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ユリゴコロ
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ユリゴコロの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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殺人に取り憑かれた者により書かれた手記「ユリゴコロ」を中心に進んでいきます。 手記の部分は、非常に興味を惹かれ、面白かったです。 が、それ以外の部分については、もう一つといった印象です。 あと、この小説を紹介する文章に「恋愛ミステリー」とありますが、ちょっと違わないか?と思います。 | ||||
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随分評判となった作品だが、読後感としては特殊な形式で切り取った凡庸な家庭小説に映った。個と個の関係を徹底的に追及している姿勢は変わらないが、筆致・構成が落ち着いている分、異彩に欠け、個人的には第二作の「彼女がその名を知らない鳥たち」より落ちる出来だと思った。読んでいて異界を彷徨うと言った感覚を味わえなかったのが残念。 ミステリ的趣向も、凝らされていると言う程際立った物ではなく、起伏に欠ける平凡な進行。登場人物達の特異な過去に依存すると言う悪い性癖が相変わらず目立ち、これを利用するなら意外性もヘッタクレもない。第一、描かれている全ての内容が(小説的に)真実だとしたら、主人公の青年は鈍感過ぎるのではないか ? 何だか段々と平凡な中間小説作家になって行く様で惜しいと思う。 | ||||
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一気に読了できる本だ。文章も平易で上手。 ラストのどんでん返しにもまんまとハマってしまった。 それでも、どこかすっきりしない読後感が残ったのは何故だろう。 確かにある意味メデタシメデタシ、だが、彼女の罪は結局裁かれないまま。 屠られた人間にも家族はあり、その人なりの社会があったのに。 また、一人の人間があれだけ人格を変えてしまうのかという点にも疑問符がつく。 この方の他の作品を読みたいか、と尋ねられたらたぶん私は首を振る。 | ||||
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タイトルから、恋愛絡みかなと読み始めたが、始めっからラスト直前まで、倒錯した雰囲気で話が進む。 ラストのどんでん返しを読んでから、また頭から読んで、しっかり、じんわりと何とも言えない読後感がある。 ミステリーでもあり、家族愛でもあり、倒錯癖者の話だったり、色んな側面で味わえる。 1回ではこの味は分からない。 | ||||
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誰が書いたかわからない「ノートの記述」に魅かれ、一気読みしました。 が、私には残念な感想しか残りませんでした。 主人公の青年がもっと若い学生(中高生)だったら、また違ったカタチになると思う。 物語後半はもうグダグダな内容になってきたので、飽きました。 | ||||
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以前からかなり気になっている作家さんです。 亮介が実家で偶然見つけた「ユリゴコロ」と名付けられたノート。 それは殺人に取り憑かれた人間の生々しい告白文だった。 これは、誰が書いたものなのか。 亮介は真相を突き止めようとするのだが… 今までになかった様な話で本の中に出て来る本の内容に引き付けられました。 先が気になって一気に読めますし結末も意外性もあり面白い作りになっていますが 毎回読後にいつまでも感じる怖さみたいな物は残りませんでした。 でも沼田さんの書かれる世界観は好きなのでこれからも読み続けて行きたいです。 | ||||
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主人公の青年が、病気で余命が短い父親の部屋で謎の手記を発見する。その手記に書かれている内容は人殺しの人間の不気味な過去が描かれていた。 その手記を書いた人物は父親なのか母親なのか。また、フィクションなのか実際に起こったことなのか。 手記の書き手やその内容の真偽をメインとして、主人公と家族の有り様を描いたミステリ小説。 評判はまずまずのようだが、手記の内容はそれほど恐ろしいわけでもなく、ラストの落ちは途中でわかってしまったため予想通りの結末で驚きは無く、話の内容や手記に書かれている人殺しの人間の設定にやや無理があり、リアリティを感じず読了した後にもあまり感動は無かった。 作品のキーパーソンである手記を書いた人物の正体は、ミステリを読みなれている人ならば途中でわかってしまうと思われる。 辛口レビューになってしまったが、文章は読みやすく、先が気になる展開の為、興味を持たれたならば読んで損は無いと思う。ただ、私には相性の悪い小説だった。 サスペンスものとしては良いが、ミステリとしてはやや弱く、落ちに意外性が無い点が残念。 | ||||
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