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封印された数字
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封印された数字の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「死の蔵書」や「幻の特装本」は、古書にまつわる蘊蓄も面白く、 一気に読み通せました。 しかし本書はお世辞にも「面白い」とは言いかねます。 まずプロットが全く駄目です。秘密を隠すためにわざわざ「記憶に封印」するとは いくらなんでもあり得ないでしょう。 また、刻印の数字が○○を表示するとしても、そこから謎解きまでにはかなりの断絶が あります。 いわば「ダイイングメッセージ」にも似た構成で、謎のための謎の存在としか 思えません。 登場人物の行動も不思議です。謎に迫る主人公を簡単に処理できるのに、わざわざ謎その ものが封印された場所で待つのは…不自然すぎます。 まるで日本の「できの悪い本格ミステリ(面白かった本に出会った経験がありません)」並のプロットです。 とと、ここまで貶しましたが、実は本書の9割まではページをめくるのももどかしく 引き込まれました。 緊張感のある文体で、スピード感もある本です。余分な描写や過剰な形容もなく、 ぎりぎりまで著者が削りに削った小説でもあります。 まるで反対の矛盾したことを書きましたが…描写力は群を抜いている・主人公の人物描写 も見事です。しかしいかんせん、小説の基本となるプロットがあまりにも子供だまし。 ダニングらしさはそここにありますが… うーーん と思いつつ星は二つです。 | ||||
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