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神の火
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神の火の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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凡人の私には原発襲撃の意図するところが理解できない。 主人公の行動描写が、特に終盤において相当細かく続き、投げ出そうと思ったがなんとかこらえた。 結果、無駄に時間を費やしてしまった。 なお、送られてきた「本」はボロボロだった。このレベルでも商品になるのかと感心した。 | ||||
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若狭湾周辺や大阪西成区ドヤ街の細かな描写等読んでいて興味深いが、主人公達の日常が延々続く。 もっと緊迫した内容を想像していたが、骨子がぼやけ物語全体も散漫な印象。 主要な登場人物(島田、日野、良)の行動と彼等が結局何を望んでいたのかが最後まで良く分からない。 兼ね合いに乏しい最終章も原発への侵入破壊行為が良の為なら、何故それ程までに良に肩入れするのかが動機付けとして弱い。 | ||||
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迅速に配達いただいた。 しかし、商品は背表紙に赤の指紋が付いており、表紙には紙を本の上にのせて強く何か書いたような跡がある、使用感あるで「非常に良い」はあまりに違うでしょう。単価はタダみたいなものだが出展者の評価が高かったので投稿します。 | ||||
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海外に住んでいて、手持ちの日本語の本が無くなったので友人に借りたこちらを読みました。 一言で言うと、難しい。インテリの匂いぷんぷんで私のような凡人(ORそれ以下?)な人間にはついて行くのにアップアップでした。それでもめげずに最後まで読んで、これから下を読みます。 北朝鮮やロシア、アメリカが出てきて原子炉をめぐってドロドロ。完全に私の苦手な分野です。情報を流したり、流されたり、裏切ったりだましたり。スケールが大きすぎて頭がくらくらしました。 自分では絶対に選ばないようなジャンルの本を読めた点では良かったと思います。世の中には賢い人たちがいるもんですねー。 | ||||
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何も得ることができないつまらない内容でした。原発が爆発した時に考えられる恐怖も甘く考えているような気がしました。 | ||||
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まず主人公に共感が持てない。偶然知り合った若者に入れ込むというところが納得出来なかった。 しかも多額の遺産を残した自分の両親よりも入れ込むところが納得いかない。 父親が残したクルーザを堪能するが、それなら父親を敬えって感じがしてならない。 原発の仕組みはリアリティがあったが、暗躍するKGB、CIAが本来はチームで対象をターゲット するはずが、それぞれ一人しか登場人物がいないのは「嘘だろ」って思う。 しかも双方の組織が創設された時からシギングに勤しんでいたが、全く登場されない。 申し訳程度に出てくる公安も完全にピエロ状態。 そしてスパイに要請された主人公がプロ的でない動きをする。国家の利益より個人の 利益を選択する主人公にはがっかりさせられた。 | ||||
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2011年の東関東大震災の津波の影響で被災した福島原発をみてから、原発に 興味をもち、この本をよみはじめました。原発ものの小説はいくつかあり、 以前、真山仁さんのベイジン〈上〉 (幻冬舎文庫)を 読んで、原発の建設や構造について知りました。こちらの小説は、エンディン グが知れ切れトンボで残念だったと記憶しています。途中までは、中国のポ リティカルパワーと日本の技術者魂の葛藤があり、見せ場があって面白かったです。 今回の、高村さんの小説も原発の安全コードについて、マニアックに書いて ありますが、ほとんどの読者が意味不明だろうし自己満足になっているような 気がしました。確かに勉強や取材を相当したのだろうけど、学術書ではないの だから、もっと登場人物の感情や生い立ち、社会体制について生きの良いセリ フを言ってもらいたかったと思います。 高村さんの本はいくつか読みましたが、自分には合わなかったようです。 上巻で止めておきます。 | ||||
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高村薫が原発をテーマにどんなサスペンスを読ませてくれるのかと思いながら期待して読んだが、残念ながら大きな失望が残った。 主要な登場人物の人物像にどうしてもリアリティを感じないもどかしさを最初から感じながら読み進むのは正直つらかった。描写は精緻だが、こんな男いるか?と突っ込みたくなるような距離感も最後までなくならなかった。だから緊迫感を高める短いセンテンスが現れても、取り残されたような感覚を感じるばかりだった。 特に主人公の島田の心情はどうにも理解できなかった。なぜ彼がスパイとなったのか、なぜひとりの若者に強い思い入れがあるのか、そして何を思って生きているのか。虚無の状態で漂う元スパイということだとすれば、そういう人物に共感すべき点もなく、彼が最後に行う原発を舞台にした大胆な行動の意味も理解できないままだった。中途半端なテロリストの行動に感情移入することもできず、後味の悪い疲労感が残った。 著者がこの作品を書くために原発についての膨大な資料と取材を行ったことは随所に伺えるが、興味を引かれたのはそうした部分だけだった。気迫を感じるものの人間の描写の点でまだ成長途上の初期の高村作品という趣だ。 | ||||
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高村さんの小説はエンターテイメントなストーリーのはずなのに文章、文体、内容は極度に難解。最後まで読んでも全く面白くない。いくら資料を集めても小説として面白くなければどうしようもない。高村さんはテレビ出演していたときも話がかなり抽象的で主張がわかりにくかった。だから元からそういう人なんだと思った。文でも話でも相手に伝わらなければ意味がない。高村さんの本がたくさん出てるのを見ると、需要があるんだろうなと思う。 | ||||
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原子力工学の技術者であり、旧ソ連のスパイである主人公とそれを取り巻く人をめぐる小説。けれど、ハードボイルドでもなく、ミステリーでもなく、スパイ小説というのでも無く、主眼はおそらく主人公の生き様の描写なんだと思う。 小説の通奏低音として、”原子力”に対する著者の強い思い入れがあるように感じられるのだが、これについての説明・描写は小説中にはあまり無い。思い入れがそこにあるのは感じるし、小説を理解するうえでは重要なんだろうけど、何で重要なのかわからない、という痛痒感が強い。また舞台背景につかわれる国際政治も、話が大げさになるだけで小説の中でうまく噛み合っていかない。これが地に足がついていない印象を与えされる原因だと思う。 私は小説にリアリティは必ずしもいらないと思う。「こんなこと、本当は絶対に無い。」ということでも、小説の世界の中で説得力・必然性があればそれでいい。が、この小説にはそうした実在感や、読者が共感できる要素が欠けている。著者の登場人物に対する思い入れが感じられず、心ではなく頭で書いた小説と感じてしまうからだ。 合田刑事シリーズにおける中身を伴った緻密な描写を高く評価するだけに、本作はとても残念。 | ||||
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島田、良、日野、江口、この4人がほとんどだけど、島田の良に対する気持ち、日野の島田に対する気持ちが、正直気持ち悪いというか、なんで?と思う箇所が多々あった。特に、何でよく知りもしない良に強い親近感を島田が抱くのか、その過程もよく理解できなかった。どうも作者は、男同士の信頼関係というか友情というものを、何か勘違いしているのかな? と思わざるを得ない。 原発に対して否定的な考えなんかも説得力がないし、共感できるものもなかった。上・下を読むのにかかった時間を考えると、お勧めしません。 | ||||
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それぞれの国の思惑、個人の利害関係が複雑に絡み合う。緻密な文章は高村さんの特徴だが、緻密すぎてちょっとついていけなかった。原子力発電所の構造、機密文書を収めたデーターの解析など、何度も読み直した。とにかく難解な作品だった。日野と島田、この二人がなぜ原子力発電所の火を消そうとするのか、その理由もピンとこなかった。「男のロマン」で片付けるのは、あまりにも安易過ぎるだろうか? | ||||
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