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死の開幕



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【この小説が収録されている参考書籍】
死の開幕 (講談社文庫)

死の開幕の評価: 3.38/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(3pt)

前作よりは読ませてくれました

この邦訳、本作にはぴったりのような気がする。この訳者さんの訳で、最近作を読んでみたい気もする。前作の〈汚れた街のシンデレラ〉の続編だが、さすがのディーヴァー。引っ張ってくれます。ただ最後のどんでん返しも、「なるほど! そうきたか!」という感じではなく、ふーんという読後感しかなかった。おそらく、どんでん返しの動機にそれほど感情移入できなかったからだろう。自分の死を偽装するために検死官を抱き込んでいたくだりも、あまりに容易過ぎる。
 p179〈『うわ、あれは何?』〉は、〈これは〉でしょう。実際、手に取っている防護スーツに対して質問しているわけだから。p382〈救急隊員がふたり~黒い機関銃を構え〉とあるが、救急隊員が機関銃を持っているものだろうか。p478〈爆発音を聞きつけてやってきた野次馬さえも〉は〈やってくる〉でしょう。まだ、この時点では野次馬はやってきていないわけだから。それにしても、この〈死の開幕〉という題名、なんとかならなかったのか。野球かフットボールに関係するスポーツもののミステリーかなと勘違いしてしまった。それでも、このシリーズの次作も邦訳してもらいたいものだ。
死の開幕 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死の開幕 (講談社文庫)より
4062755947
No.7:
(3pt)

最近のディーヴァー作品と比べると

最近の作品と比べてどんでん返しが少なく、あまりハラハラせずに読めました。
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No.6:
(3pt)

読みやすさだけ

ジェフリー。ディーヴァーの最新刊。といってもリンカーン・ライムものではないし、10年以上前の作品の翻訳。

なんで、これが今ごろ翻訳されたのか分からないけど、彼の作品のファンならば読むだろう。

なかなかトリッキーな小説。筋は面白いんだけど、主人公の女性があまり魅力的ではない。というか、翻訳では若い女性のようには受け取れない。ラブ・ロマンスも唐突な気がする。かなりご都合主義かな。

でも好き。こういう分かりやすい小説もいい。
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4062755947
No.5:
(3pt)

ディーヴァーファンにはお勧め

私にとって期待値の最も高い作家、ディーヴァー。
本作はそのディーヴァーの最新作。
といっても「ボーンコレクター」以前のブレイク前のディーヴァーの作品である。

具体的なあらすじは、他のレビューを読んでいただくことにして、
読んでみての感想。
ディーヴァーは、女性や恋愛を主題にするストーリーは苦手!
プロット作りは冴え渡っている。

本作を読んでつくづく感じたのは、
ライムという主人公を創造したことで、
今日の成功があるのだということ。
プロットだけでは、
読者をひきつけられないことが、
よく分かりました。


今回10数年前の作品を読むことは、
ディーヴァーファンには決して悪くないと思います。
ファンにはお勧めの一冊。

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No.4:
(3pt)

「冴え」が足りない・・・のは仕方がない!?

代表作「ボーン・コレクター」を読み、ファンになった。
ディーヴァーお得意のどんでん返しを期待した私が悪かった…

証拠をつかんでの推理ものではなく、
なんとなくそういう流れになってしまった〜感がある。

残り100ページから、話は一気に加速するが、
最後の最後の「騙された!!」ってことがない。

ドキュメンタリー映画を作ろうとするルーン。
たまたま近くを通りかかったということで、ポルノ女優を主題にする。
しかし、ポルノ女優は単なる被害者で、ポルノ女優である必要性はなかった。
さらに、宗教が絡んでくるが、そこまで根深いものではなく、
実態もふんわりした感じの団体で、それも残りの100ページからの登場。
しかも、ラストは情けない…

撮影することによって、何かしらの手がかりが偶然映って狙われるわけでもなく、
せっかく爆発処理のボーイフレンドがでてきても、
あまり科学捜査が事件解決のきっかけになるわけでもなく、
ルーンの「思い込み」で5人の容疑者に絞って、そのまま話が進んでいくし、
なんだか中途半端な感じ。

でも、まぁ、ディーヴァーにとっての初期の作品。
これで、仕方がないのかもしれない。
ゆっくり、まったりの推理小説が読みたいのであれば、いいのではないか??

ルーン・シリーズの「汚れた街のシンデレラ」は入手不可能。
気になるが、定価以上を払ってまで入手する気はない。
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No.3:
(3pt)

ツイスティングな展開に、思わずルーンを応援したくなる

本書は、’88年のデビュー作『汚れた街のシンデレラ』からはじまる、ジェフリー・ディーヴァーの<ルーン>3部作の2作目である。’90年にアメリカで発表された作品だが、16年経ってやっと本邦初訳で登場した。

ルーンは、ニューヨークのある零細映画制作会社でアシスタントとして働く、若い(私の想像では20代前半)女性である。ある8月の暑い日に、彼女はポルノ映画を上映している映画館の爆発事件に遭遇する。好奇心旺盛な彼女は、そこで上映中だった映画の女優をモデルにドキュメンタリー映画を撮ろうと決意する。女優はインタビューを快諾してくれるのだが、今度はその女優が、彼女のプロダクション事務所で爆弾によって殺されてしまう。

行動的なルーンは、犯人を特定するために、その女優と関係のある男たちを調べ始める。そうして3人の容疑者が浮かび上がり、ルーンはニューヨーク市警爆発物処理班のヒーリー刑事の教えを受けながら、動かぬ証拠を探そうとするのだが・・・。

別の映画館で爆破事件が起こったり、また別のポルノ女優が殺害されたり、そしてルーン自身も「赤いウィンドブレーカー」の男に追われたかと思うと、自宅であるハウスボートに爆弾がセットされる。ついには真犯人の手にかかり、時限爆弾と一緒に浜辺の小屋に閉じ込められてしまうのだ。危うしルーン!

それやこれやで、予断を許さないストーリー展開が最後の1ページまで続き、読者はハラハラ・ドキドキしながら、いつの間にかルーンを応援している自分に気づくことになる。

初期の作品とはいえ、さすがはディーヴァー、ツイスティングなプロットは、後のブレイクを彷彿させるものを感じた。

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No.2:
(5pt)

やさしい英語で楽しめるディーバー初期の作品

ルーンはドキュメンタリーフィルム製作会社で働くようになりましたが、ある日タイムズ・スクェア近くでポルノ映画館爆破事件に遭遇します。ポルノに反対する宗教団体の仕業でしょうか?事件の真相を追求するために、ポルノ女優の目を通して見た、爆破事件のドキュメンタリーの制作を始めます。しかし再び爆破事件が起き、そのポルノ女優はビルごと吹き飛ばされてしまいます。ルーンは持ち前の無鉄砲さで勇敢にフィルムを作り続けます。
 フリーターだった第1作でルーンは取り壊し寸前のビルに無断で住みついていましたが、今はハドソン川に浮かぶ船に住むようになりました。相変わらずスリリングな暮らしですが、少しずつステップアップしています。爆弾解除が専門の刑事サムとの仲はどうでしょう?
 ディーバー作品としては英語もやさしく、アレックス・ライダーシリーズよりも少し難しい程度ですから、初めてのペーパーバックにもお薦め。それでもディーバーお約束のどんでん返しはちゃんと来ます。第1作を読んで、「こういう人、実はあやしいのよね!」と見破ったつもりでも肩透かし、別のところでど〜んとやられます。US版もありますが、こちらのUK版の方が文字が大きく余白も程良いので、価格は高くなりますが読みやすいです。
死の開幕 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死の開幕 (講談社文庫)より
4062755947
No.1:
(4pt)

Runeの第2弾、タフな女性に

Manhattan Is My Beatで初登場したRuneが主人公の第二弾です。Runeは映画製作を知るため、今回は小さいフィルム製作会社で働いています。ポルノ映画館やポルノ映画女優を狙った連続爆弾事件に遭遇、殺害されたポルノ女優を中心にしたドキュメンタリーフィルムを作成しようとしたため、事件に巻き込まれていくRune. 爆弾解除担当の刑事とのロマンスもからめながら、タフなRuneの本領を発揮しつつ事件の真相に迫っていきます。
初登場作より少しスピードは落ちるものの、なんだか憎めないRuneのcharacterにはまっていくでしょう。なんたってRuneはHudson川に浮かぶ船を棲家にしているぐらいです。
Manhattern Is My Beatを読んだ方前提ですが、ほかのDeaverものとはまた少し違った味わいを楽しめます。
死の開幕 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:死の開幕 (講談社文庫)より
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