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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全147件 61~80 4/8ページ
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残酷な内容も含みますが、無駄のないシンプルな描写により、物語の世界に入っていきやすい良作と思います。考え方に共感が持てるというような作品では全くないでしょうが、史実やニュースでなく文芸作品ですので、こうしたアプローチのコンテンツがあっても良いでしょう。 | ||||
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ノート『ユリゴコロ』の書き手に思わず感情移入してしまいました。秘密を追う亮介の姿も凄く良かったです | ||||
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読み進めるうちに、オチの半分に気付いてしまった。作中である人がある嘘を吐くんだけど、もしそれが嘘じゃなかったら、その人の行動全てに納得がいくなぁ…って。 もう半分のオチ、まさか野放しのまま一緒に行くとは思わなかった(^_^;) でも多分その人は最初から、最愛の相手にその時が来たら自分も一緒に…って思っていたんだと思う。 その事を踏まえて、その人の主人公に対する行動を振り返ると切なくなる。 被害者の立場からすれば、たまったもんじゃないだろうけど。 ホラーやミステリーのようでありながら、愛情について深く考えさせられる一冊。 | ||||
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ジャンルとしてはイヤミスなのかもしれないが、読後感は爽やか。 まさに完璧な作品。 | ||||
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何とも言えないおどろおどろしい感覚に目が離せない文頭のストーリーから想像もできない顛末に心が締め付けられました。 深い愛情を感じる本です。 | ||||
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読み手が、主人公の父親が旅立っていく先に見る風景は、結実であり、安寧であり、補完であり、死でもある。 それは自然死かもしれず、また愛情をもって殺されることをも少し想起させ、道が地平線の彼方で点になるように、安直な倫理を超えそれらを判別する意味自体を読み手に問いかけるような、ある種の安らぎと陶酔を伴う終束が用意されている。 主人公の実の母親は、作者の狙うその終束のための一装置のように、超然とまた軽々と日常的な人間性のある場所から切り離されて、ついに物語の終盤において、私にとっては仏性さえも感じさせる存在になっていた。 この作品は、このラストさえ読めばいい、というわけにはいかないが、そうも言いたくなるほどのフックはある作品。 | ||||
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まさか、まさか。となんとなく気になっていた伏線が巻末に向かって怒涛のように繋がっていく。読後感が良かったです。やられた。 | ||||
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ドンデン返しとか犯人当てとか、そういう単純な所が着地点のミステリーではなくて、何かこう激しく心を揺さぶられました。 感動ではなく、辛さでもなく...うまく言葉では言い表せない。 人殺しを許す気は毛頭ないけれど。 それでも目から何かがこぼれそうになりました。 私の読書ブーム再来のきっかけとなった一冊です。 | ||||
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ちょうど今読み終えました・・・ 感動の中に衝撃、悲しさ、喜び、などが入り混じった不思議な感覚です。 なんとなく図書館で借りた本だったのですが、とても良い本に出会えたと思います。 | ||||
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シリアルキラーを題材にしながらも、実は徹底的な愛の物語。 ラストについて「さわやか」と表現する人もいるようだけれども、個人的にはさわやかとは思えなかった。 でも、間違いなく泣ける。 | ||||
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主人公が見つけた手記「ユリゴコロ」の文章が、すごく儚くて美しくて、ページをめくる手が止まりませんでした。 文章に惚れすぎて、手記を書いた人物が想像していた人物像と違ってしまい、しっくりいかなかった部分がありましたが、最後は穏やかな愛に包まれて終わります。二人の人生に愛があって本当によかったなと思います。 | ||||
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初めてこちらの作者さんの作品を読みましたが、面白かったです。 確かに、ノートを読んですぐ信じる???というところはありましたが・・笑 ノートの展開も気になるし、現実の展開も気になるし。 一気に読みました。 ただ、こういったホラーものや叙述トリックをたくさん読んでる方は、途中でなんとなく気づくと思います。 思った通りのラストでしたが、それでも楽しく読めた作品はなかなか無いです。 他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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色々な倫理的な問題の中にある、とある夫婦愛と親子愛。 生涯で一、二位を争うであろう名作です。 異常者とそれを取り巻く人々の物語。 | ||||
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父が末期がんと宣告されている私自身と被るところがあり、ラストは本当に複雑な思いでした 本人を思えばという観点と、残された人の思いという観点、、、、爽快な様で悲しい様で、、、そんな複雑な感想です 開始10ページ程度の暗い立ち上がりは先が思いやられましたが、軽くて頭の切れる弟の登場でこちらの気持ちも楽になり、徐々に靄が晴れる展開で最後まで興味が尽きること無く読めました 物語としてはあまりに唐突で強引な所もありましたが、先が気になるのは主人公と同じ視点で読まされているからでしょうか? 初めての沼田まほかるさん作品でしたが、他の作品も気になります! | ||||
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「ページをめくる手が止まらない」って説明書きに書いてあって、まあそんなことは無いだろうと何も考えずに読み始めたら本当に止まらなくてびっくりしました(笑) これは、ネタバレゼロで読んだ方が断然面白いと思います。 突然、感情の波みたいなのに襲われて困りました。 本当。 読後感、とても温かいです。 | ||||
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暇つぶしで何の期待もしないで読みました。 よくある展開…なんて思っていたのですが、中身が空っぽだと自覚している殺人鬼が学生時代友達に意外な努力を重ねていたり この殺人鬼は基本的には、価値のある人間、愛している人間しか殺したくないのかな…と思ってからは、話にグイグイ引き込まれてしまいました。 殺人鬼が初めて心を許す相手との出会いのエピソードに、なんだか切なく泣きたいような気持ちになりました。 私のアナタ。 これは恋愛小説だと思います。 最後まで真相が分からなかったし、読後に残ったのは切ない気持ち、人を愛する気持ちだけでした。 小説を読んで、こんな気持ちになるのは久しぶりです。 殺人の場面はどうでもよく、恋愛小説書いただけなんじゃないかと思えます。 沼田まほかる…侮っていました(笑) | ||||
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なかなか面白気味悪い小説だった。 父親の本当の素顔、母親だと思っていた人が実は…という展開と手紙がうまく絡まり引き込まれた。 ただ、最後の方のこの人が実は、みたいな部分は、ミステリー初心者でもすぐ分かってしまうくらいイージーな仕込みだった。 勝手に気になってしまうのだが、小説の中であっても、殺された被害者には身内もいたのだ。 そういった部分はないがしろにして、それなりに幸せに大円団を迎えるあたりは、ちょっと都合よすぎではないか、 と思ったが作り物だからまあいいかという感じだった。 | ||||
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面白かった。だけどラストは肩透かしをくらった。告白のパートは興味深く読んだが、通常のパートはやや退屈した。文章は一昔前の、緩んだ純文学のような印象。常套句やちょっと変な表現も多く、決して上手くないと思う。 他のレビューにもあったが、どうも作者の人生観や倫理観は普通の人とずれていて、それがこの不思議(または不気味)な小説に結実しているような気がする。 | ||||
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殺人者の物語です。最初はなかなか物語に入りきれませんでしたが、最後は、恥ずかしながら泣けてしまいました。沼田まほかるさんの代表作です。一読をお勧めいたします。 | ||||
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親の家を整理してたらなんだが妙なものが出てきた。その出だしだけでページが止まらなくなる。そんな私です 物語の構成も描写も簡潔かつ非常に分かりやすくグイグイ引き込まれていきました ちょっと残念に感じたのは主人公以下リアルタイムの登場人物の雰囲気がちょっと緩すぎるというか、人物描画が少々雑だなと感じてしまう点でしょうか。ノートの内容とのギャップがあってそれはそれで良いんですけどね さて、少女ちっくな心を持つそろそろおっさんに近い年齢の私ですが、いやー最後は胸が裂けるくらいの真髄のピュアピュア恋愛劇でした。 虚無から生まれた青臭い真っ直ぐな愛。狂気を変えるほどの愛・・・ あぁ残念ながら私にとってのユリゴコロはまだ見つけられません | ||||
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