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イエスの涙
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イエスの涙の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全29件 21~29 2/2ページ
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イエス様は、本当に死ぬために生まれたのだろうか? 生きて、メシヤとして世界のリーダーになっていたら?どんな世界になっていたのだろうか?考えさせられました! | ||||
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友人の勧めで読みました。もったいぶらずにどんどん話が展開していくので、多少表現の素人っぽさはありますが、カトリック教会の教義や組織や歴史的事件などがかなり詳しくしかも自然に物語に絡んできており、内容も、これまでのキリスト教会が信じてきたイエス像に対して、かなり重く深い疑問を投げかけているため、つい話に引き込まれて読んでしまいました。 遠藤周作の最高傑作と言われる「沈黙」のなかで、唯一腑に落ちなかった、イエスのゲッセマネの祈りの解釈、「死の恐怖を恐れ血の汗を流して神に祈った」という部分が、この本では、聖書の同じ部分について全く違った解釈がされている。むしろ、こちらの解釈であったならば、「沈黙」の司祭ロドリゴの最後のイエスとの出会いが、より完璧になっただろうにと、残念に思われます。 「沈黙」を読まれた方にぜひお勧めします。 | ||||
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表紙の赤いバラに引き込まれるように手に取った一冊。 日本では信者の少ないキリスト教をベースとしていながらも、とても読みやすく面白い小説で、ミステリータッチでこの次はどうなるんだろうと・・・ぐいぐい引き込まれました!! インターナショナルな教養、文化の要素もあり、読後は感性が磨かれること間違いなしです!! | ||||
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最初、本の表紙に惹かれて読み始めましたが、どんどん内容に惹かれ速いスピードで 一気に読み終えました! 私たちにはあまりなじみのないバチカンでの会議の場面がイメージしやすかったこと、 十字架にまつわる事件を通して、ローマ・カトリックだけが関わる 問題ではないと感じられたこと、 学生の頃のサークル仲間だった日本人の神父とシスターとの再会によって、 実は、イエス・キリストを中心として二人はずっと見えない糸で 繋がっていたことなども、私の心を先へと勧めました。 ・・・そして表紙の赤いバラの意味するところとは? 感動の結末でした! | ||||
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図書館で偶然この本を手にしました。 題名に興味があったので家に帰ってから読んでみると、途中でやめられないほどでした。 結局2日くらいで読み終えました。 イエスの死と復活、なぜイエスの死は人々の罪をあがなう事になるのか、今までよく意味が解りませんでした。 しかしこの本を読んで、イエスが十字架の死を選ばざるを得なかったという考えに納得しました。 この理論の展開が私にはすっきりします。 神父の妻帯の問題に著者は関心を寄せているようです。 私としては神父が世俗の欲から離れるという観点から考えると、独身の方が崇高な気がします。 祈りの力というのが随所に見られます。 これは素晴らしい事だと思います。 静かに集中していると、色々なヒントや考えが浮かんでくることがあります。 この本は知人にも薦めたいと思っています。 | ||||
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とても感動的でした。何気なく読み始めていったのですが、ミステリータッチであるせいか、次の展開が気になり時間の経つのも忘れて読みふけってしまいました。 現在の神学者たちの研究内容が端々に用いられていて、既製のキリスト教理解にとらわれず、あるイミで大胆であり、表紙の帯に書かれているようにダイナミックなものを感じました。ユングの説を引用していますが、ユングのキリスト教理解とは異なるものであると思われます。 紹介文にあるように、日本とアメリカでカトリックとプロテスタント神学を学ばれた著者であるが故に書き上げる事のできた小説であると思われるし、カトリック、プロテスタントの両神学を学ぶということ事態が驚きでもある。 第二章の「原点」にはフィクションとは思えない現実味が感じられ、他の章とは異なる味わい深さがある。 私自身、『イエスの涙』を読み終えて、十字架に対するイメージが変わりました。 本当にイエス様を愛するのであるならば、裸にされ、釘打たれ、血を流されて十字架にかけられたその姿は見るに耐えられない残酷なものであると感じるだろうし、古今東西、長きに渡り教会のシンボルとして用いられてきた十字架の意味を改めて考えさせられました。 | ||||
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本書を「ダヴィンチコード」のような小説だと思って読む人は、その内容にがっかりするのではないでしょうか。日本とアメリカでプロテスタントとカトリックの神学を学んだ著者が、自身の神学上の見解を小説という形で発表したものと感じます。小説の中にユングの説が登場しますが、本書の内容はユングのキリスト教理解に近いと感じました。十字架上で死んだイエス・キリストの最後の言葉とされる「エリ、エリ、ラマ、サバクタニ」は、詩篇22篇1節、後に神への賛美が続く出だしである。イエスは神をたたえる言葉を述べようとして、途中で息絶えたものと考えられる。とキリスト教では解釈されていますが、本来の訳である「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味そのままに、人間イエスの言葉としてユングは解釈しています。また、キリスト教では偽書とされる「ユダの福音書」や「マグダラのマリアによる福音書」の内容に近い考え方をしており、現在正統とされているキリスト教会の教えから判断すれば、異端的な内容と映るのではないでしょうか。ただ、本書にも書かれているように日本におけるキリスト教信者は日本の人口の数%にすぎず、キリスト教に興味を持たないほとんどの日本人にとっては、興味を持てない小説と感じることでしょう。その一方で、本文に書かれた次の言葉は、まさに著者が本書を通じてキリスト教信者に訴えたい言葉だと思います。宗教が和解し協力し合わずして、具体的な世界平和の実現はあり得ないのです。十字架による救いを唱えるキリスト教は、他宗教との関わりにおいてしばしば大きな障害となってきました。イエスの十字架の死は神の願いではなかったという「心情の啓示」は、他宗教との和解の道を切り開く鍵となることでしょう。 | ||||
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読む前は「ダヴィンチコード」のような物語を想像していたのですが、まったく違いました。私はキリスト教に詳しいのですんなり内容を理解できましたがキリスト教の知識がない人にとってはまったくピンとこないストーリーで、尚かつ、まったく面白くないと思います。キリスト教の根幹をくつがえすような推理(?)の元、書かれており、正直なところかなりショックを受けました。そしてその後でひょっとしたら・・・などという肯定の気持ちも表れ、ちょっと教会から足が遠のく気分になってしまいました。敬虔なクリスチャンの方々にはショックが大きいかもしれませんがそういう方々にもぜひ読んで頂き感想をお聞きしたいところです。どうして今まで誰もこういうことを考えなかったのだろうという疑問もふつふつと湧いてきました。 | ||||
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以前Yahooのトップページで紹介されていて気になっていた本です。私はキリスト教のことはあまりよく知りませんがそんな私でも面白くて一息で読み終えました。登場人物がとても魅力的でキリスト教の教義を題材にしてあるのですが、わかりやすいしキリスト教がこんな宗教なら私は好きになるかも知れません。登場人物は皆それぞれ相手を責めたり裁いたりせず、一生懸命に生きていることに感動をもらいました。謎ときが又面白くてドキドキしてサスペンスとしても充分楽しめる作品でした。 | ||||
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