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ドラゴン・ティアーズ
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ドラゴン・ティアーズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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怪力で発火能力を持ち、神出鬼没で時さえもあやつるナゾのホームレスに襲われる主人公たち。追われ、逃げながらも正体をつきとめようともがく人間たちの姿は感動的だが、この物語の不幸は〈創られた恐怖〉よりも、挿話の〈’90年代アメリカで本当にあった残虐事件簿〉の恐怖の方が数倍勝っていることだろうか。今回に限らず、現実の解決しがたい難問をフィクションに持ち込むと、文学性はともかくとして、優れたエンターテインメントにはなりえないようである。日本の村上春樹をはじめ、この現実の闇に囚われてその影響下から抜け出せぬ作家は多く、それが作品にミソをつけているとすればたいへん残念なことである。 どんな姿も持ちえる怪物が、わざわざホームレス(しかも、鼻が曲がりそうな臭気さえ伴って)の姿をとることが腑に落ちず。怪物本体はけっこうナルシストなのにな。 ワンちゃんが大活躍するところが物語に光を与え、救いとなっているのは良かった。 | ||||
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