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ばらばら死体の夜
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ばらばら死体の夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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「赤朽葉家の伝説」、「私の男」に続いて読んだ作品なのだが、この作品もミステリ色の薄い作品で、ジャンル的にはサスペンスである。 本の題名にあるように、ある人物がある人物を殺して、ばらばらにする描写がプロローグであるのだが、終盤にならないとそれが誰なのかは分からない。ミステリ的な謎はこれだけで、特にトリックがあるわけではないので、推理小説ではもちろんない。 お金持ちの女性と結婚しているが、自由な金はあまり持ち合わせていない翻訳家の男性と、借金を抱えて金に困っている「砂漠」という名の女性を巡る男と女の話である。主人公の男性が、「砂漠」という変わった名前の美人だが歯並びの悪い女性と性的に交わり、関係を持つが、その後「砂漠」から借金を頼まれたことから2人の関係が壊れていくさまが描かれる。 文字が大きい為、読むのにはそれほど時間はかからず、サクサクと読める。雰囲気は「私の男」と似ているので、「私の男」の様な作品が好みならば楽しめると思う。 ただし、タイトルにあるようにミステリ色はかなり薄いので、その点は注意が必要。 読了した後に、プロローグのばらばら死体の描写を読むと、文章がイメージと合わず、殺人者とあの人物が同一人物である事に違和感を感じる。 この作家は、推理小説を書くよりは、サスペンス色の強い男と女の話を書くことのほうがあっていると、読んで感じた。 推理小説好きの私は、今後余程のことが無い限りこの作家の作品は読まないと思う。 | ||||
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薄味の「私の男」といった感じ。地に足のつかないこわれた男や女の描写は本当うまいな,と思うのだけど 闇金とか家庭崩壊とか現代の闇の部分との絡みが中途半端でざらついた怖さもあっさり風味。 各章を登場人物ごとに分けてるがそのために違う角度が見えたり、意外性が出てくる訳でもないので わかってることを何度も読み返させられる気になりのめりこめない。真ん中あたりで結末がわかってしまうのも難だ。 私としては「赤朽葉家の伝説」みたいのではなくこの作品の趣の路線を極めてほしいので作者には もっとさらに人間の狂気や闇と向かい合って欲しいと思います。スゴイのが出て来そうなので今後に期待。 | ||||
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女性の孤独感を書かせたら 桜庭さんは一級品だと思います。 今回も古本屋の2階に住む 美女白井沙漠… 学生時代に同じ古本屋の2階に住んでいた翻訳家が 沙漠と出会うことで 何かが少しづつ狂ってくる。 この男は金持ちの子女と結婚しており… 家庭でも浮いた存在だった。 そして借金…金は人を狂わせる。お金持ちになっても 逆に借金地獄になっても… 金融関係のことをよく調べてあってここは正当な感じがする。 少し物足りない気もするが、ページを追わせる力はさすがは 桜庭さんと言う感じ。 | ||||
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女性の孤独感を書かせたら 桜庭さんは一級品だと思います。 今回も古本屋の2階に住む 美女白井沙漠… 学生時代に同じ古本屋の2階に住んでいた翻訳家が 沙漠と出会うことで 何かが少しづつ狂ってくる。 この男は金持ちの子女と結婚しており… 家庭でも浮いた存在だった。 そして借金…金は人を狂わせる。お金持ちになっても 逆に借金地獄になっても… 金融関係のことをよく調べてあってここは正当な感じがする。 少し物足りない気もするが、ページを追わせる力はさすがは 桜庭さんと言う感じ。 | ||||
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数人の登場人物の日常や、もしくはちょっとした日々の変化が物語をゆっくりと進めていく。そうして徐々に与えられていく登場人物のバックボーンや話の骨格が読者を引き込んでいく。引き込まれてしまったならば、一息で読んでしまいたい作品であり、そして一息で読ませる桜庭氏の文章である。 | ||||
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数人の登場人物の日常や、もしくはちょっとした日々の変化が物語をゆっくりと進めていく。そうして徐々に与えられていく登場人物のバックボーンや話の骨格が読者を引き込んでいく。引き込まれてしまったならば、一息で読んでしまいたい作品であり、そして一息で読ませる桜庭氏の文章である。 | ||||
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