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いっぺんさん
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いっぺんさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
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NHKのラジオ文芸館で聴き、即買いしました。懐かしくて、ちょっとホラーで、心がじわーっと暖かくなる。 大人の男のためのノスタルジックファンタジー短編集です。 | ||||
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主人公と親友のしーちゃんはいっぺんさんに出かけていく。 白バイ警官になりたいと願うしーちゃんは病気で亡くなる。 その後、主人公と弟は親にキャンプに連れてもらう。 事故がおきて弟の命があぶない。 道路は渋滞で車はすすまない。 主人公は弟の命を助けてといっぺんさんに祈る。 すると… | ||||
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泣きました。自分でも小さい頃の純粋な心で感じられたような出来事かなぁ、と思いました。 | ||||
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車を運転しながらNHKのラジオで聞いた時は、迷信やおとぎ話のような内容かと思い、ぼんやり聞き始めましたが、後半は涙で前が見えなくて、嗚咽しそうな状況でした。職場に着いたときは、目が真っ赤でごまかすのに苦労しました。 | ||||
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朱川 湊人 の不思議な世界に引き込まれて読んでしまいました。 物語の背景が自分の子供時代に近かったので、すごく親近感がもてました。 | ||||
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一遍さんは、最後に「あー、よかった」神様はいるんだな、そんな気にさせてくれる内容でした。 | ||||
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小学生の子供が読みたいと購入した本ですが、短編で読みやすく、大人も子供も引き付けられるような物語になってます。 どれも不思議なお話ですが、題になってるいっぺんさんはじーんとさせられますし、他のも寂しい気持ちになったりいろんな気持ちにさせてくれる短編集ですね。 | ||||
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「ナポリを見て死ね」ではないけれど、「いっぺんさん」を読まずして死んだら人生の大きな損失と思うくらいお勧めの一冊。 主人公「私」の、底抜けに人はいいけれどおばかで薄幸だった幼ななじみ「しーちゃん」に対する深い愛情が全編に流れていて心が温まる。 「私」もしーちゃんも優しくていい子だなあと思うけど、格別に高潔な人格の持ち主というわけではないと思う。むしろ、どこにでもいる(少なくとも昭和40年代には確実にいた)ちょっと純朴で無鉄砲な子どもかな。そう。小・中学校のころって誰にでも一人や二人は必ずいただろう、相手の願いをかなえるために親が心配するような時間までわれを忘れてかけずりまわったり、本気で相手のことを案じたりした、そんな友だちが。友情というのとはちょっとちがう、自己と他人が未分化で、分別が身についていないもの同士だからこその一体感。 そんな忘れかけていたものをこの話が思い出させてくれた。 白バイ警官が奇跡だったのか、混乱していた「私」の幻覚だったのか、よくわからないままというのもいいな。 「私」が大人になってからの後日譚もよい。特に最後の4行は何度読み返しても…泣ける。 | ||||
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「ナポリを見て死ね」ではないけれど、「いっぺんさん」を読まずして死んだら人生の大きな損失と思うくらいお勧めの一冊。 主人公「私」の、底抜けに人はいいけれどおばかで薄幸だった幼ななじみ「しーちゃん」に対する深い愛情が全編に流れていて心が温まる。 「私」もしーちゃんも優しくていい子だなあと思うけど、格別に高潔な人格の持ち主というわけではないと思う。むしろ、どこにでもいる(少なくとも昭和40年代には確実にいた)ちょっと純朴で無鉄砲な子どもかな。そう。小・中学校のころって誰にでも一人や二人は必ずいただろう、相手の願いをかなえるために親が心配するような時間までわれを忘れてかけずりまわったり、本気で相手のことを案じたりした、そんな友だちが。友情というのとはちょっとちがう、自己と他人が未分化で、分別が身についていないもの同士だからこその一体感。 そんな忘れかけていたものをこの話が思い出させてくれた。 白バイ警官が奇跡だったのか、混乱していた「私」の幻覚だったのか、よくわからないままというのもいいな。 「私」が大人になってからの後日譚もよい。特に最後の4行は何度読み返しても…泣ける。 | ||||
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不思議で怖くて切なくてホッとして。。。朱川さんの綺麗な文章でぐいぐい物語へ引き込まれ、読んだ後は大満足です(^-^) | ||||
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表題作「いっぺんさん」につきる。 読後の余韻が血圧を上げる。 その他の短編も秀逸、標準以上(特に一番最後の話はせつない) いっぺんさんを映像化したら当たると思うけどそういう話はないのかな。 未読の方ぜひ手に取ってみて下さい。 朱川湊人はいっぺん読んだらやめられない。 | ||||
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表題の「いっぺんさん」いいですね。 本当に、人間が本当は皆いい人で、世界も捨てたものじゃない、そう感じました。 少年の友情、利己的ではなく、人の事を思いやる心、そしてその優しい気持ちが起こした奇跡。 心がほっくり温まりました。 この作品は本当に皆にお勧めです。 そういった暖かい気持ちになった後続く作品は悲しいものが多く「コドモノクニ」では あまりの悲しさにせつなくなりました。 こどもが悲しい思いをするのは辛いですね。 その他の短編も悲しくはあるものの、心にじわっとくる、余韻が残る作品ばかりです・ 本当は皆好きなのですが、「コドモノクニ」の悲しさが一寸残っておるので★4です でも作品は皆素晴らしく、読んで後悔しない一冊です。 | ||||
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騙されたと思って読んでみな いっぺんさん…間違いなく泣けるから。 時代の空気をファンタジックに時にホラーちっくに温かい感動と共に読ませてくれる… そんな朱川の傑作短編集です。 | ||||
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短編小説だと思って軽い気持ちで本屋で手に取り、 読み始めたが、ストーリーはどれも切なく、寂し く、哀しい。 著者の分野は、ノスタルジックホラーという新分野 である。自分も著者と同世代なので昭和30年代〜 40年代の時代背景は共感し素直に感情移入できた。 特に怖かったのは「蛇霊憑き」「山から来るもの」。 人身御供をテーマにした「ハ十八姫」は哀しい物語。 最初からホラーとして読み始めれば、これほどまで 切ない気持ちにはならなかったろう。 | ||||
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朱川さんの作品は殆ど読んでおり、特に子供を主人公にした作品は大好きです。本作の表題作の「いっぺんさん」も子供が主人公で、いかにも朱川さんの作品らしく優しくて哀しくて少し怖い世界が描かれていてよかったです。 その他の作品も佳作が揃っておりいつものように一気読みしてしまいましたが、読んでいて辛くなる話が多い感じがしました。「コドモノクニ」「蛇霊憑き」「山から来るもの」はどれも救いのない話で読後感は決してよいものではありません。「八十八姫」もせつないですね。 どれもいい作品だと思いますが、最近の朱川さんの作品はどうも辛くて哀しくてそして救いがない作品の割合が増えた感じがします。 | ||||
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「ノスタルジックホラー」という新たな分野を開いた朱川湊人の醍醐味あふれる1冊。 「花まんま」もそうでしたが、彼の作品には懐かしさと恐怖、そして感動が詰まっています。 特に表題作の「いっぺんさん」は絶品です。恵まれない家族に生まれた「しーちゃん」がこんな形で願いを聞き入れられたのかという感動で、涙が出ます。内容からして、本書ではラストに持っていってほしかったですね。 というのも、後に続く作品はホラー色が濃く、読んでいる私の顔もかなり引きつっていたはず。「蛇霊憑き」にいたっては、蛇が大嫌いな私にとってはそのあと食事する気も失せたほどのおどろおどろしさ。 「八十八姫」はしんみりする「こわい」お話。今は無き村のありえないようなしきたりを、現在は普通の父として暮らしている「私」が回想する形で綴っています。最初は「まさか」と思っていたことが、最後には「ありうるかも」と思える作品でした。 | ||||
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たくさんの本を読んできましたが、ここまで完成度の高い短篇集は中々無いと思います。特に一つ目のいっぺんさんは物凄く良く出来ていて、本を読んで久しぶりに泣きました。表紙を見ると、どこかほのぼのとした話が多いのかな?と思ってしまいますが、いっぺんさん以外は全体的にダークな感じのホラーが多いです。でも、その内容が最高におもしろい!ホラー好きの自分としては大満足でした。直接的な幽霊の描写などではなく、人間の闇の部分を上手く描いたりしているので、ホラーが苦手な人でも読めると思います。オススメです! | ||||
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一話目のいっぺんさんはなんだかジーンときて涙がこぼれました。 そんなお話が全編続いているのかと思っていると、 次の話でいい意味裏切られます。 次の話からは、すべてなんだか不思議でじわりと怖いものばかりです。 怖いな〜と思いつつも本を閉じることができませんでした。 短編なのでいつでも止めることができるはずなのに… 一気に読み終えてじわりとくる恐怖に夜の闇がいつもより深く見えました。 | ||||
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朱川湊人さんの本領発揮のノスタルジックホラー短編集。 強烈ではないんだけど、ジワジワゾクゾクくるような恐怖感が襲います。 子供だからこその視点で描かれる恐怖は秀逸。 子供ならではの純粋な思いが込められ、心にじんわりと温かいものが残る一方、 彼らの幼さと想像性を存分に生かし、 私たちにも覚えのある、幼き日の恐怖感や冒険心に訴えてきます。 胸があたたかくなるようなものもあれば、 ゾーッとするような冷たいものが残るようなものもあり・・・ 短いけどどれもすごく読み応えがありました。 | ||||
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表題作を含めて、子供の目線で書いたものが上手い。子供の頃の微妙な心理や行動がとても分かりやすく、共感を覚える。それがノスタルジーに繋がっているのだろう。また伏線の張り方が巧みで、表題作では、折れた前歯、拳を打ち合わせる子供同士の挨拶が最後に生きてくる。エンディングも好感の持てる、さわやかな読後感に包まれます。他の作品も小道具をさりげなく使い、読ませます。どの短編も不思議な出来事、神がかりのような、霊的なお話ですが、ストレートに恐ろしい話ではありません。ただ考えようによっては、人には恐ろしく残酷な一面もありますから、怖い話と受け止める方もいるでしょう。雰囲気は、「花まんま」や「かたみ歌」の系譜ですが、連作短編集ではありません。 | ||||
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