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オーロラの向こう側
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オーロラの向こう側の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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久々の女性が主人公の物語でしたが、大変面白く読めました。他の作家さんと同じく北欧らしい原風景がありますが登場人物の人となりが良く表現されていて良かったです。 | ||||
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主人公のレベッカは、ものに動じない独立独行の女性で 男に媚びないオーラが感じられます。 クライマックスでの彼女の行動にはびっくりさせられました。 この作家さんは人間観察が鋭い人のように思いました。 そのうえ人物描写が巧い。 この作品は人間ドラマに重点が置かれているんですね。 | ||||
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本屋で見つけてこれは!と思い購入した。 北欧の中でもスウェーデンのミステリ作品は 特におもしろいものが多いのだが、これもその一つだ。 主人公は正義感あふれる弁護士レベッカ・マーティンソンで、 舞台は北スウェーデンに位置するキールナだ。 特にスウェーデンの冬ならではの自然が書かれていて、こちらまで寒さを 感じるほどリアルに描写されている。 また、イェリヴァーレ、ユッカスイェルヴィなど他の北スウェーデンの地名 も登場し、少しでもスウェーデンについて詳しい人はとても楽しめる作品だ。 第二作ではレベッカ・マーティンソンが帰ってくるのでとても楽しみだ。 舞台も夏のキールナに移るので、北スウェーデンの夏がどのように表現されているのか 今からわくわくする。 北欧ミステリ好きならば、読んでそんはしない作品だ。 ぜひ、夏のキールナを体験する前に、冬のキールナを楽しんでおこう。 | ||||
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北欧スウェーデン生まれの新進女流ミステリー作家ラーソンが2003年に発表したデビュー作で、権威あるスウェーデン推理作家アカデミーの最優秀賞に輝いた注目の意欲作です。本書のヒロインはまるで作者の分身のような経歴を持つ税法専門弁護士の若き独身女性レベッカ・マーティンソンです。最近のミステリーやハードボイルドの分野には男まさりで気の強いヒロインが多く登場していますが、彼女も先輩達に負けない強烈な行動力の持主です。弁護士事務所の上司が誘う素振りを見せても全然なびかずきっぱりとした態度で拒否する彼女は、どうも恋愛には当分縁が無さそうです。そして不正を決して許さない強い正義感と自分が下した決断を後悔しない強靭な精神力を兼ね備えています。 北の町キールナの教会で、交通事故から奇跡的に生還し甦って有名になった若き説教師が惨殺死体で発見される。首都の弁護士事務所で働くレベッカは懐かしい故郷の衝撃のニュースを聞いて血が騒ぐ。やがて彼女の昔の親友で被害者の姉サンナから助けを求める電話が掛かり、レベッカは仕事を投げ捨てて北へと向う。レベッカは過去に教会で辛い経験をしていて憂鬱だったが、サンナが逮捕されると自ら弁護人となり、昔の祖母の家でサンナの二人の幼い娘の面倒を見る。 推理の面では専門の法律知識を活かして背景を掴み、教会関係者に遠慮無くぶつかり真相に肉迫します。真実を隠すハンナに苛立ち「くそったれ!」と叫ぶ姿に気骨があるなと感じましたが、クライマックスで犯人に追い詰められた時に彼女が見せた俊敏な行動と驚くべき決断には正直度肝を抜かれました。ここまでやるかという賛嘆の念と、厳しく非情ですが彼女は完全に正しいと感じました。隣人の優しい老人シヴィング、身重で頑張る親切な警察官のアンナ警部、嫌味な上司のモーンスは次作にも登場するとの事で、心の傷を癒して復活したレベッカの活躍に大いに期待したいと思います。 | ||||
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