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青い虚空
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青い虚空の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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ケチを最初につけますが、まず「敵のアジト発見 → もぬけの殻でした」というパターンがしつこく続いて少しウンザリ。 あと、主人公のラブストーリーがなんか余計というか。ギークのお話にまともな恋愛エピソードは要りません(暴論)。 それから、凄腕プログラマー/クラッカーでありながら、変装の名人なんてぇのは 映画かドラマの中にしかいないような気がするのですが、如何なもんでしょうか? 逆に言えば、映画化したら、こんな面白い話はないかも知れません。 解説で映画化について触れていますが、実現には至っていないようですね。 ぽしゃってしまったのでしょうか? 捕らえるべき人物が、殆どいきなり横からしゃしゃり出てきた人物に退場させられてしまったのは残念ですが、 ”ショーンの正体”については、判明まで興味深く読んでいけるでしょう。 こいつぁ予想外でした!! あと”エドの正体”に関しても・・・・・。 「ここにもソーシャルエンジニアリングの名人がいたか!」ってからくりは面白い。 この為に離婚した妻が必要だったのでしょうが、書き方だけ何とかならなかったのかなー? (”愛してる”連呼だけでは、いいリレーションシップとは思えない) 何にしても、まだフロッピーを使っていた時代に、これだけの話を構築したのはお見事。 今読んでも、十分面白いのですから。 ついでながら、章ごとにある八桁の数列、2章目から「あー、二進数」とは分かったのですが 「あとがき」で触れているところから考えるに、原書では十進の数は添えられてないのかな? | ||||
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この手の話は10年ひと昔で全然状況が違ってしまうだろうから、今読んではどうかな?と思ったが、全然OKだった。違和感無し。 ディヴァーらしい感じのトコがとても好ましい。 楽しく読みました。 | ||||
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2001年の作品なので、描かれるコンピュータの世界はかなり古い感じがします。 しかし、その時代を経験した自分にとっては懐かしくもありました。 ディーヴァーお得意のどんでん返しは既に片鱗が感じられます。 最後の落ちは少し無理な感じもしましたが、楽しめる作品だと思います。 | ||||
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新しいジャンルのSF小説ですね。この本が書かれている時代(ダイヤルアップ接続の時代)にしては、けっこう良い線行っていたと思います。今読んでも違和感ないです。作者の見識と調査に経緯を表します。 | ||||
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2001年といえば、日本では政府主体のIT講習が各自治体で行われた、 まだまだこれからという時代。 で、この10数年の間での凄まじい進化を改めて感じる。 アナログ回線の「接続しますか?」が、今や自動 コンピューター犯罪についてここまで詳細なノンフィクションとは、ディーヴァーの知識の深さが伺えられる。 ENIAC、UNIVAC…いやぁ、久々に聞く言葉が楽しい 専門用語に「???」を感じてしまう人には、今ひとつかもしれません。 電話回線をクラックした有名なクラッカー、ミトニックを思い出しました。 | ||||
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オンラインでの殺戮ゲームをオフラインの現実世界で繰り返す 凄腕ハッカーに、収監中の元仲間のハッカーが警察に協力して対決するお話です。 オンラインの虚構世界「Blue Nowhere」とオフラインの現実世界を 行き来しながら、騙し合いとハッキング合戦が繰り広げられます。 犯人は、オンラインでの天才的なハッキングだけにとどまらず、現実世界でも ソーシャル・エンジニアリングに凄腕を発揮して捜査陣を最後の最後まで翻弄します。 出版が2002年ということもあって、技術背景にいささか古臭さを 感じるところもないではないですが、気になるほどではありません。 比較的分厚い部類に入るかも知れませんが、ページ数の多さを感じ させることなくラストまで一気に読ませてくれます。 私にとっては、これまでに読んだハッカー系の小説の中でも文句なしの第一位です。 年末年始のお休みに、ぜひ一読されることをオススメします。 | ||||
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読んでるときに頭の中の空想世界が、まるで映画を見てるときみたいで とても面白かったです。 | ||||
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天才ハッカーにして殺人鬼のフェイトは、ネットを経由してターゲットのPCから個人情報を盗み、ターゲットを騙して殺人を犯す。警察はフェイトを逮捕するために、ハッキングの罪で収監されている天才ハッカーのジレットに協力を求める。警察とジレットはハッキングや通信技術を駆使して、フェイトの犯行阻止と逮捕に全力をあげる。フェイトのPCに罠を仕掛けるが、フェイトも警察に対して罠を仕掛けて対抗する。互いの手の内を探り合う緊迫した状況が終始展開される。また、警察内部にフェイトの協力者(スパイ)が居ることが明らかになり、誰を信じてよいのか分からず、逮捕は困難を極める。 インター ネットとコンピューターにおける高度なハッキングを駆使した攻防は、読み応えがあり飽きるところが無く、エンターテイメント性溢れる小説です。ラストには意外な真実と展開が待っています。このラストについての評価は読者に依ると思いますが、私的には満足しました。犯行動機が稚拙な点が残念ですが、他はパーフェクトだと思います。本書においても、著者ならではのジェットコースターの様に目まぐるしく変化するストーリー展開は健在です。 | ||||
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設定がソウルコレクターに似ていて、とても面白かった。サイバースペースでの攻防は圧巻で、読み応えのある一冊です。 | ||||
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現実には、2001年の作品だから、12年前の作品ではあるが つい最近、中国内のフィッシングサイトが話題になった。 そのサイトで何等かの取引をすると自分のクレジットカード番号や セキュリティキーが実際に盗まれて口座が空になるような 事態が頻発するらしい。最近でも中国発の日本の各民放テレビ局と CS・BSのいくつかの番組が無料で視聴できるサイトが 登場して話題になっているが、 ある時Google Chromeから、そのサイトはフィッシングサイトだから 注意するようにという警告メッセージを受け取った記憶が残っている。 真偽のほどは定かでは無いが、用心するに越した事は無いと思う。 つまりタダより高い物は無いという事である。 | ||||
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日本人が如何にネットで無警戒なのか心底恐いと思いますよ。 一読の価値ありです。 | ||||
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途中で読むのが苦痛に… レビューを書くときには最後まで読み終えてから書くのがマナーでしょうが、 自分からこのマナーを破りたくなり、途中から斜め読み。 最後まで放り投げるのを我慢できたのが奇跡のよう。 結構レビューでの評価が高いのですが、私には読むのが苦痛以外の何ものでも ありませんでした。 専門分野以外をテーマに据えると、いかに勘違いして書いてしまうのかの 典型としか思えません。 最も悪い点は「人物描写が下手」と言うより「人物が人物とは思えないほど」 貧しい表現力にあります。 コンピュータという魔物に著者も引きずりこまれ、中途半端な知識を得意そうに 説明するだけで、人間が人間ではない行動をとっています。 下手くそなプログラマーが作った「ジャンクゲーム」のような小説?でしょうか。 一々コンピュータ用語を説明するのも興をそぐだけですし、 全ての登場人物がまるで同じ様にしか感じられません。 何を伝えたかったのかさえ意味不明で、自己満足本?とさえ思えます。 前半部分だけでおかしな部分がいくつもあります。主人公が2年間収監 (3年の刑であと1年残っているはずですのでこうなります)されているにも関わらず、 「指先が胼胝のように」なっているのは明らかに不可思議です。 刑の中身には「コンピュータを使用しない」ことも含まれているのに…。 次に2年ぶりに外界に出たのに、すぐさまキーボードを駆使できる??…。 わずか5分で自分用のハッキングプログラムを作りそれを走らせる… こんなことはありえません。 プログラミング言語がBasicとしてもC言語としても、日々開発環境が変化している状況で すぐに使うことは不可能です。 プログラミングの文法そのものや関数も日々変化しています。 もしかしたらマシン語で書いたの?と不思議です。 そもそも開発言語すら明示していません。 またUNIXはいいとしても、UNIXのコマンドも出てきません? ls-aくらいは… linuxは出てくるのですが、何故かBSDは出てこないし… 不思議です またいきなりワークステーションなる言葉が出てきますが、その形状さえ定かではありません。 タワー型とワークステーションとの区別もなく、主人公が2年間のブランクもなんのその 使いこなせるとは …おまけに中に開発言語は入っていてすぐに開発できるとは…恐れ入りました。 最初に警察官として犠牲になる人もおかしな行動をとります。 現場に出たことがなかった人がたった一人で犯人探しに行くとは、かなりの変人です。 犯人もこれほど「悪魔のように賢い」わりには、「人目がある場所で2人も人を殺害し平気」 なのでしょうか。 最初の犯行でも同じ。他人の目がある場所に出かけ、駐車場にチェーンを張っただけで 犠牲者を殺害する。ふーん こんな人がいるでしょうか。 ミステリーである限りは現実から遊離することもありえますし、それでこそ小説として面白いのですが、 本書の登場人物はあまりにも漫画的な動きをします。 スピード感も何も無く、だらだらと続き、煩いような半端なコンピュータの知識。 はてさて、この小説は何でしょうか? これで面白いと言う方もおられますが、私にとっては数年ぶりくらいにできの悪い、 面白くない本です。 評価にしてもくどいほど「リアルなコンピュータ犯罪」という表現があり、 微かに不安を覚えながら購入しましたが、お金の無駄そのものでした。 作者の才能を惜しみます。 全くお勧めしません。 | ||||
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題名の「青い虚空」とはサイバー空間の事。サイバー空間中の殺人ゲームを現実世界で再現しようとするクラッカー<フェイト>と、受刑中でありながら警察に協力して<フェイト>に立ち向かう青年ハッカー(サイバー空間上では<フェイト>の旧友)とのハッキング合戦を中心に描いたサスペンス。ライム・シリーズとは別物である。「青い虚空」と言う名称はWindowsのいわゆる"blue screen"を想起させ、登場人物達の喪失感を図らずも巧みに表現していて皮肉を感じた。 作者がインターネットやセキュリティに関して非常に詳しく事前調査している事は良く伝わって来る。しかし、作品中でそれらの仕組み・用語等の説明に費やしている分量が多く、物語進行のテンポが悪い。その上、ライム・シリーズに見られる様な物語全体を貫く作者(犯人)の独創的アイデアに乏しく、骨格の弱さを感じた。<フェイト>の相棒<ショーン>の正体を除けば、これと言った謎もなく、求心力が感じられなかった。ただ単に、様々なハッキングの手口を読者に紹介したと言った風である。<フェイト>の犯行計画をもっと練るべきではなかったのか。ITに関する記述も、余りに初歩的な部分とAIに期待し過ぎている部分とが混在しておりバランスが悪い。 青年ハッカーや刑事達の家族も描き込む事で、仮想世界と現実世界との対比を強調する狙いもあったと思うが、この辺も付け焼き刃の感じがした。600頁超の大部を読ませる筆力は作者ならではと思うが、中途半端な読後感しか抱けなかった。 | ||||
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よく、インターネットに関する技術記述について、いい加減な小説が多いですが、本作はさすがその辺はクリア。ハッキングの攻防について息を飲む展開が味わえます。 | ||||
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専門用語が結構出てきます。それでもサイバースペースの事件を、 パソコンに大して詳しくない私にも分かりやすい、物語に 仕上げるディーヴァーの腕に感心しました。 特に中盤のCCU内にスパイがいるという話から、 ぐんぐん面白くなってきます。 ジレットと今だに彼が愛している元妻との話がサイド・ストーリーに なっていて、これもどうなるのかハラハラさせます。 そしてディーヴァーの小説の特徴であるハッピー・エンドが待っています。 最初から最後まで楽しめました。 | ||||
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単なる面白いサスペンスというのみならず、震撼すべき不気味な世界観を描くことに成功しているところがさすが・・・ハッカー同士の一騎打ちのシーンが白眉。最後の方はどんでん返しの連続が読んでてウザくなった。そこまでサービス精神旺盛にやられたら、せっかくのリアリティが台無しじゃないかい? ゲームにはまるみたいに一気に夜更かししてのめり込めるのは請け合い。 | ||||
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これまで、ハッカーものやコンピュータ犯罪ものは カタカナ用語ばかりで敬遠してきたのですが、 好きな作家さんの作品だったので、何気なくページを開いていたら、 いつの間にか引き込まれている自分がいました。 パソコン犯罪の恐怖、冷酷な犯人の残虐性、 そしてネットの奥深くに巣食う戦慄の真実…。 伏線に伏線が張られ、最後まで全く飽きさせません。 難しそうな専門用語を知らない者でも内容が理解できるよう、 実に上手く書かれています。 こんな恐ろしいことが現実に起こりうる時代になったのかと 背筋が寒くなると同時に、ミステリーの醍醐味を存分に 味わうことができた希有な作品でした。 | ||||
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これまで、ハッカーものやコンピュータ犯罪ものは カタカナ用語ばかりで敬遠してきたのですが、 好きな作家さんの作品だったので、何気なくページを開いていたら、 いつの間にか引き込まれている自分がいました。 パソコン犯罪の恐怖、冷酷な犯人の残虐性、 そしてネットの奥深くに巣食う戦慄の真実…。 伏線に伏線が張られ、最後まで全く飽きさせません。 難しそうな専門用語を知らない者でも内容が理解できるよう、 実に上手く書かれています。 こんな恐ろしいことが現実に起こりうる時代になったのかと 背筋が寒くなると同時に、ミステリーの醍醐味を存分に 味わうことができた希有な作品でした。 | ||||
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いやあ良く調べてある。 まさか推理小説でクラッカーとハッカーの違いをここまで問題にするのを読めるとは思わなかった。 Kをつかうクラッカーのつづりもニヤリ。 そうそう、昔、開発部隊に入ったときにメインフレームコンピュータが乱雑に配置された巨大マシンルームで「赤い緊急停止スイッチにはなにがあっても触るな」とまず言われたっけ。懐かしい。 凄いのはそれらの文化を単に羅列しているのではなくて、一つつの事柄が小説としてきちんと機能する配置になっている事。 そしてその小説はすばらしく面白い。 傑作。神技です。 | ||||
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ハラハラ・ドキドキの連続で読み出したらとまらない。なにしろスリルとサスペンスあふれる物語、いわゆる‘スリラー’ エンターテインメントの第一人者、ジェフリー・ディーヴァーの手による小説である。彼のモットーは「続きに夢中になった読者に電車を乗り過ごさせて、仕事に遅刻させたい」というものだから。 本書のテーマは、ここ最近<ウィニー>による情報流失が話題にもなっているコンピューター・ネットの世界である。 今回の敵は、‘フェイト’と名乗る、現実の世界とネット上の世界の区別がつかなくなり、常軌を逸した殺人を繰り返すコンピューターの天才ハッカーである。彼は自ら生み出した<トラップドア>と称する技術により、堅固なセキュリティーも易々と打ち破って、個人や組織のコンピューターに侵入し、プライバシーや機密事項をハッキングする。そしてそれらの情報をもとに相手に疑いを抱かせない人物に完全に成りすまし(文中では「社会工学」とよんでいる)、連続殺人鬼として神出鬼没に暗躍するのである。 捜査当局は‘フェイト’に匹敵する能力を持ち、現在刑務所に服役中のジレットを一時釈放し、彼の技術を利用することで事件の解決を図る。かくして天才ハッカー同士の知力を尽くした闘いが始まる・・・。 ジレットは、何度も ‘フェイト’を追い詰めるのだが、あと一歩というところで逃げられる。どんでん返しとサスペンスの連続で読者は息をつく暇がない。まさにジェットコースターノベルである。 また本書は、全編に渡ってコンピューター・ネットのラビリンスが詳細かつ専門的に展開されている。いつもながらディーヴァーの綿密な取材力とストーリーテリングには脱帽である。 フィクションではあるものの、私はネットにつながるコンピューターさえあれば、この物語にあるようにどんな犯罪でも、いや犯罪に限らず何でもいともたやすくできてしまう、その将来性、可能性そして万能性に空恐ろしいものを感じた。 | ||||
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