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ブラックライト



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ブラックライトの評価: 3.61/5点 レビュー 33件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

男から男達へ−二世代の物語

ダーティーホワイトボーイズもテーマは「父性の復権」でしたが、
今作のブラックライトも父と息子、二世代にわたる男たちの物語と言えます。

著者のスティーブン・ハンターは、主人公のボブ・リー・スワガーの活躍と
脇役たちのエピソードを通じて父と息子のあるべき関係や父親像を執拗に追
い求めている気がします。(少しベタな表現ですが)

「極大射程」は男(個人)の物語でしたが「ダーティーホワイトボーイズ」「ブラックライト」は男達(父と息子)の物語です。
次作の「狩りのとき」が、どのような展開をみせるか楽しみです。

それと本シリーズの特徴である銃器にまつわる詳細な記述は、素材である金属を
イメージしての「冷徹さ」や銃弾の「冷酷さ」などリアリティと「男の道具」として
比喩を持ち合わせていると思います。
ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)より
4594024920
No.4:
(3pt)

男から男達へ−二世代の物語

ダーティーホワイトボーイズもテーマは「父性の復権」でしたが、
今作のブラックライトも父と息子、二世代にわたる男たちの物語と言えます。

著者のスティーブン・ハンターは、主人公のボブ・リー・スワガーの活躍と
脇役たちのエピソードを通じて父と息子のあるべき関係や父親像を執拗に追
い求めている気がします。(少しベタな表現ですが)

「極大射程」は男(個人)の物語でしたが「ダーティーホワイトボーイズ」「ブラックライト」は男達(父と息子)の物語です。
次作の「狩りのとき」が、どのような展開をみせるか楽しみです。

それと本シリーズの特徴である銃器にまつわる詳細な記述は、素材である金属を
イメージしての「冷徹さ」や銃弾の「冷酷さ」などリアリティと「男の道具」として
比喩を持ち合わせていると思います。
ブラックライト〈下〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:ブラックライト〈下〉 (扶桑社ミステリー)より
4594024939
No.3:
(3pt)

前作よりはやや落ちる

前作のPoint of Impact同様、文章は読みやすく物語の展開も速い。前作の数年後を舞台にして再びボブ・リー・スワッガーを主人公にして物語は展開する。スワッガーはジャーナリストの青年と共に、州警察官だった父親アール・スワッガーが強盗犯に殺された事件を調べ始めたところ、過去を暴かれたくないある人物がスワッガー達の調査を阻止しようとあらゆる妨害を加える。銃撃シーンではスワッガーは無敵と思える強さを発揮するが、前作の銃撃シーンよりは若干スケールダウンしておりアクション物としてはいま一歩といったところ。ただ、最後の謎解きは予想外のものでありミステリーとしてはそれなりに楽しめた。過去の父親の話も同時に進行し、父親アール・スワッガーの息子ボブ・リーに対する愛情、また、息子ボブ・リーの父親に対する敬愛の念がよく伝わってきた。
ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)より
4594024920
No.2:
(3pt)

前作よりはやや落ちる

前作のPoint of Impact同様、文章は読みやすく物語の展開も速い。前作の数年後を舞台にして再びボブ・リー・スワッガーを主人公にして物語は展開する。スワッガーはジャーナリストの青年と共に、州警察官だった父親アール・スワッガーが強盗犯に殺された事件を調べ始めたところ、過去を暴かれたくないある人物がスワッガー達の調査を阻止しようとあらゆる妨害を加える。銃撃シーンではスワッガーは無敵と思える強さを発揮するが、前作の銃撃シーンよりは若干スケールダウンしておりアクション物としてはいま一歩といったところ。ただ、最後の謎解きは予想外のものでありミステリーとしてはそれなりに楽しめた。過去の父親の話も同時に進行し、父親アール・スワッガーの息子ボブ・リーに対する愛情、また、息子ボブ・リーの父親に対する敬愛の念がよく伝わってきた。
ブラックライト〈下〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:ブラックライト〈下〉 (扶桑社ミステリー)より
4594024939
No.1:
(3pt)

謎解きや政界の陰謀まで絡む、4部作の第3作

スティーヴン・ハンターの“ボブ・リー・スワガー・サーガ”4部作の第3作。

’98年、「このミステリーがすごい!」海外編第3位、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第6位にランクインしている。

本書は前作をそのまま引き継ぐ後日談ではない。ふたつの作品は、本書に登場するふたりの主人公を、不思議な関係で結びつけることによって互いに微妙にシンクロしている。

前作『ダーティホワイトボーイズ』が、番外編の趣が強かったのに対して、本書では、ボブ・リー・スワガーが再び登場して、得意の銃撃戦も展開する。

『極大射程』事件ののち、アリゾナの田舎町で妻と娘と3人で隠遁に近い生活を送るボブのもとに、作家志望のラスという青年が訪ねてくる。彼はボブの父親アールの話が書きたくて、取材にやってきたという。
アールは元警官で、1955年に起こった逃走中の凶悪犯との銃撃戦で殉職していた。ボブが承諾して調べてみると、事件当日にある黒人の少女のレイプ殺人も起こっており、それにも父親が絡んでいることが分かった。さらに、父の死にも不審な影が・・・。
そして、ふたりがそれにまつわる調査を開始すると、何者かが過敏に反応した。彼らは、事件に隠された秘密が白日の下に晒されることを怖れ、先手をうってボブたちの行く手を阻もうとする。

本書はただ4部作の3作目というだけでなく、謎解きミステリーや政界の陰謀の要素まで含んだノンストップ・アクション巨編である。

ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)Amazon書評・レビュー:ブラックライト〈上〉 (扶桑社ミステリー)より
4594024920

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