シャロウ・グレイブズ
- ロケ (25)
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の舞台となる町を探す、いわゆるロケハンを生業にしているロケーションスカウトのジョン・ペラムシリーズ第一弾が本書。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ディーヴァーの初期のシリーズ第一弾。 映画のロケーション・スカウト ジョン・ペラムを主役に据えたミステリ作品である。ペラムは、友人の俳優の死に間接的に関わったことから、脚本家として名声が地に落ちてしまったという過去を持つ。再起を望みながら、ロケハンのため各地を転々とする日々…という設定だ。 とある田舎町に到着した、ペラムと相棒マーティ。何故か執拗な嫌がらせを受け、ついにマーティは酷い死を遂げてしまう。殺人を主張するペラムを取り合わない保安官。ペラムは単独、事件の謎を解くべく、孤立無援の捜査を始める…という展開。 映画製作の舞台裏をチラリと垣間見せるだけで、至ってフツーの謎解きである。意外な真犯人だが、誰であってもおかしくはないというディーヴァーにしては脱力してしまう結末。 『死を誘うロケ地』の改訂版で、マニア向けなんだろうな…。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
かなり読みやすい。濁流のない小川が、さらさらと流れるような感覚だ。あまりに読みやすいので、不動産ブローカーの女性との交流もさほど不自然に感じられない。その女性の不倫にしても、不倫相手が相手だけなのだが、そんなもんかな──と、どこか首肯しがたいながらも、ま、いいかとなる。主人公の命が脅かされた理由も結局、複数あったわけだが、まったくどろどろ感がない。軽妙ではあるが、深みなし、あとになんにも残らない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ライムシリーズ好きな方にもおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ジェフリー・ディーヴァーの<ジョン・ぺラム>シリーズ3部作の第1作。 このシリーズは、もともと’92年からディーヴァーがウィリアム・ジェフリーズ名義で発表したペイパー・バック・ノベルである。それだけに、<リンカーン・ライム>シリーズをはじめとするディーヴァーの他の作品群とは微妙に雰囲気が異なる。 主人公のジョン・ぺラムは、元スタントマンにして元インディペンデント系映画監督で、今は映画のロケーション・スカウト、つまり映画撮影のロケ地探しを職業としている。北米大陸を叉に掛けるカウボーイのような流れ者のぺラムが、旅先で事件に“巻き込まれ”、やむにやまれず敵に立ち向かうというストーリー展開である。 本書の舞台はニューヨーク州北部の田舎町、クリアリー。ぺラムの相棒マーティの乗った車がライフルの弾丸によって爆発炎上し、彼が命を落とす場面からストーリーは始まる。ところが、十分な捜査をすることなく、単純な事故として片付けられてしまう。何者かが人を殺してまで、この町での映画撮影を阻止しようとしているのだ。怒りに燃えるペラムは、真相を究明するべく、町に潜む巨大な悪に挑む。やがてペラムは絶体絶命の窮地へと追い込まれてゆく。 近年のディーヴァー作品のような、“ノンストップ・ジェットコースター・サスペンス”でもなければ、あざといまでの“どんでん返し”は見られない。むしろ、主人公であるジョン・ペラムを軸にしたハードボイルドなヒーロー小説の趣がある。しかし、ミステリーとしてのひねりや意外性が盛り込まれているのはもちろんのこと、事件を通じて主人公の成長が描かれるなど、じっくり読ませるオーソドックスなサスペンスに仕上がっている。 私は、『ボーン・コレクター』でブレイクする以前の“普通の”ディーヴァーを垣間見た気がした。こういう小説も、何となく“安心して”読めて良かった。ケレンのないディーヴァーも、悪くないではないか。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|