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(短編集)
ツナグ
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ツナグの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全232件 161~180 9/12ページ
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こんな職業があったらどうだろう。 じぶんは誰とつないでもらうのだろう。 とっても切なく読ませてもらいました。 この作者の作品を何作も読んでいますが、この本を一番お勧めします。 | ||||
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現実の世界で死んでしまった人間に会うことはできないが、もしそんなことができたら…と、ついつい自分の身に置き換えて想像してしまった。 人は、その人が死んでしまった後で、ああ、あの時ああしていればよかったと後悔にとらわれる。普段は、相手も自分もいつか死ぬという事実を忘れがちだ。この本を読んで、大事な人みんなが元気に生きている今のうちに精一杯いろんなことをしてあげよう、また自分もやりたいことは思いっきりやろうと思った。 もし、身近な人を亡くした経験のある人がこの本を読んだら、少し救われた気分になるのではないかとも思った。 強いインパクトはないが、きれいな文章で書かれた、やさしい小説である。 | ||||
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水道の蛇口を緩めた事を御園は知っていた。嵐は路面が凍っていたと思って自分の小さなこころに後悔していました。嵐には絶対勝てない。わたしには絶対勝てない。小さな勘違いが人生を大きく変えてしまうと言う事を学びました。思い込みや勘違いで親友を失いたくないと思います。 | ||||
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あらすじは、生涯に1度だけ死者に一晩会うことができる。死者の方も1度きりで、死者側は依頼を待つのみ。断ることもできる。オムニバス形式の5話のうち、女性2話、男性2話、夫婦の話です。 女子高生の話が逸材でした。親友2人が些細なことで競い合う。何気ない言葉が食い違う。オッサンの私にはない発想が飛び出てハッとさせられました。最近、伊坂幸太郎の「死神の精度」を読んだところです。こちらも命をテーマにしたオムニバスでミステリー要素もあり大変面白かったですが、私的にはツナグの方が印象が強かったです。男性が女性作家の友情ものを読むとトンチンカンなのが多いですが、面白いと思ったのがこの本が初めてかも知れません。星5つです。 | ||||
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前半、物足りなさを感じていたものの後半盛り返す。 短編の、各主人公に共感できるような辛い体験をした者は、涙なしではいられまい。 もちろん読者も十人十色。それぞれ違う人生を歩んできている。私が物足りなさを感じたストーリーにも共感し、涙々で読み進めている方も多かろう。 終章、使者(ツナグ)の心得では、それまでの伏線が全て回収される。読後感はなかなかよい作品である。 | ||||
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ふとした思いつきで読み始めたこの作品。辻村作品も初めてでしたが、ぐいぐい引き込まれました。人物描写も丁寧で、一話ごとにほろりと涙。そして、最後にこういう展開があるとは…!!他の辻村さんの小説も読みたいと思える作品でした! | ||||
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ドラマの宣伝を見て、原作を読む事が多い。取り上げてドラマ化するのは売れると判断したからだろうから、俳優の色がつかない裡に先ずは原作を読むことにしている。面白い発想だ。そして、選択権が有るのも面白い。自分がその立場になったら、誰に会うか詰り一番の人はだれかを考えさせる秀作だ。 | ||||
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とっても悲しくて、でも暖かい素晴らしい作品。 残された人は良くも悪くもこんなこともしたかった、してあげたか った、もっともっとと果たせなかった気持ちを抱えて生きている。 亡くなった人はどうなんだろう? 同じような気持ちを持ちつつもむしろ僅かな思い出でもそれを大切 に宝物にして残された人たちが幸せに正しく生きていくことを願っ ているのではないだろうか。 残された人にはいろんな思いがある。時には憎しみ、後悔もあるだ ろう。でもお互いの思いが最も深い同士が1度だけ会うことができ、 そこで亡くなった人たちのそんな気持ち、メッセージを受け取る。 悲しくてせつなくて涙が止まらなかったけれど著者の前向きな思い が伝わってきた。 死後のことは誰にもわからない。でも残された人たちは、いなくな ってしまった人たちがきっとそう思っていると考え、自らを励まし ながら強く正しく生きていかないとならないんだろう。 | ||||
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それぞれの登場人物の人生観が描写され、心のぐっとくる作品でした。 | ||||
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死んだ人をホテルの一室に呼び出して、再会をリクエストした生者とひきあわせる。これがツナグの仕事。 しかし、読み進めば、これが推理あるいはオカルト小説でないことは、すぐにあきらかになります。 では、死者と生者が生きている時と同じ姿や同じような言葉遣いでともに過ごす一夜は何を意味するのでしょうか。 夭逝のタレントとうだつのあがらない三十代の女性。 オヤジ丸出しの中年と母。 親友同士の女子高演劇部二人。 ある日突然現れ、ある日突然去って行った彼女を待ち続ける過労社員。 そして、ツナグ・・・英訳されるとしたら単数なのか複数なのでしょうか。 死者と話して何か良いことがあるのでしょうか。人は言葉によってどん底から起き上がらされ、どん底につき落とされます。それでも、なお断ち切れないモノがあります。倒れた木の切り株から横にのびる芽もあります。 人は誰かと、決闘のようなぎりぎりの対話をし、悩み、考え抜き、変化し、旅をします。ソダツ、と言っても良いかも知れません。 その相手は、生きている人だけとは限りません。心から相手の言葉を聴こうとするのであれば、死者との対話は、トリックでも超常現象でもありません。 方法は、ツナグを探し当てて依頼するばかりではないでしょう。 | ||||
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購入から一日で読みきってしまいました。 死者に会えると言う設定は新しいとは思いませんが、死者に会うためのルールが素晴らしい。美しくも切ない物語を引き立てていると思います。 おすすめです! | ||||
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電子書籍で購入しました。とっても興味を引かれる内容でした。また金額もお手頃で助かりました。 | ||||
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映画化されることを聞いて、本を先に読みました。泣けます!!! 思わず、「ツナグ」に出会えたら、誰と会いたい〜〜などなど、いろいろ考えてしまいました。 | ||||
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「生きて死ぬことの先にあるものは、誰かの記憶の中に生き続けるということではないのか。」 『』(さだまさし)や『』(天童荒太)で問われた思想に主人公は反対側から一石を投じる。 「死者は残された生者のためにいていいのか、死者の物語を生者が糧とするのは傲慢ではないか。」 この問いに葛藤する主人公が、4名の依頼人をツナグ経験を経て辿りついた答えは。 良い話を手軽に読みたいと思って手に取った。 実際、非現実的な設定に途中「軽すぎたかな」と想うこと多々あったが、 読み切ってみればその設定以上に、死者と生者をつなぐ想いというものについて、 深く深く掘り下げられた物語だと感じた。 | ||||
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「生きて死ぬことの先にあるものは、誰かの記憶の中に生き続けるということではないのか。」 『茨の木』(さだまさし)や『悼む人』(天童荒太)で問われた思想に主人公は反対側から一石を投じる。 「死者は残された生者のためにいていいのか、死者の物語を生者が糧とするのは傲慢ではないか。」 この問いに葛藤する主人公が、4名の依頼人をツナグ経験を経て辿りついた答えは。 良い話を手軽に読みたいと思って手に取った。 実際、非現実的な設定に途中「軽すぎたかな」と想うこと多々あったが、 読み切ってみればその設定以上に、死者と生者をつなぐ想いというものについて、 深く深く掘り下げられた物語だと感じた。 | ||||
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映画化されて話題になっていましたので読んでみました すごく心が温まる内容でお勧めです 最近は電子化が進んでいますが紙の良さを実感しています | ||||
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読んでいると私なら宇宙の彼方の世界の誰に一番会いたいかしら?現実にあればなんて感動しながら読みました。 | ||||
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なかなか面白い作品でした。電子書籍で購入しました。暇つぶしに最適。 | ||||
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死者に会うというストーリー5編からなる連作短編集. 辻村氏の初期の作風を思わせるSF(少し不思議)的な物語. 単に,死者に会える,というだけでなく, 生者が死者に会えるのは1回だけ,死者も生者に会えるのは1回だけ, というルールの重みがこの作品のテーマになっている. 1回だけの機会を誰に使うのか,死者はそれを受け入れるのか. この作品のテーマは,死者に会うための動機や決断,あるいはためらいといった対面に至る過程にある. 「チャンスは1回」という,たったこれだけの単純なルールで, 死者に会うというフィクションとしてはありふれたモチーフに高いテーマ性を持たせている. この着眼点,構成力はすごい. また,辻村作品にしては直接的な心理描写は比較的少なく, 抑制の効いた表現が逆にいい余韻を残している. いつもの濃ゆい描写もいいけれど,あっさり味も悪くない. | ||||
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映画の内要は、少々変わっていたけど、涙腺が緩む年頃なのかと 加齢を喜んだ。と言うのも小説を読むうちに使者に会いたくなった。 会いに行った(映画館)ふと自分には逢いたい人は居ない事に気が ついた。残念!頭の回路が単純なのが良かったのかどうか? | ||||
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