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青い虚空
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青い虚空の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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途中で読むのが苦痛に… レビューを書くときには最後まで読み終えてから書くのがマナーでしょうが、 自分からこのマナーを破りたくなり、途中から斜め読み。 最後まで放り投げるのを我慢できたのが奇跡のよう。 結構レビューでの評価が高いのですが、私には読むのが苦痛以外の何ものでも ありませんでした。 専門分野以外をテーマに据えると、いかに勘違いして書いてしまうのかの 典型としか思えません。 最も悪い点は「人物描写が下手」と言うより「人物が人物とは思えないほど」 貧しい表現力にあります。 コンピュータという魔物に著者も引きずりこまれ、中途半端な知識を得意そうに 説明するだけで、人間が人間ではない行動をとっています。 下手くそなプログラマーが作った「ジャンクゲーム」のような小説?でしょうか。 一々コンピュータ用語を説明するのも興をそぐだけですし、 全ての登場人物がまるで同じ様にしか感じられません。 何を伝えたかったのかさえ意味不明で、自己満足本?とさえ思えます。 前半部分だけでおかしな部分がいくつもあります。主人公が2年間収監 (3年の刑であと1年残っているはずですのでこうなります)されているにも関わらず、 「指先が胼胝のように」なっているのは明らかに不可思議です。 刑の中身には「コンピュータを使用しない」ことも含まれているのに…。 次に2年ぶりに外界に出たのに、すぐさまキーボードを駆使できる??…。 わずか5分で自分用のハッキングプログラムを作りそれを走らせる… こんなことはありえません。 プログラミング言語がBasicとしてもC言語としても、日々開発環境が変化している状況で すぐに使うことは不可能です。 プログラミングの文法そのものや関数も日々変化しています。 もしかしたらマシン語で書いたの?と不思議です。 そもそも開発言語すら明示していません。 またUNIXはいいとしても、UNIXのコマンドも出てきません? ls-aくらいは… linuxは出てくるのですが、何故かBSDは出てこないし… 不思議です またいきなりワークステーションなる言葉が出てきますが、その形状さえ定かではありません。 タワー型とワークステーションとの区別もなく、主人公が2年間のブランクもなんのその 使いこなせるとは …おまけに中に開発言語は入っていてすぐに開発できるとは…恐れ入りました。 最初に警察官として犠牲になる人もおかしな行動をとります。 現場に出たことがなかった人がたった一人で犯人探しに行くとは、かなりの変人です。 犯人もこれほど「悪魔のように賢い」わりには、「人目がある場所で2人も人を殺害し平気」 なのでしょうか。 最初の犯行でも同じ。他人の目がある場所に出かけ、駐車場にチェーンを張っただけで 犠牲者を殺害する。ふーん こんな人がいるでしょうか。 ミステリーである限りは現実から遊離することもありえますし、それでこそ小説として面白いのですが、 本書の登場人物はあまりにも漫画的な動きをします。 スピード感も何も無く、だらだらと続き、煩いような半端なコンピュータの知識。 はてさて、この小説は何でしょうか? これで面白いと言う方もおられますが、私にとっては数年ぶりくらいにできの悪い、 面白くない本です。 評価にしてもくどいほど「リアルなコンピュータ犯罪」という表現があり、 微かに不安を覚えながら購入しましたが、お金の無駄そのものでした。 作者の才能を惜しみます。 全くお勧めしません。 | ||||
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