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空の中
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空の中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 101~120 6/8ページ
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冒頭の飛行機事故から、事件の連続で引き込まれっぱなしで一気読みでした。 展開を予想しながら読んでいても、全然当たらず意表をつかれてばかり。 ファンタジーとかSFに慣れていないせいか、唐突すぎるとか、御都合主義とか感じてしまうこともあるのですが、それを差し引いても、引き込まれる世界観はすごい。 国産輸送機開発プロジェクトにより作られた民間航空機“スワローテイル”の試験飛行中、 そして自衛隊機F15J(イーグル)の演習中と、 四国上空で起きた2度の飛行機事故。 イーグルの事故で命を落とした自衛官の愛息・瞬のところにひょっこり謎の生物があらわれた。 父親を失った喪失感を埋めるかのように、瞬はその生物に愛情をそそぐようになり、 その不可思議な生物も瞬になついていた。 が、その生物が飛行機事故の原因の一端であることに気づき、瞬は自暴自棄になってしまう。 時を同じくして、自衛隊でもその生物群とのコンタクトがおこなわれていた。 そして町に訪れる、壊滅の危機。。。 未知の生物に人間が対抗する術はなく、戦争か、共存か、 自衛隊を中心とした大人たちと、瞬を中心とした子供たち、それぞれの立場で道を模索していきます。 特殊な世界の物語だけど、説明や心理描写が細かくなされていて、入っていきやすかったです。 読後感が爽やかなのも好み☆ | ||||
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航空機の謎の爆発事件から端を発した未確認生物のお話。 本作のようなSFは読んでいてわくわくするし、一気に読めるのですが 途中でちょっと中だるみしました。 が、後半のクライマックスは眼が離せないくらい面白いです。 もう少し話を凝縮して短くできたら自分的にはなお良かったのかなと思います。 有川さんらしく、最後はやっぱり甘かった! | ||||
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SF小説。そしてこの作者にしては珍しく恋愛要素が少ない。エンターテイメントに徹した作品。 未確認の知的生物との接触によって、ある人間は人生を狂わされ、人類は対応を迫られる。 その接触を通じて、主人公たちは苦悩する。 生物とはなんだろうか?人間とは何だろうか? SFよりもむしろ苦悩の方の描写に力を入れている感じがした。 たんなるSF小説ではなく、いろいろ寓意を持たせている物語。 けっこうとんでも設定なのに、すんなり受け入れさせる筆力には圧巻。 SF的な要素は「未確認生物」のみであり、あとの世界観はひたすらにリアルに徹しているからでしょうか。 だからこそ主人公たちの苦悩が生々しく、迫力に満ちている。 ただ、物語全体を通じて、未確認生物とのコミュニケーションがうまくいかない。 うまく行っても、非常に堅苦しいやりとりになってしまう。 このあたりの描写は非常にリアル。もどかしさがかなり鮮明に伝わってくる。 素晴らしいとは思う。 しかしだ。読んでいて明らかにテンポが悪くなる。すらすら読めない。 しかも今回テーマが「生物とは?」といったある種哲学的な問い。 読みづらい上に、テーマが重い。 しっかり腰を据えて、時間を作って読むほうがいいでしょう。 相変わらずの心理描写のうまさ。 序盤の瞬の心理描写はみごとだし、キャラ立ちまくり。 個人的には、もう少し得意の心理描写を前面に出して、読みやすく作って欲しかったかなー。 他の作品に比べると少し勢いに欠ける感じ。まぁこの辺は好みの問題でしょうか。 | ||||
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この本はスゴいです。 UMAが出て来るのですが、 そのときの人々の パニックがリアルです。 「海の底」や、「塩の街」が 楽しみながら読めた人は 勿論のこと、有川浩さんの本を 知らない人や「海」や「塩」は あまり面白いとはって人も 「空」は、はまって 読める作品だと思います。 実は、この本は10代の方向けの ライトノベルなのですが、 老若男女問わず、楽しめると 思いますので、是非とも、 ご一読ください!! | ||||
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昨今にないスピード感とスリルのあるストーリー展開にはドキドキしました。 | ||||
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ウエブ小説のようにライトに読めるのがいいですね。 その分、人物の心理描写もライトではあるのですが・・・。 少年と少女の成長物語としても、不器用な女性(ツンデレ)と若いくせにどこまでも懐の深い男の恋愛小説としても楽しめます。 旅行のお供なんかにも最適でしょう。 | ||||
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有川さんの自衛隊三部作,海,陸,…と下から制覇して最後に"空"を読みましたが,個人的にはこの"空"が一番好きかなあ… 空に浮かぶ"白いもの"をめぐり,登場人物1人ひとりの活躍が本当にかっこよかった。 ただ自分が今年受験生であるばかりに,文系なのになんで…?と思ってしまった事がひとつ; でも本当おもしろかったです。今後も有川作品,読んで行こうと思います。 | ||||
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メルヘン のような 怪獣物のような 精神論のような 教育論 のような 自衛隊がんばれ のような ・・・・・ ハッピーエンドになりたい人に。 きっと おもしろい。 読んだらシアワセになれる かも。 | ||||
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有川さんの作品って、「だから好き!」 そういう風に思わせてくれる一品、いや逸品です。 2サイドにわたる主人公たちの恋愛より、 宮じいの素朴な言葉が胸に沁みます。 間違うことが悪なのではない。 間違いを認めず、間違い続けることが悪なのだ。 もし自分が主人公と同じ壁にぶつかった時、 もう一度この本を読み返してみようかな。 | ||||
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前から、読みたかったんだけど、なかなか読めずにいたが、文庫化されたので、早速買って読んでみた。 もともと飛行機好き、特に戦闘機好きだったので、冒頭のシーンはたまらない。国産のジェット機をつくるプロジェクトっていう設定もいい。 何より、有川浩の小説は登場人物がいい。主人公の男女2組も魅力的で、ストーリーどうのこうのよりも、グイグイ引っ張られていく。 特に女性パイロットは素敵だな。 文庫化されるにあたり後日譚も収録されたが、これも泣かせるぐらいいい話。できれば、女性パイロットとその相方の話も読みたかったが。 | ||||
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200X年、高度2万メートルの上空であいつぐ航空機事故。 日本の民間機開発プロジェクト法人から原因を究明するために派遣された高巳と 事故当時、空にいた女性自衛隊員光稀は、事故調査をはじめた。 そこで、彼らが見つけた事故の原因とは。。 一方、事故で父親を亡くした少年・瞬は幼馴染の少女・佳江と共に 不思議な生き物を拾う。 やがて父親の死を忘れるためのように、その生き物にのめりこむ瞬だが。。 未確認生物と人間の、あたかかな気持ちになるSF。 物語は、高巳と光稀を中心にした大人たちの事故調査と未確認生物との対策と 瞬と佳江と彼らの保護者的存在である漁師・宮じいたちの側面で描かれます。 やがて二つの側面は結び付き、事態は収拾に向かうのですが 「未確認生物を退治しました、めでたしめでたし」と簡単にいかない人間の感情が 物語の中心に据えられており、感じることの多いお話になっています。 物語でいちばん印象強いのは、素朴な漁師で、人生の賢者である宮じいです。 表面上のおためごかしとかはまるで無視してしまえる、厳しく優しい人。 いたいたしいほど精神がむき出しな少年期の瞬も、彼を思いやる佳江も 軽妙で許容量の大きな高巳も、努力家の光稀も、 もう一人の、事故で父を亡くした少女・真帆も。 それぞれの人生がどこかリアルに描かれていて、その描き方があたたかくて。 いい作品です。 瞬たちが大人になった後日談を描いた書き下ろし「仁淀の神様」も、 内容的にはかなしいお話かもしれませんが、人間のあたたかさを感じさせるお話でした。 | ||||
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有川浩の著書は、とにかく読み易く、キャラが魅力的です。 本作では「達観したじいさん」の魅力がピカイチ。 何かの道を極めた人間は、誰に対しても優しく、正しくあれるのだろうなと、 私はもうじいさんの虜ですよ。 いい話には「悪い奴は出てこない」とはよく言ったものですが、 本作もそれ。もっとも、小物は出てくるんですけどね。 人と人(UMA?)との絆、人の魅力、などと言ったらクサくなりますが、 それを感じずにはいられません。 とにかくいい話。誰にでも勧められます。 | ||||
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読むの遅いわ、と言われそうだけど、 一年ほど前に読んだ塩の街以来の有川浩作品。 うわ、面白い。 そう思いながら読みました。 最初はほのぼの路線かと思っていたら、だんだんと重たくなってくる話。 どうなっていくんだとがつがつ読み進めていき、 クライマックスで、 高校生と同じことを思った自分(30歳)。 涙出ちゃったよ。 これが感情移入なんやね。 本編だけで500ページ。 あまり長いのは手をつけにくいという人もいるでしょうが、 読むのが遅い自分でも勢いで読み終えたくらいの魅力があります。 何か面白い本はないかと思ってる方は一読あれ。 | ||||
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自衛隊三部作の「空」にあたる作品です。 (陸は「塩の街」、海は「海の底」) 高度2万メートルの空で起こった2度の不可思議な航空事故。 その事故原因を調査していく過程で判明していく事実。 →空の中に何かいる***。 これまで人類に知られていなかった未知の生命体の存在が 歴史の表舞台に出てくるのです***。 人間よりも圧倒的に強く、賢く、幼い生き物→【白鯨】 その生命体を様々な目的に利用しようともくろむ大人達もいれば、 その生命体に復讐しようとする子どもたち、 事故現場から生還した女性パイロットを支え、生命体を生かそうとする人たちもいて*** 春名(飛行機の技術者)と光輝(航空自衛隊パイロット)の漫才みたいな会話と恋愛模様がおもしろいし、 瞬と佳江との淡い恋心高校生コンビはかわいらしいし、 自然を相手に人生&人間を知り尽くした宮じいの言葉は深いし、 親子喧嘩の仲直りをする前に父を喪い、母に心を閉ざされてひとりぼっちの孤独な美少女真帆ちゃんの必死さには身を切られる。 大切な人を亡くした人達がそれをどう乗り越え、生きていくのか*** ドキドキハラハラしながら、一気に読んじゃいました!! | ||||
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本編の「空の中」と、文庫化で追加された「仁淀の神様」を一気に読んでしまったのですが・・・一気に読むと「仁淀の神様」は琴線に触れる人は結構いるのではないでしょうか?。僕は気がつくと・・・涙が流れていました。「仁淀の神様」は『反則』ですよ!。 「空の中」があっての「仁淀の神様」ですが、多分、ストーリー中にある『宮じい』の思考・感情は誰もが持っていて、それが生きざまとして格好よく、そうありたいと皆が思っているはず(特に男性は)。 しかし、今の自分を取り巻く環境がそんなことを考える余裕をくれず、自分自身が日常をこなすことに終始し社会の歯車と化していて今の今までそのことを忘れていた。今の社会で生活の糧の為に働く人にとって「なんて真っ当なことを言うのだろう・・・」と、今の自分の情けなさを噛みしめされてくれる・・・ガツん!と深いところにしみわたる本でした。 いや、マジで「こりゃ、川で漁師するしかないかな・・・」と真剣に思いましたから。 | ||||
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“未知の生物”とヒトの交流を描いたSFであり 人間の成長を描いたヒューマンドラマでもあり (この作者の得意とする)ラブコメとも受け取れる小説です ヒトは間違わずには生きていけない。 それに気付いた時に、どうするのか。 その道をすすむことを支えてくれる人は、モノは何なのか。 様々な背景を持つ登場人物の描写やセリフ 作者の出身地である高知県の自然や、航空自衛隊の描写などが 非常に緻密に丁寧に描かれており “未知の生物”の設定が唐突なのにもかかわらず、違和感なく読めてしまいます。 文庫版の書き下ろしが世界感を更に深くしているので これから読まれる方にはそちらをオススメします。 作者の“自衛隊3部作”の中でも、いちばん秀逸な作品だと思います。 | ||||
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物語の内容が、途中から一変! このようなストーリーは、賛否が分かれそうです。 ミステリー調で進行していく前半から始まり、中盤から「未確認生物」を中心とした、 ある種『ほのぼのと心温まる』展開に、そして後半はラブストーリーへと移行。 最後まで読ませる作品でしたし、単純に面白い。 未確認生物は、それぞれの読者の空想を大いに膨らませると思います。 そんな、今までには無い作品と言えます。 | ||||
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物語は開発中の新型航空機と自衛隊機が相次いで原因不明の事故を起こすところから始まります.この事故の原因を探る航空機メーカの技術者と自衛隊員,そして,海岸で謎の生物を見つけた2人の高校生を交えて物語は展開してきます. メーカ技術者と自衛隊員のやりとりのおもしろさ,人間と謎の生物との心温まる交流,そして人間同士の争いなど,笑わせられたり,ホロッとさせられたり,ハラハラさせられたりと非常に楽しめる一冊でした.是非どうぞ. | ||||
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本書を読み終えて、まず思ったのが、 「土佐弁、じかに聞いてみたい!!」というものでした。 高知出身の書評家・大森望氏が太鼓判を押し、 文庫解説では新井素子氏も激賞している本書の 土佐弁は、じつにみずみずしく、魅力に溢れています。 そうした言葉のリアリティに支えられることで、本作は、青春小説として、 類型に堕さない、確固とした強度を獲得したということができます。 また、キャラクター造形もツボを押さえており、F15Jの女性パイロット、 武田光希などは、押しも押されもしない、真性のツンデレキャラですw いうなれば、著者の〈図書館〉シリーズに登場する、堂上の女版といった趣でしょうか。 (もっとも、刊行順でいったら光希のほうが「オリジナル」に当たるのかもしれませんが) そして、作品全体を貫くのは、未知の知的生命体と粘り強くコミュニケーションし、 対立する意見を地道に調整していく「大人」と、純粋さと若さゆえの傲慢さにより、 道を誤ってしまう「子ども」の対比の構図です。 このようなテーマは、いささか図式的ではあるものの、慢性的に「大人」や 「社会」が不在になりがちなラノベ界においては、貴重な作風といえます。 | ||||
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続きが気になって読みすすめていけるので、退屈はなしなかった! よくかけています!外国の作家さんで「アルジャーノンに花束を」っていう小説があるのですが、その作品を読んだ時、神が舞い降りてる!これは、あと100年経っても全然新しくっておもしろい作品だ!っておもいました。アルジャーノン・・には魔法がかけてあるのか・・っていうくらい読んでる間は時間を忘れていました。「空の中」はそこまでは衝撃はないんだけど、よくかけてる!すごい!有川浩ってすごいな!!!!って思いました。科学的な裏づけ・・ってわけじゃないけど、なぞの知的生命体の裏づけが本当によかった!!! ありがとう!!って本当にいいたい。有川さんはすごいです。 | ||||
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