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空の中
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空の中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 81~100 5/8ページ
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最初は丁寧な心理描写や会話が気になりましたが、 途中から出てくるディックとの問答を、 読者に受け入れやすくするための 手法だったのではないかということに思い当たり、 舌を巻きました。 文章は流れるように読みやすく、物語にも引き込まれる。 空中にある謎の物体を通じて それをとりまく人々の心情の変化が面白かったです。 | ||||
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星二つです。 有川さんの本を初めて読みました。 以後、当分この人の本は読まないと思います。 レビューの数もそれなりに多く 評価もかなり高い本ですが 僕は数少ない、この本の良さが分からなかった人 のようです。 読んでいて、どうしても 本の世界に入り込めなかったです。 毎日通勤の行き帰りで本を読んでいますが これが、全然ページが進まなくて。。。 400ページくらい読んで 途中でやめてしまいました。 現実感がわかないというか、感情移入できなかったです。 読んでいて疲れるな、といった感じでした。 SFとかアニメが好きな方が読むと 面白いのかと思います。 | ||||
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最近すっかり有川先生の作品のトリコです。 今回のも想像の斜め上をいく世界。 なのに読んでて冷めることはなく、登場人物の行動や思考には 共感し、物語の展開にはハラハラ。 どんな奇抜な設定もこの人が書けば地に足が着いた物語になるから不思議。 地に足が着いてるだけでなく、しっかりと面白い。 順番に作品を読み進める楽しい日々です。 もともとは小説をあまり読まなかったのですがドハマリ中です。 | ||||
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有川浩という人の本を初めて読みました。 最近、有名で人気がある人らしい、、、と、 家にあった本を手に取りました。 予備知識なく読んだので、 おっと〜、SFか! 方言の会話のときはすごいリアリティあるなあ、高知の出身だろうか? いろいろちゃんと調べて書いているみたいで好感が持てるなあ。 というのが最初の印象。 話は判りやすく、サクサクと読めました。 途中からは、大体ストーリーが予測がついてしまいますが、 前半は、うーん、どういう話になるんだろう?とワクワク読めました。 読み終わったあとは、 作者はまだ若そうだな〜、 高知の子供2人はよく書けていると思うし、 おじいさんはすごいリアリティがあってモデルがありそう。 他の人物は、少しステレオタイプ過ぎて、 空想上の人物っぽすぎるのがちょっと残念だけど。 でも、こういう「いい話」を書ける人がいて、 それが今の若者にたくさん読まれているのだとしたら、 いいことだよなあ〜、と思う「いい話」でした。 大人の私から見ると、中学生くらいに読んで欲しい話だけど、 本物の中学生は、こういう話を素直に「いい話」と思わないかもしれない。 もう一回読みたい、と思えなかったので、 今日、古本屋さんで110円と交換しましたが、 読んでよかったと思うし、人に訊かれたら、 面白かったよ、と言えると思うので、★4つで。 | ||||
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前作「塩の街」では、年の差カップルの世紀末ラブストーリーのためのSF設定であったが、本作は人類となぞの知的生命体(UMA)のコンタクトというしっかりとしたSF設定とストーリが展開されている.「深海のYrr」ほど緻密な作りではないが、UMAとコンタクトをはかる大人たちと、UMAのため家族を失った高校生たちの心情が細やかな文章で綴られている.忘れていた大人らしさ、子供らしさという物を思い出させてくれる珠玉の作品。電撃文庫から単行本として出された異色作だが、それだけの価値があると思うし、今風のアニメ調のイラストは向いていないので、いい選択だったと思う.文庫化にあたり、おまけの短編が加えられているのもうれしい.まさに、有川浩の才能が開花した作品であり、SFファンは必読!オススメ。 | ||||
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”白鯨”の設定が良かったと思います。ファンタジックな上に、「もしかしたらあり得るかも」と思わせる説明もされていたと思います。さらには、良い面だけではなく、危うい部分もあるのも良かったと思いました。 さらに、エンディングも良かったと思います。「こうなって欲しい」という結末にしてくれたと思います。物語の後が楽しみです。 そして、”おまけ”についている、”仁淀の神様”も良かったです。ちょっとベタですが、世代がつながっていく、と感じさせてくれました。 マイナス1ポイント分は、物語の中盤から後半にかけて、「理屈っぽくて、かったるい。」と思わされた部分があった点です。”白鯨”が突拍子も無い存在なだけに、辻褄を合わせる為に、そうなってしまったんだと思います。また、”白鯨”が何でも出来る為、物語としての”制約”が弱くなり、軽くしてしまったように思ったのもマイナス分です。=”ロミオとジュリエット”のように、”制約”があるからこそ、物語のテンションが高まると思いますが、この作品では、そこに若干の難があったと思います。 下手をすると、ここで読むのを止めてしまう人が居るのではないかと心配になって書き込みさせていただいています。 揚げ足取りをしているようで恐縮です。 どちらにしても、とてもユニークで、読み終えて損は無い良作だと思いました。 | ||||
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単行本にはなかった後日談が、この文庫版には追加されています。作者はけっこう、登場人物たちのその後を描くのが好きですね。そういうのは読者の脳内妄想にゆだねるのが通例なのに、作者のサービス精神がうかがえます。 後日談がついて嬉しいことは嬉しいのですが…。高い単行本よりも安い文庫版の方が内容が充実しているというのは、なんかモヤモヤした気分です。 | ||||
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読む前から、地元である横須賀が舞台なのは事前に知っていましたが、 なんと、我が家はまさに上陸した巨大エビに襲われている 「防衛線」の内側じゃないですか。 出てくる地名すべてが具体的で、日々の生活でおなじみの場所ばかり。 ある程度名前の通った公園や建物から、交差点の名前まで。 それがまたあまりにもリアルすぎる! 景色の描写はもちろん、それぞれの場所の位置関係、 地形や距離感を思いながら読んでも、全然不自然さがありません。 (「横須賀プリンス」だけは、今は別の名前のホテルになっているので そこに「時代」を感じてしまいますが) うわ〜、うちのマンションには屋上ヘリポートもないのに どうやって脱出したらいいんだーなんて、考えてしまいました。 唯一(?)「架空」と思われるのが登場人物の大半が暮らしている「団地」ですが 私が育った市内の実家が、まさにここに出てくるような、 「地形的に他と孤立していて、同世代の家庭ばかりが数十件集まる団地」でした。 こんな団地はこのあたりでは珍しくないので、それもまた妙にリアルに感じます。 まぁ幸いなことに、自分の周辺には これほど歪んだ人間関係はなかったので 巨大エビとの戦いの場面がよりも むしろ人間関係のほうが「まあ、小説だからな」という印象でしたが それはそれで、大変面白かったです。 お話としては、読後感は爽やかではあるのですが、 舞台設定がやたらリアルなだけに 窓を開けたら、外に大量のエビの死骸と匂いが 充満してそうな気がしてしょうがないです。 | ||||
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嫁がこの人の小説にはまっていたので、ちょっと読んでみようと またアマゾンでの評価も高く、内容もモンスターものでおもしろそうだったので 読んでみましたが、うーん、女性向き、もしくはアニメ好きな人にはうけるかも でも自分は、あまりにもリアリティーのない、 いかにも漫画やアニメになりそうな描写 暴力女と一見ひ弱な男カップルとゆうアニメによくあるキャラ設定 これにどーしてもなじめず、かなり読むのに苦痛を伴いました。 未生物も日本語を話すとゆう時点で、テンションは下がる一方でした。 それなりの感動や感慨深い点もあって、物語としてはよく出来てると思うですが よく著者の経歴を見ると、もとはライトノベルの著者だったんですね。 それもアニメで人気のある「図書館戦争」の原作者だったんですね よく調べてから読むべきでした。 自分には全然あいませんでした。すみません。 | ||||
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有川浩の自衛隊三部作のひとつです。 自衛隊というと、ひく方もおられると思いますが、 そこは、青春+ラブコメ+SFで絶妙に味付けしてあり 物語にいっきに引き込まれる事、間違いないです。 結構厚い本ですが、すぐ読破できました。 この1冊で、すっかり有川ファンになってしまいました。 三部作どれもおすすめです、三冊まとめてどうぞ! | ||||
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どの登場人物も、リアリティがあり 方向性は違えども、一生懸命生きているのが伝わってきます。 幼馴染の高校生カップルはほほえましく、 おじいさんの含蓄のある言葉にうなずき、 父をなくした娘の深い悲しみゆえの攻撃性に胸をつかれ、 ツンデレのパイロットににやにやし、 言葉の通じない相手にたいしてのコミュニケーションはこんな風にやるのか。。と勉強になったりします。 「塩の街」ほど、甘さはありませんので、ラブストーリーが苦手な方もぜひ。 | ||||
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有川浩さんの短編集「クジラの彼」を読んだ際に、収録作品の 一つである「ファイターパイロットの君」は「空の中」の 番外編との記載があったため手に取ったのですが、とっても 魅力的で面白い作品でした。 物語のスタートは、四国沖上空で日本初の超音速ジェット機 ・スワローテイルが消息を絶ち、続いて同じ空域で自衛隊機が 爆発するという痛ましい事故から始まります。 その後は亡くなった自衛官の息子・瞬を中心とした高知編と、 事故調査を担当する高巳を中心とした岐阜編に分かれ 話が進んでいくのですが、登場人物が大変魅力的であり、 瞬の幼馴染である佳江や親代わりをしてくれる宮じい、 高巳と一緒に事故調査を行う女性自衛官・光稀が 作品の中を動き回ります。 瞬が拾った謎の生物・フェイクと、高巳と光稀が発見した 上空に暮らす浮遊物体・ディックとは何か? といった中に、 スワローの機長の娘・真帆も行動を起こし・・・ とスピーディーな展開で、まったく飽きさせません。 この話は、瞬をメインとした少年成長記でもあり、 高巳メインの交渉術ストーリーでもあります。そして、 幼馴染とツンデレという甘〜いラブコメでもあります。 たくさんの要素が詰まった本作、ぜひお読みください! # あとがきの後に収録されている「仁淀の神様」は、 電車等の公共の場ではなく、家で読むことをお勧めします。 泣いてしまう可能性があるので。 | ||||
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【白鯨】と呼ばれるUMAが日本上空で発見され、様々な人の思惑と感情が交錯する・・・。 本書は自衛隊三部作の中の航空自衛隊を扱った有川浩の著書。元々電撃文庫で出版する予定だった為に 電撃の「大人の主人公は駄目」という制限に収めるよう、本書の登場人物を大人と子供の二人にしたと いう。その効果が相まってか胸が締め付けられるような葛藤や後悔、罪悪感を効果的に盛り上げている。 また読了後妙に清清しく、気持ちのいいものとなった。 難点を言えば【白鯨】が登場することにより変移する日本社会の描写が弱く、考察も展開もご都合主 義であることが揚げられ、リアリティが欠如している点である。主題は少年の心理なので関係ないと 思われるが、その裏付けの弱さが惜しい。 | ||||
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いたー! 有川浩はね、あたしの中で禁断の作家だったの。 高校生のときにはまったラノベの氷室冴子先生。大学生ではまった新井素子先生。 ぜったいだめこれ!だってあたし、泣くもんはまるもん止まんないもん!!!!てね。 図書館戦争のアニメを深夜枠のテレビかなんかで見て、それ以来誓ったの、絶対に読まないと。 これはねぇ、ダメですよ反則よ。 忘れてた、あるいは見ない振りをしてた自分のジョシ的やわっこい部分にぎゅーとくるからね。 もうやっちまった。あーもうダメだあたし。 自分の弱いとこ、情けないとこ、甘いとこ、ぜーんぶ蓋が開いてこぼれちゃった。 やべーこりゃ、ジョシホルモン出まくっちゃいそうだー! | ||||
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クライマックスで不覚にも涙を浮かべてしまいました。 「塩の街」の次に読み、基本ラインは一緒なのですが、 白鯨という一般素人には想像もつかぬ設定と、オープニングで チラッと触れる、登場人物たちのバックボーンのキッカケになる 事故の挿入に、先著同様、一気に引き込まれ読みきってしまいました。 著者が上手いなぁ、と感じるのは メインキャストだけではなく、あくまでさり気なく サブキャストの背景も掘り下げて体温を与えていること。 だから作品に立体感が生まれ 読者に三次元の想像する余地を贈ってくれる。 そして、それが著書を読んでいるときの”至福のとき”へと繋がっていくのです。 さぁ残すは「海の底」。 早速、読むぞ!!!!! | ||||
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おススメです!すごーくおススメ! まだ日本には存在しない女性イーグルパイロットをメインキャラクターの1人にしています。 航空ファンの人も、そうでない人も楽しめます! プロローグから引き込まれる事間違いなし。 F15パイロットの武田光稀(男勝りで芯の強い女性) 事故調査員として派遣された春名高巳(普段はヘラヘラしているけれど、度量の大きな男性) の2人が謎の生物に遭遇し、問題解決に到るまでに少しずつ恋心を育てていく様子が素敵過ぎます! (この2人のその後は「くじらの彼」に番外編として収録されています) 謎の生物との会話は少し頭を使いますが(勢いよく読むとこんがらがる)頭休めと言うかのように、ちょこちょこ出てくる高巳と光稀のやりとりにキュン! 謎の生物もやたら可愛いです。 顔があるわけでも、尻尾があるわけでもないのに可愛いと思わせる生物を書ける有川さんって凄い。 特別書き下ろし『仁淀の神様』は電車で読まない方がいいです。 涙と鼻水でえらいことになります(笑) 宮じいという川漁としているじいちゃん(本編でも要になる人)の言葉ひとつひとつが響いて、とても温かい気持ちになりました。 ハラハラして、キュンとして、ホロリ… 大満足間違いなしです! 是非是非読んでみてください!! | ||||
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全て読んでいないため、点数は3に設定。 蛇足が多く、キャラが立っていない。 序盤はライトノベルの悪い手本のような本。 とても中盤まで読み進める気力は無く、途中で読むのを諦めました。 具体的には以下のような点が気になります。 ・描写が遠まわし ・アクションの1つ1つに対して主人公からの説明(感想?)が入るため、ストーリーが進まない ・優秀な自衛隊員という設定の人物が、ヒステリックで陰気、馬鹿っぽい発言を連発する レビューの評価は高いのですが、続きが全く気にならず、最後まで読もうという気をおこさせない本です。 ただ、ライトノベルへの耐性が高いのであれば楽しく読めるのかも。 | ||||
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レインツリーの国 (新潮文庫 あ 62-1)を興味深く読んで、作者有川浩を知りました。レインツリーでも、かなり意表をつかれたけど、本作品もなかなか奥の深いもので、引き込まれました。 本作品は、SFのかたちを取っています。しかしなかなか重層的で、言語や文化どころか、生命体としての存在様式の全く異なる、しかし明らかに「生命」であると認識される存在とのコミュニケーションの難しさが、とってもリアルに描写されて(ちょっと冗長でもあるんだけど)面白かったです。 当然、全く異なる存在様式の生命体とのコミュニケーション、さらにいろんな意味での接触があるわけだから、文化的な、あるいは生存様式のと言うかの、衝突が起こります。 これがなかなか冷徹と言うか、厳しい(サラッと書いてあるけど)。 さらに、これらの事態に対する、我が国の安全保障上の体制、組織論などに話が及び、軽いSF、あるいは若者の恋愛ものの形式をとりつつも、奥の深い相当錯綜とした要素を含んでいます。 このため、確かに事態はそうかも知れない(だから、リアル)なんだけど、ちょっとタルイ、と言う部分がなきしもあらず。 もうちょっと圧縮できた気はするんですが、ま、そのあたりのちょっとしつこいコミュニケーションの齟齬などの部分は軽く飛ばすなりして、とにかく、終盤まで、ドドーっと読んでいきましょう。 | ||||
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大人が読んでも満足できるライトノベルでした。中高生向けの軽いSFものかと思って読み始めると見事に裏切られます。突如現れた【白鯨】と呼ばれる巨大な円盤状の不思議な生物を巡ってのストーリーなのですが、話の展開は現実離れしておらず、とてもリアル。 登場人物も魅力的です。社会人なりたての【白鯨】対策本部主要メンバーである高巳は、軽い口調で鋭いことを言い、物語をどんどん前へ進めていきます。読んでいるほうもそれにつられるように話に引き込まれていく筆力は見事でした。高校生男子と女子、20代の男性と女性。W主人公ですので、読む人の年代や性別に合わせて感情移入できると思います。 | ||||
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生物と無生物。感情と論理。政府と自衛隊員。 宮じいと僕、そして佳江。春名高巳と武田光稀三慰。 単一と分裂、そして統合。淡き恋、ふたつ。 この小説を読むと、如何に我々が非論理的世界に生きているか、如何に他を顧みず自分勝手に生きているかを思い知る。 そして如何に人生がすばらしいかを・・・ | ||||
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