみが膨らみます. | ||||
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主人公と同じ5年生くらいの小学生には良さそうです。 和製ファンタジーはあまり好きではないのですが、書き方がうまいのでそれなりに面白く読めました。 いじめ、という現代の子供たちの持ってる闇と、現実離れしたファンタジーの世界。 グッと掴まれるようなエピソードや意外性がなく、大人の私には物足りない感じでしたが、小学生で、海外のファンタジーは入り込めない、という子のファンタジー入門としては良いのかも。 ただ、それならもう少しあからさまに児童向けにしてしまったほうが(ふりがなとか)いいんじゃ無いかなあと感じました。 中学生くらいになると、これはちょっと子供っぽいんじゃないかな。 | ||||
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宮部みゆきのファンダジー作品はわりと好きなので全て読んでますが、英雄の書は期待のしてたわりにイマイチだと感じました。上巻全てが序章という感じでスピード感があまりなく、下巻も盛り上がるようで盛り上がり切れていない。結末もあっさりというか結局何も解決してないような…個人的にハッピーエンドではなくてももっと後味のいい物語が良かったなと思います。ブレイブストーリーが泣きながら読んだのに比べこちらは完全に傍観者な気分で感慨もないまま読み終えました。 | ||||
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冒頭のページのフォントがすごく読みづらく、嫌な予感がしたのですが。 本文は普通の文字だったので、ほっとしました。 が、いきなりの少年犯罪と、加害者家族に対する周りの冷たさに 本の世界に入り込めないまま。 主人公が小学5年生と言うこともあり、周りの大人が彼女に事実を告げない、 イコール読者もなにかもやもやしたものをかかえたまま、読みすすめることになります。 現実の世界でも、わからないことがいっぱいなのに 本の世界(無名の地)にはいるとますます理解できなくなります。 概念がまず、難しい。 そして、主人公は「幼い」、そしてかなりのタブーに近づいているからこそ 周りが沈黙してるゆえに、????マークが飛び交います。 上巻は何とか読み終えました。続きがどうなるか気になるところではありますが 下巻もこんな調子なら、投げ出してしまうかもしれません。 | ||||
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主人公の年齢に無理があると感じた。 子どもでなくてはならないオルキャストは小学校5年生の主人公。 でも、読むうちに、5年生はこんなに難しい言葉は知らないのではないか、 こうたやすく理解できないのではないか、と大人びた面のある主人公に 違和感を感じてしまい、深く入り込むことができなかった。 大人びた割に、すぐ泣いたり、感情をあらわにしたり、偉ぶったり。 主人公に魅力を感じることができず、残念だった。 物語の内容としては面白かったのだが、たとえばハリーポッターのような 深い順序だったものではなく、いっきに読み進めることはできたが読み終えた後の 満足さや、読み終えてしまった虚無感(すぐに現実世界に戻るのが残念な感情と言えばよいのでしょうか)が あまりなかった。 宮部みゆきさんは主人公が子どものファンタジーは書かないほうがよいのではないか。 | ||||
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壊れてしまった大切なもの、 ー同級生を殺してしまった大事なお兄ちゃん、 ーお兄ちゃんの件で壊れてしまった家族の平安、、、を取り戻すために、小学5年生の友理子が異世界へ旅立つ。 ファンタジー仕立てにはしているけれど、「物語」や「英雄」、生命についての設定が、 もの書きとして、作者のなかに芽生えている考え方、、というか、哲学なんでしょうね。 多分、作者のなかでも、考えとしてこなれきっていないのだと思います。 陰湿ないじめや、殺人や戦争などの現代社会が抱える問題もまた、人間の紡ぎだす「物語」。 もの語りをしるす本とは、ものをかたる作家は、、業の集まり??て事なのかな。 全ての人に業はあるのだろうけれど。 物語を語らず、記さず、無垢なのは、赤ん坊のみ? 宮部さん、疲れてませんか。 作家としての自分を、強く自己否定をするようなメッセージに、なんだか病んだものを感じたのですが、、。 | ||||
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ファンタジー=夢が見られる作品と考えている方は、 読まない方がいいでしょう。 これは小説というより論文のように感じました。 物語という形式を取った、作者なりの物語論に思えます。 「物語」というものに対する捉え方としては興味深い。 そういう意味での星3つです。 純粋に小説として読むとすると、非常に構成が甘いです。 説明が延々と続くため、いつまでも長すぎる序章を読んでいる ように感じてしまいます。 題材自体がまた、人を選ぶ作品ですね。 個人的には、主人公の兄自身には同情すべき点は多いんですが、 作品の題材として見ると、連載時期が少年犯罪が多かった頃だけに、 何で今の時期にこれ・・・という気持ちが拭えませんでした。 一般論的には加害者弁護的に感じて居心地が悪かったですし、 かと言って個別論で見ると兄と友人の少女が気の毒で後味が悪過ぎでした。 | ||||
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宮部みゆきのファンタジー小説は本作以外にもいくつか出ているがなかなか読む機会がなく、本書が初めてである。主人公は小学生5年生の少女友里子で、同級生を殺して行方不明となった兄を探すことをきっかけに、この世界を左右するような冒険の旅に出ることになる。 読み始めてしばらくはこの物語の世界にすっと入っていけなかったが、兄がかばっていた同級生の少女と出会うあたりから徐々に面白くなっていき、最後までそれなりに楽しむことができた。 ただ、最後まで物足りなさを感たのも事実。主な理由としては、世の中のすべてが物語という世界観に最後まで魅力を感じなかったこと、ファンタジーにしては驚くような冒険や魔法が登場せず地味な展開が続いたこと、そして何よりもテーマ自体は重い割に全体のトーンが軽いため、どっちつかずの中途半端な作品になってしまったというところかと思う。 | ||||
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