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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 41~60 3/6ページ
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内容の空虚さ云々より、省略することなく丹念に一人一人を 淡々と「料理」する過程、心の動きを描写することに専念し ています。 特異な主人公の主観からの描写が多いため、非常に感情的な 修飾を廃した、「客観的」「即物的」描写が際立っていますが、 それが物語全体の通奏低音を奏でています。 即物的に淡々と始末し客観描写していく文を追っていると、 ふと、延々とひとつづつ鉄塔をたどっていく「鉄塔武蔵野線」 を思い出しました。 普通の物語ならばたぶん隠喩的に導入されるであろう 二羽のカラスも、なぜか即物的に描写されるだけで、 あまりアイテムとしては効かせてない。意識的にか? | ||||
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この作者の作品は初めて読みました。上巻は特に面白かったです。休日を使って上下巻一気読みしてエンターテイメントとして楽しめました。 是非、別の作品も読みたいと思いましたが、皆さんのレビューを参考に読ませていただいたところ、過去の作品のネタバレを読んでしまうことになりました。過去の作品を読むことを勧める内容でしたが、なぜネタバレを書くのか。今後、読むかも知れませんが面白みが減ること間違いありません。 その作品のレビューに書くならまだしも…。 | ||||
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映画化・コミック化で盛り上がっているのでレビューを書いてみました。 貴志さんらしい作品を読ませていただいたな、と思います。 とある学校の、結構生徒に人気の有る「高校教師」が、実は・・・ という、日常に潜む恐怖。 いつも事実は小説より奇なりであって、現実のニュースほど震撼させられるものはないのですが。 「まさかあの人が」「普通の、良い人です」な仮面を被った殺人鬼は現実に居ないとはいいきれない。 上巻は担任するクラス内や学校内で起こる様々なトラブルを解決する教師という役回り。 ちょっと詰め込みすぎな感じもありますが、さくさく読めます。 | ||||
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非常に読ませる素晴らしい力量を持っている。 しかし、読了後に何も残らない作品ばかり書く。 「青の炎」も映画と比べて、格段に映画のほうが深みがあったのでもわかる。 ここが、この作家の最大の致命点だと感じている。 惜しい作家である。 | ||||
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文庫版192ページですが「煮つまったときによくやるように...」という一文ですが 「煮詰まる」という言葉の使い方は誤用ではないでしょうか。 全体を通して非常に文章力が高く、読みやすい本であったために、本当に些細なことなのですが その一文がずっと違和感として残ってしまいました。 内容としてはおもしろく、特に下巻は疾走感があり、すらすら読めると思います。 | ||||
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この人の本は さらっとした読み物で すごく楽しいけど 基本的に後に何かを残すような 本ではないと思うから これはこれで すごくいい読み物だったんじゃないかと 思うんだけど ファンの方厳しい(笑) 確かに黒い家ほど 恐怖を煽ったり ぞっとするような描写はないけど 爽快な感じで よかったと思う。 新世界より は ゲームとかアニメっぽい 感じだけど 結構ふかいなあと 思いました。 おもしろいよ | ||||
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久々に実用書以外を読みました。著者の本はホラー文庫に出始めた頃に読んでた程度です。映画の予告が本屋で流れてて、読みたい!という気持ちが高まり、一気に読破しました。あー小説って新鮮。そんな小説から離れている私ですので、点数甘いと思います。 ところどころ荒さのある内容ですし、個人的には圭介に頑張って欲しかったのにあっけなくさよなら。他のメンバーも登場した瞬間に次々死ぬので、そういうことかと。映画化を見込んでのことかと。 ただハスミンは受けました。授業はルー大柴かっていう。殺しながらも生徒想いだし、絶対実際にいたら、生徒に馬鹿にされるタイプだよね。きっとそんな落ちこぼれハスミンの妄想話なんじゃない?この小説。 | ||||
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サイコパス=反社会性人格障害と著者は理解しているようだが、これは間違い。 サイコパス=精神病質が正解。 そして、反社会性人格障害と精神病質はベクトルが違うものである。 39条の恩恵によってハスミンはいつでも社会復帰できる筋書きにしてある。 続編が楽しみでならない。 | ||||
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下巻の内容はほぼタイトル通りです。無駄に瞬殺されていく生徒達。色々と取材はされているのも分かるし、文面にも現れている。ただこの展開はあまりにも予想通りでバトルロワイアル化。でも本家とは比べ物にはならないくらい幼稚。こういうパターンの小説を見るとどうしてもバトルロワイアルが頭に浮かんでしまう。そしてその全てが劣化版。上下巻にする必要があったのかも疑問 | ||||
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青の炎+黒い家劣化版 釣井教諭はとても魅力的な登場人物だと思うのだが、これが生かされなかったのは残念。 余りに魅力的過ぎて、主人公が霞んでしまうからだろうか。 登場人物がやたら多いがもう少し整理しても良かったのではないかと思う。 | ||||
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惹句に誘われ、帯にあった「映画化!」にも触手が動いて、まず上巻を読み終えた。ここ(ブックレビュー)での評価はまちまち。ただ、少なからずのレビュアーが書いておられるように、サイコパスだという主人公の行動や言葉にほとんど「恐さ」はうかがえず、拍子抜けだった。評者はトシ食ってるので、登場する多数の高校生群像にリアリティーがあるのかないのか、判断するだけの目安を持ち合わせていないが、全体として「話をムリに作っている」という印象はぬぐえず、しかし読みやすさは備えているようなので、とりあえず標記の採点とした。さて、間を置かずに下巻へ。 | ||||
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没頭できるという意味では、よいと思います。特に上巻は、主人公の内面に迫っていく感じがあり、ドキドキしながら読むことができました。しかし下巻は疑問が残ります。ほかの方のレビューで、この著者の別の作品が高く評価されていたので、そちらを読んでみたいと思います。 | ||||
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上巻はいいんだけど、下巻になると・・・ もう少し、他の教師とかせっかく興味深い人物がいるのに、もったいないと思った。 猫山とか、いいキャラしてるし(笑) ラストがお粗末なので星3つ。 | ||||
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文庫本の帯に「映画化」の文句。最近多いこのパターンのでどんなものかと手に取ってみました。 まあざっと80点ぐらいの出来でしょうか。人に薦めるまではいかない程度です。 でも上下巻買っちゃったので集中して読みました。 途中である程度の流れと結末が見えてしまいましたが、2つのトリックのうち1つは「なるほどな」と感心。 惜しむらくは釣井先生と下鴨刑事をもう少し書き込んで、もうちょっと引っ張ってほしかった。 映画はエンターテインメントとして面白いかもしれません。 | ||||
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ミステリ小説をあまり読んだことが無かったのですが、 さまざまなレビューを見て、興味を持ち読んでみました。 ミステリ慣れしていないせいか、 殺戮を繰り返す描写がとても痛々しく、 恐怖を感じつつも、 続きが気になり、どんどん読み進めて行きました。 非現実的な話ですが、身近にひそむ恐怖間がたまりませんでした。 主人公である蓮実は 「表」の顔は誰からも慕われている教師、 【裏】の顔は共感心が欠落したサイコという面を持ち、 まさか私の側にも・・・と思いぞくっとしました。 上下巻で分かれていますが、あっという間に読めてしまいました。 慣れていない私でも読むことが出来、納得の最後でしたが、 「バトルロワイヤル」等の描写が苦手という方は控えた方が良いしれません。 個人的にはお勧めです。 | ||||
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久々に半徹夜で本を読んだ。眠い。 でも途中からちょっと冷めた感じで読んでいました。 だんだん設定が雑になってきて。 蓼沼君が助けを呼びにいかないのがなんだか都合よすぎた。。 貴志さんのファンです。「クリムゾンの迷宮」とか「天使の囀り」とか。 読後はぐったりして、素直に …いや、すごかったわ。。。。 となり 何年も経ってストーリーなど忘れてしまっても、そういうトラウマ的な(悪い意味じゃなく) 感じだけはずっと消えないというか、そんな力を持った小説を 提供してくれる、私にとって数多くない作家の一人です。 今回はそういうヘビー級のオリジナリティはなかったような。 どなたかのレビューにもあったけど、バトルロワイヤルっぽい。 いや、頭がいい(だけではない)健吾とか、自分だけは助かりたい田尻くんとか、 (小説世界的に)華のあるキャラはいるのだけれど、 かちっとはまるところまでいっていなくて残念な感じ。 次回作をまた期待したいと思います。 | ||||
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前作?の『新世界より』より明らかにパワーダウンしていますね。 もっとも、確かな技量を持つ小説家さんなので、相変わらずサクサク読めてしまいます。 ひとつ気になったのが文章中の「辟易」の使い方。個人的な感覚ですが辟易って一定量以上の連続性なり、タイムプロセスを伴った時に発露される感情としての用法じゃなかったでしたっけ?少しひっかかりました。 ストーリーは並。矛盾も多く、あまり先を予測しながら読まない私でもわかってしまうトリック。 ここまで引っ張って、さあ90度の垂直降下だ! なんてことにはならず、緩やかなスロープを下っていくような、なんとも弾けない後半の展開。 なによりも、主人公の周りでこれだけ死者があふれてたら、不審に思う人間は数名では済まないでしょう。そう思いませんか?貴志さん? なぜ、こんなことになってしまったのでしょう。この内容なら半分近くの量に減らしても、小説としての旨味は大して変わらないのでは。ここまで長くするのであれば、主人公が持つ深い沼からポコリと時折浮かびあがる善性をもっとフィーチャーしてストーリーに絡ませられたのではないでしょうか。 想像力、筆力ともに素晴らしいものを持っていると思うので次回作は期待しています。 | ||||
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主人公の蓮見はサイコパスだが、逸脱した異常性がないので、異常性格というより、普通の人らしさが先に立ってしまっています。 人を平気で殺せるといった所は、確かに異常ではあるものの、それ以上の異常性がなければ、ただの殺人者にしか思えません。 もっと怖い小説を期待していたのですが、思ったより淡々と話が進んでいくので、エンターテイメントとしてもどうなのかな・・・といったところ。 話の筋とは関係ないのですが、「Iam...my teacher's...pet」のところで盛大に吹いてしまいました。 文庫で買ったので、帯には”伊藤英明主演で映画化!”と銘打たれているのですが・・・。 もちろんこのシーンやってくれると期待しています。 | ||||
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大石圭を読んでいる読者にはおなじみの ドライで魅力的な連続殺人者と、次々と殺される獲物の話だが 大石圭作品が徹頭徹尾ドライに淡々と話が進むのに対して 本作は若干ウェット感があった。 そのために読み見終えた後の拒否感や虚無感が薄い。 読み物としては面白いが、さくさく読めてしまい、 読後はふーん という感じであった。 ハードなものをお求めの方はちょっと肩透かしをくらうかも。 なお最後にエピローグ的に書かれた章があったが この章は必要あった? | ||||
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上下巻ですが、3日ほどで読み終えました。 難しい内容ではないので、割と一気に読めますね。 いやぁ…人殺し過ぎでしょ…(笑) 一つ一つの殺人がかなり突発的…よくバレなかったよね… もっと用意周到に完全犯罪をやってのけるのかと思ってた。 短期間に同じ場所で連続して謎の事件が起きたら、流石に警察も回りの人も気付くかと… 突っ込みどころがかなり多い…犯人の思うがままに進み過ぎた。 電車の中で殺人して、自殺と見せかけた…無理だろ!(笑) 飲酒運転と見せかけて事故起こさせた…居酒屋での目撃者多数なのに!(笑) 学園祭準備でクラス全員いる時に、わざわざ自殺と見せかけて殺す…リスク高過ぎだよ!(笑) ほとんどの殺人が、バレないのがかなり奇跡に近いような状況… 頭脳明晰な犯罪者の設定ですが、実際は短絡的で後先考えずに犯罪行為をしてしまう稚拙な男… そーゆー意味では、映画化の伊藤英明というキャスティングは合ってんのかも…(笑) | ||||
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