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ユリゴコロ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ユリゴコロ
ユリゴコロ (双葉文庫)

ユリゴコロの評価: 3.99/5点 レビュー 196件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.99pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全147件 21~40 2/8ページ
No.127:
(5pt)

感動

ただただ最後の結末には感動。
映画よりやっぱり小説派
もう一度読み返したい
ユリゴコロAmazon書評・レビュー:ユリゴコロより
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No.126:
(5pt)

凄い作品に出会ってしまった

この作品のテーマは「愛」である。
ほとんど感情を持たなかった殺人鬼が殺人を通して感情を身に付け、やがて愛することを知る。
そのストーリーを「ノート」で語らせながら、様々な「愛」が事件を起こしていく。
「ノート」の世界はいままでの”まほかるワールド”である。陰鬱で淡々とした語り口で歪んだ世界を描いていく。
一方で「ノート」以外の場面は今までの作品と異なり、どことなく明るさがある。兄弟の会話などは少しほっこりさせられる。
しかし時折「ノート」以外の場面で「ノート」の世界が見えてくる。
この2つが最後に大きく結びつき、圧倒的な愛が見せつけられるのである。
まほかる氏の魅力は、読者をとらえて離さない筆力であり、物語は二の次だと思っていたが、この作品は筆力と物語が高度に結びついたすさまじい作品であると感じた。
結末は何となくだが想像できてしまう。でもそんなことはどうでもよくなるような筆力と展開である。
時折、文章に押し倒されてめまいがするような、そんな強引さがある。
この作品は吉高由里子主演で映画化されているが、見ていない。きっと映画ではこの小説の圧倒的な愛を表現できないだろうから。
自分は読書があまり好きではないので、小説は読み倒すものと思っていたが、この作品は読了後すぐに読み返し、号泣してしまった。
まほかる氏の作品は好きで長編はすべて読んだが、間違いなく本作は氏の最高傑作である。
そして私の中でも現時点で小説の最高傑作である。
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No.125:
(4pt)

手記の内容に引き込まれる

前半から中盤までに出てくる謎の「手記」の内容が
美しくも残酷でどんどん読まされて行きます。
手記が終わってからはちょっとご都合主義的展開で
最後なんと、それなりにハッピーエンドで終わっています。(びっくり)
この作者のほかの作品も読んでみたくなりました。
面白かったです。
ユリゴコロAmazon書評・レビュー:ユリゴコロより
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No.124:
(5pt)

面白くて一気読み

ラストはちょっと読めてしまいましたが、とにかく、先が気になって一気に読んでしまいました。

美しく生々しく五感に迫る描写
少女の中での殺人がどのような形でうごめいているのか、私には意外なほど爽やかに伝わってきました
暫くは沼田まほかる作品を漁ると思います
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No.123:
(5pt)

期待したとおりの「まほかるワールド」でした

同名映画の予告の松坂桃李に惹かれ、(映画はみていませんが)購入しました。思った通りの展開部分も巧みな筆運びで引き込まれますが、思いもしない展開に最後まで楽しめました。ユリゴゴロが私のまほかるデビュー作品になりましたが、続いて他の作品もよんでいます。
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No.122:
(4pt)

映画とは違う

映画を観ましたが、原作とはだいぶ違うようでした。沼田まほかるさんの本は好きですがあまり出ないので待ち構えてという感じで購入します。
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No.121:
(4pt)

なんとなく...

途中で予想がついてしまいました。ちょっと性格変わりすぎ?でも内容はぐんぐん引き込まれて面白かったです。
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No.120:
(5pt)

強引すぎる設定を力技で描き切り、感動のラストは嗚咽と滂沱の涙。

ふ~ん、『吉高由里子(ユリコ)』が「ユリゴコロ」か…。書店で目に留まった。吉高のファンなんだなー、人殺しが絡んだミステリーときた。即買い。カズオ・イシグロの「充たされざる者」読後の長い嘆息、大概の本はヘラヘラ読める自信が付いていた。気を取り直して本作を早速読み始めた。瞬く間に冒頭から引き込まれ、ホラーさながらの展開に皮膚が粟立ち、肩越しに怖気も妄想したりで、頁を繰る手が止まらなかった。途中から物語の様相が一変、謎を垣間見せつつも、筆者は手綱を緩めずに終盤を突き進む。織姫と彦星に浄化の道筋が開けるはずも無いが、諦観にも似た心を寄せ合って昇華の旅に出立、成す術も無く見送る子等との永遠の別れ…。非現実てんこ盛りのストーリーテリングでアンバランスな感は否めないが、描写力と説得力が勝って渾身の作品に仕上がっている。還暦を過ぎた爺がダラダラ涙を垂れ流し、且つオイオイ泣き崩れた本に出合ったのは天童荒太の「悼む人」以来かしら。映画にも期待が高まる。
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No.119:
(4pt)

読みやすい

内容もなんとなく現実ぽくて面白かった。ただもっと怖いかなと思って読んでたのに対してそうでもなかったです。映画を見てみたいと思います。
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No.118:
(5pt)

以前

大分以前に読んで、沼田さんの大ファンになりました。なのに、読んだのを忘れて、又購入してしまいました。新しい作品を期待してます。
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No.117:
(4pt)

日常に紛れ込む狂気

映画の予告から、興味を持ち購入しました。前半で静かに描かれた狂気が、後半はテンポアップして、深い愛情に。買ってよかったです。
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No.116:
(4pt)

最後は涙が抑えられなかった

途中でやめようかと思うくらい気持ち悪い情景。でも最後は涙を抑えられなかった。親として女として読むとまた違った感想が持てるラストだった。
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No.115:
(5pt)

映画化の難しさを痛感

読んで、泣きました。
もちろん様々な意見もわかりますが、そこは小説ですから。私は小説なら可と思いました。
で、映画。はっきり言って観ていて気持ち悪くなりました。何度か吐き気さえしました。
残念です、原作の良さが消されている、強調すべき所がズレている、と思いました。
そのあと、恐る恐る二作目(彼女が…)を観に映画館へ。良かった!こちらは原作の感動を思い起こさせる素晴らしい映画化だと感じました。
同じ作家の同じくらい心打つ作品を、違う造り手が映像化するとこんなにも差があるのかということを目の当たりにしました。
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No.114:
(4pt)

作品から感じる負のエネルギーがすごかった

主人公が父親の家で偶然見つけたノート。人を殺す事に悦びを覚え、小さな女の子の頃から次々に周りの人を殺めていく、その告白文は淡々としていながらも非常にショッキングで、自分は読んでいて体調を崩したほど。

その戦慄の前半部分に対して後半はやや尻すぼみ感があり、最後のサプライズも「ああやっぱり」といった感じ。でも悪くはなかったです。
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No.113:
(4pt)

感動的な?サイコパスもの

偶然実家の押入れから見つけてしまったサイコパスの手記。これは男か女か。自分の父か母の手によるものか。導入部からかなり惹きつけられます。手記に書かれた殺人部分はかなり気分が悪いものですが、その後の愛を知って変わっていく部分に救われます。でもやっぱり殺された子供たちは可哀想…。
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No.112:
(4pt)

面白かった!

面白かった!大きな驚きとかがあるわけじゃないけど、ああ良かったって最後ちょっとだけ思える。
小さい子が死んじゃうのが辛かったけど
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No.111:
(5pt)

いい意味で期待を裏切る作品です!

最初に読んだ時はホラー小説かと思うほど、気持ちわるかった。
しかし読んでいくにつれ、人間としての感情を持てるようになり幸せになっていくヒロインがほほえましかった。
最後は感動です。
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No.110:
(4pt)

ハラハラドキドキ

映画をみる勇気がなく本を購入しました。
ラストまでハラハラドキドキしました。
面白かった。
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No.109:
(5pt)

泣きます

悲しくて切なくて号泣しました。
不思議な世界に引きづりこまれるお話。
湊かなえの告白以来、かなりドキドキした内容で一気読みしてしまいました。
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No.108:
(4pt)

映画鑑賞後の読書

先に映画を見ました。
吉高由里子と松坂桃李が小説の世界と映画の世界でぴったりと一部の隙もなく重なり、キャスティングが絶妙だったんだな、と思いました。
小説よりより「アナタ」の雰囲気をぐっと醸し出してた松山ケンイチには脱帽。彼の存在感は小説よりも映画の方が遥かに良い。
それと、映画と小説はそもそも、話の設定が大幅に違うのですが、この小説のいちばん引き込まれる部分は、ヒロインの手記であり、アナタへの思慕であると思うので、その点では映画も小説もとても良かったというか、惹き込まれた。しばらくは自分の日常のなかに「ユリゴコロ」の世界が残ってる感じ。
読んでる間は早く続きが読みたくてたまらなくなるし、結構中毒生の高い作品だと思った。

小説に登場する主要な登場人物のなかで、唯一最後まで「なんだったの?」と真相が回収できてない人物がエミコ。しかも冒頭でもう亡くなってしまっている上に、死の真相も最後まであやふや。
結構な重要人物なはずなのに、なぜあのタイミングで死んだのか、何を思っていたのか、解らないのがスッキリしない。
ヒロインとアナタの物語はとても良かった、というか、ヒロインの壊れ具合には恐怖を感じたけれど、それでもというかそれ故に愛してしまう男の気持ちも何となく理解できた。
主人公の亮介と千絵の物語は良かったけれど少しうすぼんやり。というか亮介の人物像がしっかり描かれてるのに対して、千絵の人物像があんまり見えてこなかった。それに対して弟の人物像はしっかり描かれてる。この小説で、弟と亮介の部分が唯一明るいというか温かみを感じさせる部分。家族の話を描くのに、この弟は良い役割をしていると思う。
そして衝撃?のラスト。

えっ?

行っちゃうの?

どこに?

あれ?

と思ってる間に終わっちゃった。

あのー。。。
「アナタ」が美沙子を許せないのは、沢山の人を殺したからじゃなくて、あの溝の下敷きになった男の子の件があるからじゃ?それはもういいの?
あっ、いいんだぁ。。。

なるほどー。。

という呆気ないラストでした。

小説より映画のほうがラストは納得しやすいかも。病院に会いにゆく、って方が。

美沙子の殺人の衝動については、凄く丁寧に描かれてるし、どうでもいい奴(ラーメン屋、元上司)を殺してもユリゴコロが得られないという部分に、なんとなくリアリティがあって、ちょっとゾッとさせる。
美沙子にとって唯一の殺せない存在「アナタ」への恋愛感情はすっと入ってきたし、アナタを思う描写はいつまでも心に残って離れない。
ただミツ子という同級生への愛情は、結構なボリュームで描かれてるのにも関わらず理解はできなかった。
ミツ子は一体なんだったんだろう。
ミツ子を殺したことを全く後悔してないのに、ミツ子との大事な思い出を書くために手記を始めた美沙子の心情が、個人的には全く分からなかった。
そういう意味でヒロインは本当にサイコパスであり、そのヒロインが愛した人物はアナタだけであり、ヒロインにまっとうな愛情を注いだ実の母も父も妹も、ヒロインにとっては、自分とは関わりのない人物のように感じている。だからエミコが死んでも何も感じないし、老い先短い実の母が入所してる施設にも行かない。
そのあたりが本当に怖いなと思った。そしてこういう人間はきっといる、と思えた。

何にしてもとても心惹かれる作品だった。
ユリゴコロAmazon書評・レビュー:ユリゴコロより
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