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うさぎ幻化行
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うさぎ幻化行の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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面白かった | ||||
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物語の端緒となりメインとなる出来事が、正直どうでもいいというか、まるで興味をそそられなかった。これほど先が気にならない本も珍しい。 | ||||
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遺作であり、読者の大半はファンであるだろうに、文庫化されたあとでも、五つ星の評価がありません。 つまりは、過去の諸作品と比べると、ファンでも最高評価がとてもできないレベルの作品ということです。 これが遺作となることは、おそらくご本人が一番望んでいなかったような気がします。 | ||||
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自分とは波長の合う作家さんでした。 改めてKindleで読みなおしています。 本書については、いつも北森節が健在でワクワクしながら読ませてもらいました。 惜しむらくは、解説に書かれているように、推敲を重ねることができたなら、もっと素晴らしい作品になったことでしょう。 | ||||
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2010年に出た単行本の文庫化。 もともと2005-09年に『ミステリーズ』に連載されたもの。飛行機事故で死んだ義兄の残した「音」の謎に関わる事件の数々を追っていくという構成になっている。 謎そのものはとても魅力的。存在するはずのない音、どこか本物とは違う音などが出てきて、読み手の心をぐっとつかむ。しかし、真相はいくぶん肩すかしなような……。 また、物語の全体をつなぐ「真実」が消化不良なように感じた。著者の最後の作品であり、校正・改稿が不十分だったのか……。 | ||||
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面白く、いっきに読んでしまった。最後の章で『なるほど』そして『やっぱり』と思った。 これが遺作となってとても残念です。 北森氏の作品をもっと読みたかったです。 | ||||
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読了するまでに何回この本を投げ出したか。 それほどまでに読みづらく、キャラクターに感情移入もできず、行き当たりばったりとしか感じられないのエピソード。 最後の謎解きからすると、主人公の最初の感情も矛盾しているようだし。 悪いですが彼の他の作品群に比すれば駄作であると言わざるを得ない。 | ||||
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この作品に限らず、北森氏の作品全般、ユーモアあり、グルメありのミステリーが多いですが、 特有の静寂に包まれた、ヒリヒリするような緊張感のある文章が後半にはなかったのが 残念です。 全体として悪くない作品なのですが、なまじレベルの高い作品を観てきているからか、物足らない と思ってしまいます。贅沢ですね。 しかし、もうこのような作品を観ることができないと思うと、悲しいですね… | ||||
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前回、同じ作者の短編を読み、興味をもつものの本編においてはあまり噛み応えを感じなかった作品。へーそうなんだっていうどんでん返しが最後にいくつか用意されているものの、胸に残るものがないのはどういうことだろう。数本の挿話の中で読者の想像域にまかせるような書き方は作者の独自のスタイルと認めるものの音響技術者だった義兄とフリーライターである主人公の関係もあやふやでなぜ彼女がそういう行動になるのか?というモヤモヤ感が残ってしまいます。挿話をシェイプアップして短編でリリースされたほうが個人的にはよかったと思う。遺作ということであれば余計にそこが残念です。 ご冥福をお祈りします。 | ||||
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前回、同じ作者の短編を読み、興味をもつものの 本編においてはあまり噛み応えを感じなかった作品。 へーそうなんだっていうどんでん返しが最後にいくつか用意されているものの、胸に残るものがないのはどういうことだろう。 数本の挿話の中で読者の想像域にまかせるような書き方は作者の独自のスタイルと認めるものの 音響技術者だった義兄とフリーライターである主人公の関係もあやふやで なぜ彼女がそういう行動になるのか?というモヤモヤ感が残ってしまいます。 挿話をシェイプアップして短編でリリースされたほうが個人的にはよかったと思う。 遺作ということであれば余計にそこが残念です。 ご冥福をお祈りします。 | ||||
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まずタイトルが素敵だと思いました。表紙も可愛らしく、衝撃的な事件から始まったとはいえ、亡くなった義兄の足跡をたどると言うストーリーは、ほのぼの系のお話ではと予想しました。それが一話毎完結の、他の事件とも絡めて進んでいくという、複雑で重苦しい展開で、意外でした。結末も驚きで、戸惑いました。読み終えてみると、主人公・リツ子と、義兄との関係についての説明少なすぎる為に、お話の重さと釣り合わず、めり込むには少し無理がありました。とはいえ、この作品が最後かと思うと、どうしても評価は甘くなってしまうのですが。次回作に期待することが出来ない状態では、寂しさばかりが残りました。北森先生のご冥福をお祈りします。 | ||||
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まずタイトルが素敵だと思いました。 表紙も可愛らしく、衝撃的な事件から始まったとはいえ、 亡くなった義兄の足跡をたどると言うストーリーは、 ほのぼの系のお話ではと予想しました。 それが一話毎完結の、 他の事件とも絡めて進んでいくという、 複雑で重苦しい展開で、意外でした。 結末も驚きで、戸惑いました。 読み終えてみると、主人公・リツ子と、 義兄との関係についての説明が少なすぎる為に、 お話の重さと釣り合わず、 めり込むには少し無理がありました。 とはいえ、この作品が最後かと思うと、 どうしても評価は甘くなってしまうのですが。 次回作に期待することが出来ない状態では、 寂しさばかりが残りました。 北森先生のご冥福をお祈りします。 | ||||
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「生きているのは死ぬまでの暇潰し」 こんなセリフが出てくるのですが、なんだかその後の作者の運命を暗示しているような気がします。 『屋上物語』『支那そば館』『香菜里屋』etc とっつきは悪いけど実はあったかい人を書かせたら、この人の右に出る人はいなかった。 たいへんお世話になりました。ぺこ <(_ _)> | ||||
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「生きているのは死ぬまでの暇潰し」 こんなセリフが出てくるのですが、 なんだかその後の作者の運命を暗示している ような気がします。 『屋上物語』『支那そば館』『香菜里屋』etc とっつきは悪いけど実はあったかい人を書かせたら、 この人の右に出る人はいなかった。 たいへんお世話になりました。ぺこ <(_ _)> | ||||
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最初のどきどきが最後にはあっけなく感じてしまう。犯罪ではない犯罪が繰り広げられ、うさぎはお互いを求めようとする。今までの作品にはない展開だけれども、最後が納得出来なかった。 | ||||
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最初のどきどきが最後にはあっけなく感じてしまう。 犯罪ではない犯罪が繰り広げられ、うさぎはお互いを求めようとする。 今までの作品にはない展開だけれども、最後が納得出来なかった。 | ||||
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旗師・冬狐堂や蓮丈那智、“香菜里屋”など、魅力的なキャラクターや舞台を設定し、味のあるミステリを発表してきた北森 鴻(きたもり こう)。今年2010年1月25日に急逝した作家の、本書は遺作。お気に入りのミステリ作家のひとりであり、夜行列車の窓に“うさぎ”が顔を覗かせている本単行本の装画にも惹かれ、本書を手に取りました。 愛する男が残した“音のメッセージ”、音風景のファイルを頼りに、自分以外のもうひとりの“うさぎ”を捜す旅に赴く美月(みづき)リツ子。その旅の途上、彼女が遭遇した事件を記録していく形でストーリーが進んでいく連作短編風のミステリ小説。のはずが、途中から、作者が仕掛けた企みによって、話の雲行きが怪しくなってきます。それが何なのかは読み進むうちに分かるようになっていますが、この辺の、上りと下りの反対方向から列車が徐々に接近するとでもいった話のレールの敷き方、伏線の張り方に、このミステリの妙味を感じました。 本作品の妙味ということではもうひとつ、北斗星やトワイライトエクスプレスといった日本で人気の旅客列車に乗車した登場人物が、列車の中で不思議な出来事を見かけて、その謎解きをある人物とともにする件りを挙げたいですね。第六話の「夜行にて」と第七話の「風の来た道──夜行にて2」が、進行中の列車でのちょっとした謎解きが楽しめる話。列車での旅の風情とミステリの風味とがブレンドされていて、乙な味わいでしたよ。 いただけなかったのは、最終話の話のしまい方。作者が途中で仕込んでおいた作品メインの仕掛けにラストで決着がつく、というか、その方向に話が向かうのですが、それが後味の悪いものになっているんですね。作品の詰めの部分にあたるこのラスト、第九話の「うさぎ二人羽織」では、全然別の方向に話を持って行って欲しかったなあと、そこが本当に残念。 とまれ。北森 鴻さん、今まであなたのミステリをあれこれと読み、楽しませていただきました。本当にどうもありがとうございました! ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 | ||||
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旗師・冬狐堂や蓮丈那智、“香菜里屋”など、魅力的なキャラクターや舞台を設定し、味のあるミステリを発表してきた北森 鴻(きたもり こう)。今年2010年1月25日に急逝した作家の、本書は遺作。お気に入りのミステリ作家のひとりであり、夜行列車の窓に“うさぎ”が顔を覗かせている本単行本の装画にも惹かれ、本書を手に取りました。 愛する男が残した“音のメッセージ”、音風景のファイルを頼りに、自分以外のもうひとりの“うさぎ”を捜す旅に赴く美月(みづき)リツ子。その旅の途上、彼女が遭遇した事件を記録していく形でストーリーが進んでいく連作短編風のミステリ小説。のはずが、途中から、作者が仕掛けた企みによって、話の雲行きが怪しくなってきます。それが何なのかは読み進むうちに分かるようになっていますが、この辺の、上りと下りの反対方向から列車が徐々に接近するとでもいった話のレールの敷き方、伏線の張り方に、このミステリの妙味を感じました。 本作品の妙味ということではもうひとつ、北斗星やトワイライトエクスプレスといった日本で人気の旅客列車に乗車した登場人物が、列車の中で不思議な出来事を見かけて、その謎解きをある人物とともにする件りを挙げたいですね。第六話の「夜行にて」と第七話の「風の来た道──夜行にて2」が、進行中の列車でのちょっとした謎解きが楽しめる話。列車での旅の風情とミステリの風味とがブレンドされていて、乙な味わいでしたよ。 いただけなかったのは、最終話の話のしまい方。作者が途中で仕込んでおいた作品メインの仕掛けにラストで決着がつく、というか、その方向に話が向かうのですが、それが後味の悪いものになっているんですね。作品の詰めの部分にあたるこのラスト、第九話の「うさぎ二人羽織」では、全然別の方向に話を持って行って欲しかったなあと、そこが本当に残念。 とまれ。北森 鴻さん、今まであなたのミステリをあれこれと読み、楽しませていただきました。本当にどうもありがとうございました! ご冥福を心よりお祈り申し上げます。 | ||||
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