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(短編集)

奇談蒐集家



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【この小説が収録されている参考書籍】
奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)
奇談蒐集家 (創元推理文庫)

奇談蒐集家の評価: 3.75/5点 レビュー 20件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

読み手を選ぶファンタジー小説

タイトルどおりのストーリが展開される連作短篇。
太田といえばやはり狩野少年探偵シリーズだが、この作品はだいぶん趣きが違う。舞台はちょっと渋い雰囲気のバーの奥にある個室、自らが体験した「奇談」を披露しにくるゲストたち、それに聞き入る変わり者の紳士、などなど、魅力的な小道具と、披露される奇談自体のストーリ展開とでぐいぐい引っ張ってゆくという作りだ。

なのですが、各話の最後の方で、「奇談」が一気に尻すぼみになる、という展開は、読んでいてちょっとがっくりである。探偵役の物言いがかなり決め付けになっている上、ゲスト側がやるせない雰囲気になるのも悲しげだ。まぁ、この展開を一応の伏線にして、最終話につなげているということなのだろうが。

結局は、ファンタジーというかオカルトが入った話なので、その手の物語が好きな人にはよいかもしれない。逆にリアリストがこれを読むと、梯子を外された感が強くて困ってしまう、になるのでは。読み手を選ぶ小説か。

奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)より
4488012299
No.2:
(2pt)

ミステリ?ファンタジー?

最初はミステリだと思って読んだ。客の奇談を現実として解明するという設定のミステリだと。
 途中の「冬薔薇〜」でこれはおかしいと思い、最後の書き下ろしでは悪い意味でびっくりした。

 これってファンタジーだったの?ミステリじゃないの?という感じだった。個々の話はそれなりに面白い。クライム・クラブでファンタジーもいけないわけじゅない。でもなぁ・・・

 もし、最終話が合理的な解釈のできるミステリなら、傑作かもしれない。彼が暗示にかけられていた、とか。またはもっと別の手もあるかもしれない。子供が共犯とか。でも、著者の意図はどうもそうじゃないみたいだ。太田氏だから、東京創元社だから、レベルの高いミステリを期待して読んだ私には、あまり高い評価はできない。
奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)より
4488012299
No.1:
(2pt)

ミステリ?ファンタジー?

最初はミステリだと思って読んだ。
客の奇談を現実として解明するという設定のミステリだと。
途中の「冬薔薇〜」でこれはおかしいと思い、最後の書き下ろしでは悪い意味でびっくりした。

これってファンタジーだったの?
ミステリじゃないの?
という感じだった。
個々の話はそれなりに面白い。
クライム・クラブでファンタジーもいけないわけじゃない。
でもなぁ・・・

もし、最終話が合理的な解釈のできるミステリなら、傑作かもしれない。
彼が暗示にかけられていた、とか。
またはもっと別の手もあるかもしれない。
子供が共犯とか。
でも、著者の意図はどうもそうじゃないみたいだ。
太田氏だから、東京創元社だから、レベルの高いミステリを期待して読んだ私には、正直、あまり高い評価はできない。
奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)Amazon書評・レビュー:奇談蒐集家 (創元クライム・クラブ)より
4488012299

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