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薔薇の名前
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薔薇の名前の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全104件 101~104 6/6ページ
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読止。難解です。最近のライトな小説を読みすぎたせいか、はたまた脳みそが不足しているせいか、わたしには読みきることができませんでした。ストーリーの間と間に、ほんとうに長々と説明が入るので、物語世界にうまく入ることができませんでした。ああ。いったいどんな話だったんだろう。 | ||||
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「週刊文春」20世紀傑作ミステリーベストテンで堂々の第2位。しかし本書を純粋なミステリーや推理小説だと期待して読むと、いい意味で裏切られます。確かに筋立ては中世の僧院を舞台にした連続殺人事件を中心に展開しますが、本書の主題は謎解きの面白さというよりも(純粋に謎解きという面からみた場合、トリックの奇想天外さや手がかりの配置の巧みさ、という点ではむしろ不十分かも知れません。)、古典文学や神学の知識を縦横無尽、幾重にも織り込んだ舞台設定を堪能させながら、殺人事件の解明というストーリーを通じて、「真理(真相)を絶対視することの危険性」を読者に問いかける点にあります。本書は一読しただけでは味わいきれない、いや、おそらくほとんどの読者にとって、本書を味わい尽くすことは不可能でしょう。しかし、中世北イタリアの僧院というエキゾチシズムあふれる舞台設定と、「真理とは」という壮大な主題にむけて収斂、昇華していくストーリーを追いかけるだけで、十分に「読書の醍醐味」を満喫することができます。「20世紀中第2位」というのは少し大げさかも知れませんが、世評に恥じない大著だと思います。 | ||||
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本書は、記号論などで著名なエーコが小説を書いたと言うことで有名な作品です。でも、そういうことに関係なく、これは素晴らしい推理小説です。読んでみるとすぐにわかるのですが、これはアーサー・コナン・ドイル卿のシャーロック・ホームズのパスティッシュなんです。西暦1327年のベネディクト会の修道院を舞台に設定にし、事件の鍵に写本が使われています。修道院で起こった修道僧の殺人事件の謎を解くために、院長は偶然滞在中のバスカービルのウィリアムに犯人探しを依頼します。バスカービルというだけで、シャーロック・ホームズファンならば、バスカバービルの犬を思い出しますね。ウィリアムを始め、すべての登場人物は、それぞれ印象的な性格の人物で、だれもが過去に何かを持っているという!感じです。また、当時の修道院や村の様子、フランシスコ会との確執、宗教裁判の話題が巧みにからめているのも面白いです。本当に、この小説のどこをとっても、引き込まれてしまい、読み出したら止められません。第一級のエンターテイメント小説です。 | ||||
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この作品の映画を見た方にも、映画を見ていない方にもおすすめしたいです。日本人にとっては、何かと縁遠いことが多い宗教について、よく考えさせてくれる作品です。 | ||||
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