眠れぬイヴのために
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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ジェフリー・ディーヴァー自身が作家生活の転機となった作品と評したのが本書。精神病院を抜け出した患者マイケル・ルーベックの逃走とそれを追う者たち、そしてマイケルを恐れる者たちの三者三様の物語。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァーとくればリンカーン・ライムシリーズが思い起こされるが、これはそれより前の94年に出たものだ。サイコ・サスペンスと紹介されているがそれほど深くは無い。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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少し長いですが、面白かったです。やはり、最後まで結末が読めないところが、流石でした。 | ||||
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思っていたよりもディーヴァー節が鼻についた。どういうことかというと、お粗末ともいえるような思わせぶりな描写。深みがない。人物像がちぐはぐ。各人の行動が唐突とも思える行動を取るが、どこか説得力がない。会話も薄っぺら。とくに姉妹二人の行動と会話に首を傾げざるを得ない。妹のせいで、姉の教え子が亡くなってしまいビンタまでしたのに、たった数ヶ月で媚びを含んだように共同経営を願い出るとか、「こんなのありか」と混乱してしまった。 各人のエピソードも冗長で、底が浅い。陳腐なセックス描写には思わず「これはいかんだろう」と笑ってしまった。 これがサイコサスペンスか? 翻訳でも、ピストルと銃が混在して、なにがどう違うのか混乱してしまった。どちらかに統一すべきだろう。〈手には狩猟用のライフルとピストル〉〈オーエンは銃を置いた〉〈銃に四×四の弾丸をこめ〉〈銃をこっちによこせ〉〈オーエンはピストルをポケットにしまい〉などなど。 p239上段〈追ってを返し打ちにしようと企んでいるのだろう〉は〈返《り》打ち〉だろうし、p207下段〈ところが、マイケルが仕掛け線を張ってあったんだ〉は〈マイケルが仕掛け線を張って《い》たんだ〉でしょう。p417上段〈完全に頭はおかしいわ〉は〈頭《が》おかしい〉でしょう。 | ||||
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精神病院を脱走した患者が恨みのある登場人物の所に接近するが・・・というお話。 この小説を書くにあたって著者のディーヴァー氏がかなり丁寧で詳しく精神の病気をリサーチしたのが、作中の記述等で判り感心しました。精神の病気も最先端の研究で細分化し、色々な病気に色々な症状があるのがかなり詳細に記述されており、その勉強ぶりに頭が下がりました。多分、この手の精神病理を書く際にいい加減に書くと差別を助長すると批判される為もあるでしょうが、それでもよく調べたと思います。 尤も、よく調べてあればいい小説であるという訳ではなく、小説として面白くなければなりませんが、その辺もクリアしてあり、読んでいて読み手をぐいぐい引きずるその筆力にも感心しました。元は映画のシナリオライターだったそうで、道理で映像的なサスペンスだなと納得しました。それと、読んでいる間は気づかなかったのですが、作中の時間が一日の出来事にまとめてあるということで、この辺の構成力も上手いと思いました。この後、リンカーン・ライムのシリーズで大ブレイクするのも頷ける作品だと思いました。 ただ、一寸刹那的な作品だとも思いました。つまり、面白かったけれどもう一回読みたくなるかというとちょっと・・・という感じで、あまり再読したくなるかどうかは疑問に思えたのも真実でした。 ともあれ、とても面白いサイコ・スリラーとして推奨に値する作品ではあると思いました。 ディーヴァー、ブレイク寸前の力作。機会があったら是非。 | ||||
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ジェフリー・ディーヴァーの翻訳された作品をすべて読むために購入しました。最近のディーヴァー作品に比べてドキドキ感が少ないので、安心(?)して読めました。 | ||||
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嵐が迫るその日、精神病院から脱走したマイケル・ルーベックは、 インディアン・リープ事件での証言者、リズに復讐をしようと画策。… それを追う元警察官の賞金稼ぎ、担当医、リズの夫。この攻防戦な訳だが。 良く出来てる。 と思う部分もあるが、性描写も多く、翻訳のせいか序盤はかなり読みづらく挫折しかけた。 加えてページ数も結構あり、読みきるのに結構な労力がかかる。 真相部分に入った途端に安っぽいサスペンスになってしまう感じも良くない。 が、陰鬱かつ鬱蒼とした森、空気や重々しい嵐、 加えて不思議に穏やかに映えるインディアン・リープ事件の序章等、 独特の雰囲気をしっかり持った作品。 正直、詰めが甘い作品ではあるが、私はこの雰囲気が妙に好きなんですよね… 作品としては普通のサスペンス。 特にオススメは出来ないけど、不思議と好きなのでこの評価。 オススメはしませんが。 | ||||
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