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ばらばら死体の夜
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ばらばら死体の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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桜庭作品お得意の、登場人物それぞれの視点から語らせる手法。 裕福な妻だけ何も語っていない。貧乏学生だった解を飼い殺しにしている妻。 結婚前に解に歯の矯正までさせる妻が、夫の借金ぐらい調べていなかったと思えないのですが 誰も彼も育ちが悪そうで驚愕。歯の矯正のクダリもだし。妻の側との差を表現するためなのか。 夕の読書会の名前や、HIddenという言葉が暗示的。 事件から10年もばれていないけど、老後のお金に不安を抱いている泪亭主人によっていずれ暴かれるのでは。 その時解の「downtown」を見てしまった女友達も、娘の夕も、やっと答えが出た気がするだろう。 舅の持論の通りに、持てるものは持たざるものに惜しみなく与えていれば避けられた。 実際には持っていなかったんだものね。 | ||||
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消費者金融にハマる人々がテーマで、ヤミ金ウシジマくんのようなお話であった。 ウシジマくんの多くのエピソード同様に人が転落していくだけで救いは何も無いのだが、エピローグはなかなか印象的。 良かれ悪かれ桜庭氏らしい依存するような男女関係に、文章としては女性にしか書けないなと思わせる表現もあり素晴らしいが、でも著者の作品を初めて読む方にはお勧めできません。 | ||||
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英米文学の翻訳者で大学講師でもある吉野解は、十数年前、自分が大学院生の頃に下宿した古書店・泪亭の二階で、二十七だという美しいが生気のない女・白井沙漠に出会い、襲う。それから何度か逢瀬を重ねた後、女が切り出してきたのは、三百万円というお金の無心だった。 三百万円というのは十分に大きなお金ではあり、女にとっては人生を左右する額でもあるが、資産家の娘と結婚し、裕福な環境で暮らす吉野にとってはそれほど大金でもないはず。おそらくはそんな見込みがあったはずだ。しかし吉野にとっても、それは人生を左右する金額だったのだ。 お金、特に消費者金融に関係して社会を落伍していった男女の姿を、周囲の人々の視点から時系列をばらばらにして描き出していっている。 前半の、お金がないことが人間の心に闇を孕ませるような空気感を作り出している部分と、後半の、消費者金融のシステムを説明している部分の雰囲気があまりにも違いすぎて、そこで一気に興ざめしてしまった。いかにもとってつけたような感じが否めないと思う。でも、全体的には面白い。 | ||||
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女性の孤独感を書かせたら 桜庭さんは一級品だと思います。 今回も古本屋の2階に住む 美女白井沙漠… 学生時代に同じ古本屋の2階に住んでいた翻訳家が 沙漠と出会うことで 何かが少しづつ狂ってくる。 この男は金持ちの子女と結婚しており… 家庭でも浮いた存在だった。 そして借金…金は人を狂わせる。お金持ちになっても 逆に借金地獄になっても… 金融関係のことをよく調べてあってここは正当な感じがする。 少し物足りない気もするが、ページを追わせる力はさすがは 桜庭さんと言う感じ。 | ||||
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女性の孤独感を書かせたら 桜庭さんは一級品だと思います。 今回も古本屋の2階に住む 美女白井沙漠… 学生時代に同じ古本屋の2階に住んでいた翻訳家が 沙漠と出会うことで 何かが少しづつ狂ってくる。 この男は金持ちの子女と結婚しており… 家庭でも浮いた存在だった。 そして借金…金は人を狂わせる。お金持ちになっても 逆に借金地獄になっても… 金融関係のことをよく調べてあってここは正当な感じがする。 少し物足りない気もするが、ページを追わせる力はさすがは 桜庭さんと言う感じ。 | ||||
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数人の登場人物の日常や、もしくはちょっとした日々の変化が物語をゆっくりと進めていく。そうして徐々に与えられていく登場人物のバックボーンや話の骨格が読者を引き込んでいく。引き込まれてしまったならば、一息で読んでしまいたい作品であり、そして一息で読ませる桜庭氏の文章である。 | ||||
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数人の登場人物の日常や、もしくはちょっとした日々の変化が物語をゆっくりと進めていく。そうして徐々に与えられていく登場人物のバックボーンや話の骨格が読者を引き込んでいく。引き込まれてしまったならば、一息で読んでしまいたい作品であり、そして一息で読ませる桜庭氏の文章である。 | ||||
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